登山やハイキングに欠かせない「行動食」。エネルギー補給のためだけでなく、「ちょっと一息つきたい」と思ったときの楽しみでもありますよね。
どんなタイミングで何を食べるかで、その日の山行の疲労感や集中力、そして気分の浮き沈みにも影響してくるからこそ、選ぶのがけっこう難しい…。僕もいろいろ試してきましたが、最近ハマっているのが“和菓子系”のアイテム。

今回ご紹介するのは天狗堂宝船の「くるみ餅」。手軽でおいしく、しかも腹持ちもいいという、まさに“山向き”なスティック餅菓子でした。
天狗堂くるみ餅とは?|ほのかな醤油味とくるみのカリッと感が絶妙

天狗堂宝船といえば「北海道銘菓きびだんご」で知られる老舗ブランド。
この「くるみ餅」は、そのきびだんごをベースに、アメリカ産(カリフォルニア産)の上質なくるみを練り込んだスティックタイプの餅菓子です。
項目 | 内容 |
---|---|
商品名 | 天狗堂 くるみ餅 |
ブランド | 天狗堂宝船 |
内容量 | 1本あたり40g × 12本(合計480g) |
カロリー | 152kcal(1本あたり) |
原材料 | 砂糖(北海道産)、水飴、小麦粉、くるみ、もち粉、あん、醤油、オブラート/炭酸Ca(小麦・くるみ・大豆含む) |
風味 | 醤油味 |
使用しているくるみ | カリフォルニア産100% |
パッケージ形態 | 袋(個包装) |
賞味期限 | 製造日より180日 |
商品サイズ | 約150mm × 100mm × 95mm |
重量 | 約40g(1本あたり) |
製造国 | 日本 |
特徴 | 手軽・腹持ち良し・和風スティック菓子・登山やハイキングに最適 |

ひと口食べると、甘じょっぱい醤油味とくるみのカリッとした食感が口に広がり、想像以上に“おやつ感覚”で楽しめます。
オブラートでくるまれているので手が汚れず、行動食にぴったりな配慮も嬉しいポイント。
【比較】パン1枚と同じカロリー!くるみ餅の満足感に注目

くるみ餅は1本で152kcal。これは、一般的な食パン(6枚切り)1枚とほぼ同じカロリーです。
- 食パン6枚切り:1枚およそ150kcal
- 天狗堂くるみ餅:1本152kcal
ただし、パンよりコンパクトでベタつかず持ち運びやすいのがポイント。さらに、もち粉による腹持ち感+くるみの良質な脂質も合わさり、エネルギーの持続力が高いのも登山向き。
登山にくるみ餅が向いている3つの理由

山に持っていく食べ物を選ぶとき、気になるのは「溶けないか」「ベタつかないか」「食べやすいか」。その点、天狗堂のくるみ餅は和菓子でありながら、登山にぴったりの実用性を備えています。
ここでは、実際に使ってみて感じた、くるみ餅が山向きだと感じた理由を3つにまとめて紹介します。

① 暑さに強く、手が汚れない
チョコレートやクッキーのように溶ける心配がなく、常温保存OK。
さらに、個包装&オブラート入りで手を汚さずにすぐ食べられるのが登山中はありがたい。
② 自然な甘さで疲れた体に染みる

登山中にありがちな「甘すぎて飽きる」問題。
くるみ餅は、控えめな甘さ+醤油の塩味+くるみの香ばしさがクセになる味わいで、何本でも食べられる絶妙バランス。
③ 軽くてザックの隙間に差し込める
1本の重さはたった40g。スティック状なので、ザックの隙間やウエストベルトのポーチにもスッと差し込めるサイズ感。
12本入りでも500g以下なので、数日縦走にも向く常備行動食に。
実際に山で食べてみた感想|ほっとする味に救われる

先日、低山ハイク(標高1,000m前後)にて携行。登り始めの30分で汗が噴き出したタイミングで1本、昼前に風の通る稜線で1本。
どちらのタイミングでも「塩気のある甘味」が絶妙で、くるみの香ばしさがほんのり感じられるため、おやつ以上・主食未満のちょうどよさでした。
しかも、オブラートのおかげで包装を開けたらすぐ口に入れられるので、手が汚れていても気にならない。まさに「疲れてるときの救世主」感ありです。
唯一のデメリットは「ゴミが増えること」

天狗堂くるみ餅は個包装で衛生的なのですが、実はオブラートの外側にもう一枚、紙が巻かれています。そのため、1本食べるごとに2枚のゴミが発生するのが少し気になる点。
登山中はゴミを持ち帰る必要があるため、パッキングの際にはあらかじめ外側の紙を外して持参するのも一つの工夫です。
天狗堂くるみ餅の口コミ評判

派手さはないけれど、登山中に食べると“これこれ!”ってなる安心感。甘すぎず、醤油のしょっぱさとくるみのカリカリ食感が絶妙で、ザックに1本は必ず入れてます。
行動食を食べるときって手を洗えない場面も多いけど、これは包み紙を持ってパクッと食べられるのが嬉しい。暑さで溶けないし、ポケットに入れてても安心。夏山の頼れるおやつです。
海外製のエナジーバーもいいけど、やっぱり日本人にはこういう和菓子系が落ち着きます。行動中に食べても胃に重くないし、疲れた時に甘じょっぱさがしみるんです。
複数本入りのパックになってるから、山仲間に配るのにも便利。『これ美味しいよ』って勧めたら、その場で気に入ってくれたのも嬉しかった!
1本で152kcalもあるのに、サイズはスリムで軽い。パッキングの邪魔にならないし、何より美味しいから文句なし。
まとめ|天狗堂くるみ餅は“地味に最強”な登山食

一見地味だけど、天狗堂のくるみ餅は本気で登山に向いている和菓子系行動食です。派手なパッケージや華やかなフレーバーではないけれど、その実力は折り紙付き。
手軽にエネルギー補給ができて、甘じょっぱくて飽きがこない味。しかもザックのすき間にスッと入るスリムなスティック形状で、パッキングのストレスもゼロ。腹持ちもよく、次の行動への活力を自然とチャージしてくれます。

特に「行動食、何か甘くない系でいいのない?」と迷っている人には、全力でおすすめしたい一品。濃すぎない味付けが、標高の高い場所でも重たく感じず、まさに“山で食べるのにちょうどいい”バランス感なのです。
次の山行には、ぜひ1本ポケットに入れて、山の中で“ほっとする瞬間”を味わってみてください。景色と一緒に、おいしさがきっと心に残ります。