富士山登山を計画している方の中には、
「高山病にならないか不安」
「どんな対策をすればいいの?」
「高山病対策グッズは必要?」
と気になっている方も多いでしょう。
実際に富士山は標高3,776mと日本最高峰であり、多くの登山者が高山病を経験しています。

体力に自信がある人でも発症することがあり、初心者だけの問題ではありません。
しかし、高山病は正しい知識を身につけ、事前の準備や登山中の行動に気を付けることで発症リスクを大きく減らすことができます。
この記事では、高山病の原因や症状をはじめ、効果的な対策方法や富士山登山で役立つおすすめグッズ10選まで詳しく解説します。
これから富士山へ挑戦する方はもちろん、標高2,500m以上の山へ登る予定がある方もぜひ参考にしてください。
| 高山病対策グッズ | 主な役割・効果 | 詳細ページ |
|---|---|---|
| 酸素缶 | 息苦しさを感じた際の応急サポート。休憩時の補助として活用できる。 | Amazonで見る / 楽天で見る |
| スポーツドリンク | 水分と電解質を効率よく補給し、脱水による高山病リスクを軽減。 | Amazonで見る / 楽天で見る |
| 行動食(高カロリー食品) | エネルギー切れを防ぎ、疲労を軽減。こまめな栄養補給に最適。 | Amazonで見る / 楽天で見る |
| ハイドレーション・水筒 | 登山中でも手軽に水分補給ができ、脱水予防に役立つ。 | Amazonで見る / 楽天で見る |
| ネックウォーマー・フェイスマスク | 冷たい空気から首元や口元を守り、体温低下を防ぐ。 | Amazonで見る / 楽天で見る |
| レインウェア | 雨や風から体を守り、体温低下による体調悪化を予防。 | Amazonで見る / 楽天で見る |
| 防寒着(フリース・ダウン) | 山頂付近の寒さ対策として必須。低体温症の予防にも効果的。 | Amazonで見る / 楽天で見る |
| トレッキングポール | 足腰への負担を軽減し、体力消耗を抑えて疲れにくくする。 | Amazonで見る / 楽天で見る |
| サングラス | 強い紫外線や照り返しから目を保護し、疲労軽減につながる。 | Amazonで見る / 楽天で見る |
| 携帯救急セット | 絆創膏や消毒液などを備え、万が一のケガや体調不良に対応。 | Amazonで見る / 楽天で見る |
高山病とは?

ここでは、高山病の基本的な仕組みや富士山で起こりやすい理由について解説します。
高山病とは酸素不足によって起こる体の不調
高山病とは、標高の高い場所で酸素が薄くなることによって体が環境に適応できず、さまざまな不調が現れる症状の総称です。
標高が高くなるほど気圧が低下し、空気中の酸素を体内へ取り込みにくくなります。その結果、脳や体が酸素不足となり、高山病を発症します。
特別な病気ではなく、健康な人でも発症する可能性があります。
特に登山初心者はもちろん、経験豊富な登山者でも睡眠不足や疲労、水分不足などが重なると症状が現れることがあります。
富士山は高山病になりやすい山
富士山は日本最高峰の3,776mです。
多くの登山口は約2,300m前後からスタートしますが、山頂までは約1,400m以上の標高差があります。
短時間で一気に標高を上げることになるため、体が高所環境へ順応しきれず、高山病が起こりやすくなります。
さらに、
- 登山者数が非常に多い
- 弾丸登山をする人がいる
- 初めて3,000m級へ登る人が多い
といった理由もあり、高山病の発症率が比較的高い山として知られています。
高山病は標高2,500m前後から起こることが多い
高山病は一般的に標高2,500mを超えたあたりから起こりやすくなるとされています。
もちろん個人差がありますが、富士山だけでなく、日本アルプスや八ヶ岳などでも十分に発症する可能性があります。
標高が高くなるほど発症リスクも高くなるため、「富士山だけ注意すればよい」というわけではありません。
高山病の原因
