登山で風にさらされると、あっという間に体温が奪われてしまいます。
でも、分厚いシェルパンツを履きっぱなしでは暑すぎるし、荷物もかさばりますよね。そこで活躍するのが、Teton Brosの「WIND RIVER PANT(ウインドリバーパンツ)」です。
このパンツ、なんとMサイズでたったの90g。もはや「履いてるのか?」と錯覚するレベルの軽さです。それでいて防風・撥水・ストレッチ・パッカブルの機能を詰め込んでいるというから驚き。
強風が吹き荒れる稜線で試してみましたが、結論から言うと「持ってるなら間違いなく一軍」レベルでした。詳しくレビューしていきます!
WIND RIVER PANTの基本情報

項目 | 詳細 |
---|---|
ブランド | Teton Bros |
商品名 | WIND RIVER PANT |
型番 | TB251-21M |
カラー | Grayish Green / Navy / Khaki / Yellow / Brick Red / Black |
サイズ | XS / S / M / L / XL |
素材 | 20D Durable Stretch Nylon |
重量 | 90g(Mサイズ) |
機能 | 防風・撥水・ストレッチ・パッカブル |
WIND RIVER PANTの何がすごいのか?

① わずか90g!軽すぎて持ってるのを忘れるレベル
「軽量パンツ」と聞くと、ペラペラで頼りない印象を持つかもしれません。でも、このパンツは違います。20D Durable Stretch Nylonを使用し、軽さと耐久性を両立させているのがポイントです。(僕が持っているのは数年前に購入したもので、素材はPERTEX® QUANTUM AIRです。)


- PERTEX® QUANTUM AIR
→ PERTEX社が開発したナイロン生地で、通気性と防風性のバランスに優れた軽量素材です。一般的なウィンドシェルよりも若干通気性を持たせることで、蒸れにくく快適な着用感を実現しています。 - 20D Durable Stretch Nylon
→ Teton BrosがWIND RIVER PANTで使用している素材で、耐久性のあるストレッチナイロンです。20デニールのナイロン糸を使いながら、動きやすさと耐久性を両立させています。
WIND RIVER PANTにはどちらが使われている?
公式情報では、最新モデル(2024年版)は「20D Durable Stretch Nylon」を採用しています。過去のモデルや類似アイテム(WIND RIVER HOODYなど)にはPERTEX® QUANTUM AIRが使われていることもありますが、現行のWIND RIVER PANTには明記されていません。
実際に手に取ってみると、「え、これ本当にパンツ?」と思うほど軽い。スマホより軽いのに、履いてみるとしっかり風を防いでくれます。パッカブル仕様なので、手のひらサイズに収納できるのも魅力です。


② 風が吹いても寒くない!驚きの防風性能
「風を防ぐ」と一口に言っても、そのレベルは様々。WIND RIVER PANTは、ただのウィンドシェルではなく「本気で風をブロックする」仕様になっています。
標高1,500mほどで試したところ、強風が吹きつけてもパンツの内側はほぼ無風。「これ、こんなに薄いのにマジで効いてる…?」と驚きました。
寒さを感じる前に、サッと履くだけで体感温度が大きく変わります。
③ 小雨や朝露なら問題なし!撥水加工でしっかりガード
登山中、突然の小雨や朝露でズボンが濡れるのは避けたいですよね。WIND RIVER PANTは撥水加工が施されているため、パラパラ程度の小雨ならしっかり弾いてくれます。
実際に山で小雨に遭遇しましたが、表面に水滴がコロコロと転がるのを確認しました。完全防水ではありませんが、「ちょっとした濡れ」なら気持ち程度カバーできます。
④ バタつかない!膝下テーパードで快適なシルエット
ウィンドシェルパンツの弱点といえば、風を受けると「バタバタ…!」と音を立ててしまうこと。しかし、WIND RIVER PANTは膝下をテーパードシルエットにすることで、この問題を解決しています。
風を受けても生地が暴れず、歩行時のストレスがほぼゼロ。しかも、スリムなシルエットのおかげで動きやすさも抜群です。
⑤ しっかり伸びて、ガシガシ動けるストレッチ性能
「軽量ウィンドシェルパンツは硬くて動きづらい」なんて先入観、WIND RIVER PANTには当てはまりません。しっかりストレッチが効いているので、急登や岩場でもストレスなく足が上がります。
実際に岩場多めのルートで試しましたが、足さばきのスムーズさに驚きました。動きを妨げない設計が、山での快適さをワンランク上げてくれます。
実際に使ってみたシーン

登山中の防風対策
強風が吹く稜線では、「これ履くだけでこんなに違うの?」と感じるレベルで快適になりました。風が強く寒い場合はさらにSTATICのアドリフトパンツなども下に着込みます。
電車やバス移動時の防寒対策
下山後の電車やバスって、意外と寒くないですか?WIND RIVER PANTは「登山専用」というより、移動時の防寒アイテムとしても優秀です。
小雨&朝露の対策
草木についた朝露や突然の小雨も、しっかり撥水してくれました。「軽いのにここまでやれるの?」という印象です。
こんな人におすすめ!

とにかく軽いウィンドシェルパンツが欲しい人
→ Mサイズで90gという驚異的な軽さ。登山の荷物を1gでも軽くしたいUL志向の方にピッタリです。
稜線や高山での防風対策をしたい人
→ 標高が上がると風の影響は想像以上に大きくなります。WIND RIVER PANTなら、サッと履くだけで体温の低下を防げるので、寒さ対策が万全に。(逆に軽すぎて風に飛ばされないよう注意!)
急な天候変化に備えたい人
→ 朝露程度ならしっかり撥水するので、「レインウェアを出すほどじゃないけど、濡れたくない」という藪漕ぎなどの場面でも役立ちます。
防風パンツは欲しいけど、かさばるのは嫌な人
→ パッカブル仕様でコンパクトに収納可能。ザックの隙間にスッと入るので、「念のため」に持ち歩きやすいです。

山だけじゃなく、日常でも使いたい人
→ シンプルなデザインなので、登山後の街歩きや電車・バスの移動時の防寒対策にも◎。アウトドアシーン以外でも活躍します。
風によるバタつきが気になる人
→ 膝下テーパードシルエットにより、強風下でもバタつきにくく快適。歩行の邪魔にならず、ストレスフリーな履き心地です。

軽量だけど、動きやすさも妥協したくない人
→ ストレッチ素材を採用し、足の動きを妨げない設計。登山道の急登や岩場でも、スムーズに足を動かせます。
「荷物は増やしたくないけど、防風対策はしっかりしたい」
そんなワガママを叶えてくれるのが、このWIND RIVER PANTです。
結論|WIND RIVER PANTは「とりあえずザックに入れておくべき1本」

登山での防風対策は、低体温症を防ぐ意味でも重要です。でも、重たい装備はできるだけ減らしたい…。WIND RIVER PANTなら、その悩みを完璧に解決してくれます。
「登山で風が冷たいけど、厚手のパンツは履きたくない」
「軽くて持ち運びやすいウィンドシェルパンツが欲しい」
そんな方に、WIND RIVER PANTは最高の選択肢になるはずです。