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【徒歩旅】しまなみ海道80kmを歩いてみた!今治から尾道へ、2日間の歩き旅


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ふだんは山を登ったり、自然の中で静かに過ごすことが多いんですが——今回はちょっと趣向を変えて、「海沿いをひたすら歩く旅」に出かけてきました。

その舞台は、瀬戸内海に浮かぶ島々を縫うようにして本州と四国をつなぐ道、しまなみ海道。四国の今治から本州の尾道まで、しまなみ海道を徒歩で歩くという、約80kmの長距離散歩に挑戦してきたんです。2日間で、7つの島と6つの橋を越えながら、本州と四国をつないでみました。

四国といえば「石鎚山行った?」って言われそうですが…今回はあえての海沿いルート。しかも、歩き。気分で決めました!

▼YouTube動画は以下から▼

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HiKER H

どうもこんにちは!このブログでは愛知県のハイカーが登山で実際に使っている道具をご紹介!ギア選びの参考になれば嬉しいです!

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なぜ徒歩でしまなみ海道を歩こうと思ったのか?

【徒歩旅】しまなみ海道80kmを歩いて渡ってみた!今治から尾道へ、2日間の歩き旅

旅のきっかけは、ふと思ったひとつの疑問からでした。

「本州と四国って、歩いて渡れるんだっけ?」

調べてみたら、なんとしまなみ海道の歩行者道がきちんと整備されていることが判明。愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶ全長約60kmの自動車専用道路ですが、歩行者と自転車専用道も併設されています。

大きな橋の上を徒歩で歩けるって、めちゃくちゃロマンありませんか?

大きな橋の上を徒歩で歩けるって、めちゃくちゃロマンありませんか?

瀬戸内海の島々(芸予諸島)を次々と橋でつないでいて、まさに“島を歩いて渡る”特別な体験ができるんです。しかも歩ける道で本州と四国を結んでるのは、実はここだけなんです。

車や電車じゃ見落としそうな、島の風景や潮の香り、島と島をつなぐ橋の構造美。それを自分の足で味わいたい。そんな想いが湧き上がってきて、気づいたら深夜バスのチケットをポチってました。

深夜バスで四国入り。今治駅からいざ出発!

深夜バスで四国入り。今治駅からいざ出発!

スタートは名古屋。23時発の深夜バスに乗り、翌朝9時ごろに愛媛県・松山駅へ。そこからJR予讃線に乗り継いで、今治駅に到着したのは午前11時前でした。(費用はバスが片道1万円、松山→今治が1,080円。)

そしてここからが本番です。バスの疲れが残る身体で、すぐに徒歩旅スタート。徒歩で尾道まで、2日間かけてしまなみ海道を渡り切るという計画です!

天気は快晴。5月の瀬戸内はちょうどよい気温で、潮風も心地いい。テンションは高いけど、背中のバックパックはずっしり重い…。1日目は24km歩いてテント泊。いきなりハードモードです。

1日目:今治駅〜見近島キャンプ場(24km)

スタートは今治駅

スタートは今治駅。1日目の目的地は「見近島(みちかじま)キャンプ場」という、徒歩・自転車・バイクの人しか行けないちょっとレアな島。芝生もフラットでテントを張りやすく、風通しも良くて開放感バツグン。

この見近島キャンプ場、予約不要・無料・車は進入不可という、徒歩旅人にはありがたい場所なんです。しかも昔、村上海賊の駐屯地だったというロマンまである!