高山病は単純に「標高が高いから起こる」というものではありません。
ここでは、高山病を引き起こす主な原因を紹介します。
酸素が薄くなるため

高山病の最大の原因は酸素不足です。
標高が上がると空気中の酸素濃度は大きく変わりませんが、気圧が低下することで体内へ取り込める酸素量が少なくなります。
その結果、脳や筋肉に十分な酸素が行き渡らなくなり、高山病の症状が現れます。
急激に標高を上げるため
体には高所へ適応する「高度順応」という働きがあります。
しかし、短時間で一気に標高を上げると順応が追いつかず、高山病になりやすくなります。
富士山では五合目から山頂まで短時間で登るケースも多く、高山病の大きな原因となっています。
水分不足
高所では呼吸回数が増えるため、普段より多くの水分が失われます。
さらに気温が低いため喉の渇きを感じにくく、知らないうちに脱水状態になることがあります。
脱水は血液循環を悪くし、高山病のリスクを高める要因になります。
睡眠不足や疲労
登山前日に十分な睡眠を取れていない場合や、仕事終わりにそのまま登山へ向かうようなスケジュールでは、高山病になりやすくなります。
体力が低下している状態では酸素不足への適応能力も落ちるため、普段より症状が出やすくなります。
飲酒や喫煙
アルコールは脱水を促進し、睡眠の質も低下させます。
また、喫煙は酸素を運ぶ能力を低下させるため、高山病のリスクを高める原因の一つです。
富士山登山の前日や登山中は、できるだけ控えることをおすすめします。
高山病の主な症状
高山病には軽症から重症までさまざまな症状があります。
初期症状を見逃さないことが、安全な登山につながります。
軽度の高山病
初期症状では、以下のような体調変化が現れることがあります。
- 頭痛
- 吐き気
- 食欲不振
- めまい
- 息切れ
- 体のだるさ
- 強い眠気
- 集中力の低下
この段階で休憩や水分補給を行い、無理をしないことが重要です。
中等度の高山病
症状が進行すると、頭痛がさらに強くなり、歩くことが困難になる場合があります。
吐き気や嘔吐を繰り返したり、体を動かすだけで息苦しく感じたりすることもあります。
この状態では無理に登山を続けず、標高を下げる判断が必要です。
重度の高山病は命に関わることもある
重症化すると、高所肺水腫や高所脳浮腫といった命に関わる状態へ進行することがあります。
次のような症状が現れた場合は、登山を中止し、速やかに下山してください。
- 安静にしていても息苦しい
- 激しい頭痛
- 意識がもうろうとする
- まっすぐ歩けない
- 会話が成立しない
- 咳が止まらない
- ピンク色の泡状の痰が出る
これらは緊急性の高い症状です。周囲の協力を得ながらできるだけ早く標高を下げ、必要に応じて救助を要請しましょう。
高山病になりやすい人の特徴
高山病は誰でも発症する可能性がありますが、特に次のような条件が重なるとリスクが高くなります。
| 特徴 | 理由 |
|---|---|
| 初めて3,000m級へ登る | 高所環境に慣れていないため |
| 急いで登る | 高度順応する時間が不足する |
| 水分補給が少ない | 脱水によって発症しやすくなる |
| 睡眠不足 | 体の回復力や順応力が低下する |
| 前日に飲酒した | 脱水や睡眠の質の低下につながる |
| 体調不良 | 酸素不足への耐性が下がる |
体力がある人でも高山病になることは珍しくありません。
「自分は大丈夫」と過信せず、事前の準備と適切なペース配分を意識することが、安全に富士山を楽しむための大切なポイントです。
高山病対策グッズおすすめ10選|富士山登山で持っておきたい便利アイテム
高山病は完全に防げるものではありませんが、適切な装備を準備することで発症リスクを減らし、万が一体調が悪くなった場合にも落ち着いて対応できます。

特に富士山は標高3,776mと高く、酸素不足や寒さ、乾燥、水分不足など複数の要因が重なるため、事前準備がとても重要です。
以下では、富士山登山で役立つ高山病対策グッズを10種類紹介します。
