〜肌も体力も守る、紫外線対策のススメ〜
標高が上がるほど紫外線量が強くなるのが登山の世界。標高1,000mで地上の約1.2倍、富士山レベル(3,000m)では1.5倍以上とも言われています。加えて、稜線や森林限界を越えると、影がなく直射日光がモロに当たる環境に。
つまり、夏の山では「日焼け=ダメージ」と言っても過言ではありません。
汗、風、雨、こすれ……日常のUV対策とは段違いのタフさが求められるからこそ、山用UV対策グッズの厳選は超重要。登山者からも評価が高いアイテムを5つ厳選してご紹介します!
紫外線を甘く見ると危険!登山での紫外線ダメージとは?

登山中に浴びる紫外線は、単なる「日焼け」を超えて、体力の消耗・肌トラブル・目のダメージなど、さまざまな悪影響をもたらします。
標高が上がるほどUV量は増し、特に夏の稜線では逃げ場がありません。長時間の直射日光で肌は火傷のように赤くなり、水ぶくれや皮むけに繋がることも。
さらに、紫外線は目にもダメージを与え、雪目や疲れ目、視界不良の原因に。体の内外にジワジワ効く“見えないストレス”こそが、登山中の紫外線の怖さです。
登山中の紫外線ダメージを防ぐには、適切なアイテムを使った対策が欠かせません。以下で紹介するグッズをうまく活用して、快適で安全な登山を楽しみましょう!
【日焼け止め】アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク

登山中に一番頼れる日焼け止めがこれ。
汗や皮脂に強く落ちにくい「スーパーウォータープルーフ」
スキンケア成分入りで、乾燥から肌も守ってくれる
白浮きしにくく、ベタつきもほぼなし
私の場合、朝の出発前に顔・首・腕にしっかり塗り込み、稜線に出る前やランチタイムのタイミングで塗り直しをしています。登山中は「塗り直す時間がない」「手が汚れている」などの理由でおざなりになりがち。だからこそ最初から強力な日焼け止めを選んでおくと安心。
小型の携帯ボトルもあるので、UL志向のハイカーにも◎。
【アームカバー】モンベル クールアームカバー(UVカット仕様)
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「半袖が快適だけど、焼けたくない…」そんな悩みに最適なのが、UVカットアームカバー。
モンベルのこの製品は、接触冷感素材+通気性バツグンで、汗をかいても肌に張りつきにくい。UPF50+で、紫外線カット率はかなり優秀です。
ポイントは、
- 腕まくりで体温調節しやすい
- 使わないときはコンパクトに丸めてポケットIN
- 夏山では蚊やブヨから肌を守る効果もあり!
日差し+虫のダブルガードができるのは、夏山登山の大きなアドバンテージです。
【サングラス】オークリー Oフレーム or 偏光モデル

https://www.amazon.co.jp/
標高が上がるほど、紫外線だけでなく光のまぶしさも強烈に感じます。
特に雪渓や白っぽい岩場など、光の反射が激しい環境ではサングラスなしでは目が痛くなることも。目からの紫外線吸収も、日焼けの原因になるって知ってましたか?
オークリーの偏光サングラスは、視界が明るくクリアで、地面の段差や岩の凹凸を見やすくしてくれるため、疲労や転倒のリスクも減らしてくれます。
登山時は、
- 耳と鼻でしっかりホールドできるタイプ
- 曇り止め加工あり or ベンチレーション付き
を選ぶのが快適性と安全性のカギです!
【フェイスカバー・ネックゲイター】Buff(バフ)UV+
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登山中の首・顔周りのUV対策って、意外と見落としがち。でも首って日焼けしやすくてヒリヒリ痛むんですよね…。
BuffのUVモデルは、
- UPF50+
- 通気性&速乾性が高い
- 多機能:ネックゲイター、ヘッドバンド、マスク代わりにも
さらに、汗が顔に流れ落ちるのも防いでくれるので、真夏の稜線歩きでも快適。寒い朝や風が強いときの防寒具としても使えるから、1枚持っておいて損はないアイテムです。
【UVカット帽子】ノースフェイス ホライズンハット

広めのツバ+UPF50+で、顔・耳・首元までしっかりカバーしてくれる頼もしい帽子。
登山中は風で飛ばされることもあるので、ストラップ付き・軽量で速乾性のある素材がベスト。ノースフェイスのホライズンハットは、
- ツバが柔らかくザックにも収納しやすい
- メッシュ構造で蒸れにくい
- カラー展開も豊富で、ファッションにも◎
UVカットはもちろんですが、熱中症対策としても必須の装備。真夏の低山〜高山まで、幅広く使えます。
まとめ|夏山は“攻めの紫外線対策”が鍵!

登山は屋外スポーツの中でも特に紫外線にさらされる時間が長く、かつ環境も過酷。だからこそ、「とりあえず日焼け止めだけ塗っておくか」では不十分。
今回紹介したアイテムはすべて、登山という特殊な環境に適したUV対策グッズばかりです。
紫外線対策をおすすめしたい人
- 夏に登山をはじめたい初心者の方
- これまでUV対策が不十分だった方
- 敏感肌・日焼けで疲れやすい人
- ファストパッキングやUL装備派にも
登山での日焼けは、肌へのダメージだけでなく疲労の蓄積や熱中症リスクにも直結します。しっかり対策しておけば、夏山の楽しさはぐっと広がるはず!