距離にして24km。グーグルマップによると、徒歩5時間46分、標高差は登り249m。日帰りハイクと考えれば悪くないんですが、深夜バス明けの体にはじわじわ効きます…。

道中、最初に渡った「来島海峡大橋」は圧巻でした。

最初に渡った「来島海峡大橋」は圧巻

橋の上から見下ろす瀬戸内海の島々、渦巻く潮流、遠くに浮かぶ貨物船。自転車やバイクだとあっという間に過ぎ去ってしまうこの風景を、歩きだからこそじっくり味わえる。

宿泊地・見近島キャンプ場は、村上海賊の痕跡が残る場所

見近島キャンプ場
テント場のすぐ目の前には最高のビーチ。

見近島には、ちょっとしたロマンがあります。

実はこの島、戦国時代に活躍した「村上海賊」の拠点だったそうなんです。村上海賊って聞くと、なんだか略奪集団のように聞こえるけど、実際はこの海域の航行を守る“海の交通整備員”のような存在。

中世の海上交通は、潮の流れが強くて危険がいっぱい。そんな中、村上海賊たちは通行料をもらう代わりに、船を安全に案内していたんです。

見近島キャンプ場

見近島にもその名残として、かつての見張り台跡や石垣が残っているとか。時間があれば散策したかったけど、この日はテントを張った瞬間に爆睡でした…。

2日目:見近島〜尾道駅(約50km)

翌朝。まだ薄暗いうちに起きて、荷物をまとめて出発。

この日はなんと50km超のロングウォーク。目標は「20:46発の新幹線に乗って名古屋へ帰る」こと。もうこの時点で、旅というよりミッションです。

ひたすら歩く。渡る橋はどれも個性的で美しい。

渡る橋はどれも個性的で美しい。
多々羅大橋の鳴き龍

因島大橋、生口橋、多々羅大橋、大三島橋…どれも歩道が整備されていて歩きやすく、通過するたびに気分が上がります。

ただ、後半はさすがに脚にきました。足の裏のマメが痛い、荷物が肩に食い込む、暑い、などなど…。でも、それでも不思議と歩きたくなるのが徒歩旅の魅力。

ベンチで休憩
ベンチで休憩の図。ただ目の前にはいつも大絶景が広がっています。

すれ違う地元の人やサイクリストとの挨拶、静かな漁港の風景、レモン谷のガチャガチャ。どれもが心を癒してくれて、「まだ行ける」と思わせてくれるんです。

レモン谷のガチャガチャ
レモン谷のガチャガチャ

ゴールの尾道駅に到着!感動と達成感に包まれた瞬間

ゴールの尾道駅に到着!感動と達成感に包まれた瞬間

夕方、ついに尾道の街が見えてきた瞬間。疲労感と同時に、込み上げてくる達成感がすごかったです。しまなみ海道を徒歩で完歩した人なんて、そんなに多くないないと思います。

正直、新幹線の座席に座ったときは感極まってちょっと泣きそうでした。それくらい、自分の足で距離を積み重ねた旅は、心に残ります。

しまなみ海道は歩いてこそ味わえる

しまなみ海道は歩いてこそ味わえる

自分の旅のスタイルは、観光地を巡るのではなく、「道そのものを楽しむ」こと。歩いていると、風景の変化がゆっくりで、些細なものに気づけます。道端の草花、島の匂い、潮風の冷たさ。観光名所に寄らなくても、満足できるんです。

車や自転車で通る人が多いしまなみ海道。でも、「徒歩」でしか見えない景色や静けさがたくさんあることに気付きました。歩くことで、橋の造形美、島の空気感、地元の人とのさりげない挨拶など…スピードでは得られない体験ができるんです。

最後に:僕の旅スタイルについて

最後に:僕の旅スタイルについて

このブログを初めて読んでくれた方もいるかもしれませんが、僕の旅はいつもシンプルです。

観光地もグルメもスルーして、ただひたすら歩く。その中で見つける小さな感動や、少しのしんどさ、そして「歩けた」という達成感が好きなんです。

こんな旅スタイルが気になる方は、ぜひYouTubeをチェックしてもらえると嬉しいです!

【前編】しまなみ海道1泊2日の歩き旅【今治駅 – 大島 – 見近島キャンプ場 – 伯方島】

【後編】しまなみ海道1泊2日の歩き旅【大三島 – 生口島 – 因島 – 向島 – 尾道駅】

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