1. 酸素缶
登山用品店やスポーツショップで販売されている酸素缶は、高山病対策グッズとして非常に人気があります。
ただし、酸素缶は高山病を治療するものではなく、一時的に呼吸を楽に感じやすくする補助用品です。
症状が改善しない場合は無理に登り続けず、休憩や下山を優先しましょう。
おすすめポイント
- コンパクトで軽量
- 価格も比較的安い
- 緊急時の安心感がある
- 初心者にも人気
2. スポーツドリンク
高所では呼吸が増えるため、水分は想像以上に失われます。
さらに大量の汗をかくことで電解質も不足するため、水だけではなくスポーツドリンクも持参すると安心です。
飲み過ぎる必要はありませんが、水とスポーツドリンクを組み合わせるのがおすすめです。
おすすめポイント
- 脱水予防
- 電解質を補給できる
- 疲労軽減にも役立つ
3. 行動食(高カロリー食品)
エネルギー不足になると疲労が蓄積し、高山病のリスクも高まります。
こまめに糖分や炭水化物を補給することで、体力を維持しやすくなります。
おすすめの行動食
- SOYJOY
- カロリーメイト
- エナジーバー
- ナッツ
- ドライフルーツ
- ようかん
- チョコレート
おすすめポイント
- 軽量
- 保存しやすい
- すぐ食べられる
4. ハイドレーション・水筒
喉が渇く前に少しずつ飲むことが、高山病予防には重要です。
ハイドレーションなら歩きながらでも水分補給できるため、初心者にもおすすめです。
水筒やソフトボトルでも十分ですが、「飲みやすさ」を重視すると継続的な水分補給につながります。
おすすめポイント
- 水分補給を忘れにくい
- 歩きながら飲める
- 疲労軽減にも役立つ
5. ネックウォーマー・フェイスマスク
富士山では夏でも山頂付近は気温が一桁になることがあります。
冷たい空気を直接吸い続けると体力を消耗しやすくなるため、ネックウォーマーやフェイスマスクがあると快適です。
乾燥・紫外線対策としても役立ちます。
おすすめポイント
- 防寒
- 防風
- 呼吸が楽になる
- 軽量
6. レインウェア
体が冷えると疲労しやすくなり、高山病のリスクも高まります。
富士山では天候が急変することも珍しくありません。
防水性だけでなく、防風性能にも優れた登山用レインウェアを準備しましょう。
おすすめポイント
- 防寒
- 防風
- 雨対策
- 命を守る装備
7. 防寒着(フリース・ダウン)
標高が高くなるほど気温は低下します。
休憩中は体温が下がりやすいため、防寒着は必須です。
コンパクトになるダウンジャケットや薄手のフリースは非常に使いやすいでしょう。
おすすめポイント
- 体温維持
- 疲労軽減
- 山小屋でも活躍
8. トレッキングポール
トレッキングポールを使うことで脚への負担が軽減され、疲れにくくなります。
余計な体力消耗を防ぐことは、高山病対策にもつながります。
特に下山時の膝への負担軽減効果は大きく、初心者にも人気です。
おすすめポイント
- 足への負担軽減
- バランス向上
- 疲労軽減
9. サングラス
富士山では標高が高くなるほど紫外線が非常に強くなります。
目が疲れると全身の疲労感にもつながるため、UVカット性能の高いサングラスを用意しましょう。
おすすめポイント
- 紫外線対策
- 目の疲労軽減
- 風や砂ぼこり対策
10. 携帯救急セット
高山病だけでなく、登山ではさまざまなトラブルが起こる可能性があります。
最低限の応急処置用品は持参しましょう。
入れておきたいもの
- 絆創膏
- 消毒シート
- テーピング
- 常備薬
- 頭痛薬
- 胃薬
- ポケットティッシュ
おすすめポイント
- 万が一に対応できる
- 安心感がある
- 登山全般で役立つ
高山病対策グッズ比較一覧
| グッズ | 重要度 | おすすめ度 | 主な役割 |
|---|---|---|---|
| 酸素缶 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | 緊急時の補助 |
| スポーツドリンク | ★★★★★ | ★★★★★ | 水分・電解質補給 |
| 行動食(高カロリー食品) | ★★★★★ | ★★★★★ | エネルギー補給 |
| ハイドレーション・水筒 | ★★★★★ | ★★★★★ | 水分補給 |
| ネックウォーマー・フェイスマスク | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 防寒・乾燥対策 |
| レインウェア | ★★★★★ | ★★★★★ | 防寒・防風・防水 |
| 防寒着(フリース・ダウン) | ★★★★★ | ★★★★★ | 体温維持 |
| トレッキングポール | ★★★★☆ | ★★★★★ | 疲労軽減 |
| サングラス | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 紫外線対策 |
| 携帯救急セット | ★★★★★ | ★★★★★ | 緊急対応 |
グッズだけでは高山病は防げない
高山病対策グッズは非常に役立ちますが、最も大切なのは登山中の行動です。
どれだけ装備を充実させても、
- 一気に登る
- 水分を飲まない
- 睡眠不足で登る
- 無理をして登り続ける
このような行動では高山病になる可能性が高くなります。
グッズはあくまでサポート役と考え、正しい登山計画と組み合わせることが重要です。
富士山で高山病にならないための対策方法|登山前から下山まで実践したいポイント
高山病は登山中だけ気を付ければよいわけではありません。
登山前日の過ごし方や当日のペース、水分補給、休憩の取り方など、さまざまな要素が影響します。
富士山では体力がある人でも高山病になることがあるため、「自分は大丈夫」と過信せず、基本的な対策をしっかり実践することが重要です。
ここでは、富士山で高山病を予防するために実践したい対策方法を詳しく紹介します。
登山前にできる高山病対策
登山当日だけでなく、前日からの準備が高山病予防につながります。
前日は十分な睡眠をとる
睡眠不足は高山病の大きなリスク要因です。
睡眠が不足すると体の回復力や高所への適応能力が低下し、普段より高山病になりやすくなります。
前日はできるだけ7〜8時間程度の睡眠を確保し、体調を整えてから登山に臨みましょう。
前日の飲酒は控える
アルコールには利尿作用があり、脱水を招きやすくなります。
また、睡眠の質が低下するため、十分に休んだつもりでも疲れが残ることがあります。
富士山へ登る前日は飲酒を避け、しっかり水分を補給しておくことをおすすめします。
朝食をしっかり食べる
空腹の状態で登山を始めると、エネルギー不足から疲れやすくなります。
炭水化物を中心に、消化の良い朝食を摂ることで体を動かすためのエネルギーを確保できます。
おすすめの食品は以下のとおりです。
- おにぎり
- パン
- バナナ
- シリアル
- ヨーグルト
- 味噌汁
脂っこい食事や食べ過ぎは胃腸への負担になるため控えましょう。
体調が悪い日は無理をしない
風邪気味や寝不足、疲労が残っている状態では高山病のリスクが高まります。
「せっかく予約したから」と無理をすると、途中で登山を続けられなくなることもあります。
少しでも体調に不安がある場合は、登山を延期する判断も大切です。
登山中に実践したい高山病対策
ここからは、登山中に意識したいポイントを紹介します。
ゆっくりしたペースで登る
高山病予防で最も重要なのが、ゆっくり登ることです。
早く山頂へ着きたい気持ちはありますが、急いで登るほど体は酸素不足になりやすくなります。
会話ができる程度のペースを目安に、一歩一歩ゆっくり進みましょう。
特に登り始めは体力を温存することが大切です。
深い呼吸を意識する
標高が高くなると無意識に呼吸が浅くなることがあります。
酸素を効率よく取り込むためにも、深くゆっくり呼吸することを意識しましょう。
おすすめは、
- 鼻から吸う
- 口からゆっくり吐く
というリズムです。
急登では呼吸を整えながら歩くことで疲労も軽減できます。
水分をこまめに補給する
高山病予防には水分補給が欠かせません。
喉が渇いてからでは遅いため、20〜30分ごとに少しずつ飲むことを意識しましょう。
目安としては、登山中に1.5〜2L程度の水分を持参すると安心です。
水だけでなくスポーツドリンクを組み合わせることで、汗で失われた電解質も補給できます。
行動食をこまめに食べる
長時間歩くと体内のエネルギーが不足しやすくなります。
空腹を感じる前に少しずつ補給することで、疲労の蓄積を防げます。
おすすめのタイミングは1時間に1回程度です。
少量でも糖分や炭水化物を補給すると、体力を維持しやすくなります。
無理をして追い越さない
周りの登山者につられてペースを上げると、高山病になりやすくなります。
登山は競争ではありません。
自分のペースを守ることが、安全に山頂へ到着する近道です。
富士山ならではの高山病対策
富士山には他の山とは異なる特徴があります。
そのため、富士山特有の対策も知っておきましょう。
五合目で1時間ほど休憩する
富士山では五合目からすぐ登り始める人もいますが、高度順応のために1時間程度滞在するのがおすすめです。
五合目周辺を散策したり、水分補給をしたりしながら体を高所環境に慣らすことで、高山病のリスクを下げられます。
時間に余裕がある場合は、ぜひ取り入れたい対策です。
山小屋に宿泊する
日帰りで一気に山頂を目指すよりも、途中の山小屋に宿泊した方が体への負担を軽減できます。
睡眠を取りながら高度順応できるため、高山病予防にも効果的です。
ご来光を目的とする場合も、山小屋泊なら余裕を持ったスケジュールで行動できます。
弾丸登山は避ける
夜に五合目から出発し、休憩や宿泊をほとんど取らずに山頂を目指す「弾丸登山」は、高山病だけでなく事故や転倒のリスクも高くなります。
睡眠不足、疲労、寒さ、酸素不足が重なるため、初心者には特におすすめできません。
安全に登山を楽しむためにも、時間に余裕を持った計画を立てましょう。
高山病になったと感じたら
どれだけ対策をしていても、高山病になることはあります。
その場合は、無理をしないことが何より大切です。
まずは休憩する
頭痛や吐き気を感じたら、無理に歩き続けず休憩しましょう。
深呼吸をしながら水分を補給し、体調が回復するか様子を見ます。
症状が改善しなければ下山する
休憩しても症状が改善しない場合は、それ以上登るべきではありません。
標高を下げることが高山病の最も効果的な対処法です。
「あと少しだから」と無理をすると症状が悪化する可能性があります。
周囲に体調を伝える
一人で我慢せず、一緒に登っている人や山小屋のスタッフに体調を伝えましょう。
症状が重い場合は、救助要請も視野に入れる必要があります。
富士山でやってはいけない行動
高山病を防ぐためには、避けるべき行動も知っておきましょう。
| やってはいけない行動 | 理由 |
|---|---|
| 急いで登る | 酸素不足になりやすい |
| 水分を我慢する | 脱水につながる |
| 朝食を抜く | エネルギー不足になる |
| 前日に飲酒する | 睡眠不足・脱水を招く |
| 寝不足で登る | 高山病のリスクが高まる |
| 体調不良で登る | 症状が悪化しやすい |
| 無理に山頂を目指す | 重症化する危険がある |
高山病対策で最も大切なのは「無理をしないこと」
富士山では毎年多くの人が高山病を経験しています。
しかし、その多くは基本的な対策を実践することで発症リスクを減らせます。
特別なことをする必要はありません。
- 十分な睡眠をとる
- 水分をこまめに補給する
- ゆっくり登る
- 五合目で高度順応する
- 山小屋泊を活用する
- 少しでも異変を感じたら休憩・下山する
この基本を守ることが、安全に富士山を楽しむための最善の方法です。
富士山の高山病対策に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 富士山では何合目から高山病になりやすいですか?
一般的には標高2,500m以上から高山病のリスクが高まると言われています。
富士山では7合目付近から頭痛や息切れを感じる方が増え、8合目以降では症状が現れる人がさらに多くなります。
個人差が大きいため、普段から体力に自信がある人でも安心はできません。
Q2. 若い人でも高山病になりますか?
はい、なります。
高山病は年齢や体力ではなく、標高への順応能力によって起こります。
実際には
- 学生
- スポーツ選手
- 登山経験者
でも高山病になるケースがあります。
「体力があるから大丈夫」という考えは危険です。
Q3. 子どもでも高山病になりますか?
もちろん可能性があります。
小さなお子さんは症状を上手に伝えられないこともあるため、
- 元気がない
- 食欲がない
- 泣きやすい
- 眠そうにしている
などの変化にも注意しましょう。
Q4. 高山病は何時間くらいで治りますか?
軽症であれば
- 安静にする
- 水分補給をする
- 標高を下げる
ことで数時間〜1日程度で改善することが多いです。
ただし症状が悪化する場合は無理をせず、速やかに下山してください。
Q5. 酸素缶は本当に効果がありますか?
酸素缶は一時的に呼吸が楽になることがありますが、高山病そのものを治療するものではありません。
症状がある場合は、
- 休憩する
- 水分補給する
- 下山する
ことが最も重要です。
酸素缶は補助用品として考えましょう。
Q6. 前日は睡眠をしっかり取った方がいいですか?
はい。
睡眠不足は高山病のリスクを高める要因の一つです。
登山前日は
- 十分な睡眠
- アルコールを控える
- 栄養をしっかり摂る
ことをおすすめします。
Q7. 高山病の薬は飲んだ方がいいですか?
医師から処方された薬や事前に相談した薬であれば有効な場合があります。
ただし、市販薬だけで完全に予防できるわけではありません。
薬だけに頼らず、
- ゆっくり登る
- 水分補給
- 休憩
を徹底することが大切です。
Q8. 雨の日の方が高山病になりやすいですか?
天候そのものよりも
- 寒さ
- 疲労
- 呼吸の乱れ
が重なることで高山病になりやすくなります。
悪天候の日は体力の消耗も激しいため、無理な登山は避けましょう。
富士山で高山病を防ぐためのチェックリスト
登山前に次の項目を確認しましょう。
□ 前日は7〜8時間以上睡眠を取った
□ 朝食を食べた
□ 水を1.5〜2L以上持った
□ 行動食を準備した
□ 防寒着を持った
□ 雨具を持った
□ 酸素缶を準備した
□ モバイルバッテリーを持った
□ ゆっくり登る計画を立てた
□ 山小屋で休憩する予定を組んだ
このチェックリストを意識するだけでも、高山病予防に役立ちます。
この記事のポイントまとめ
最後に、高山病対策で特に重要なポイントを振り返ります。
- 高山病は誰でも発症する可能性がある
- 富士山では7合目以降からリスクが高まる
- 最も重要なのは「ゆっくり登ること」
- 水分補給と栄養補給をこまめに行う
- 深呼吸を意識する
- 睡眠不足や飲酒は避ける
- 少しでも体調が悪ければ休憩する
- 症状が改善しない場合は迷わず下山する
- 高山病対策グッズを事前に準備しておく
- 無理をしないことが安全登山への近道
まとめ
富士山は日本一の標高を誇る美しい山ですが、その分、高山病のリスクも決して低くありません。
しかし、高山病の多くは事前の準備と正しい知識によって予防できます。
今回ご紹介した対策方法やおすすめグッズを活用し、十分な睡眠・水分補給・ゆっくりしたペースを心掛ければ、安心して登山を楽しめる可能性が高まります。
「頂上に立つこと」だけを目標にするのではなく、「安全に帰ってくること」を第一に考え、無理のない登山計画を立てましょう。
しっかり準備を整え、最高の富士山登山を楽しんでください。
| 高山病対策グッズ | 主な役割・効果 | 詳細ページ |
|---|---|---|
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