道具に求められるのは、“コンパクトさ”と“実用性”のバランス。そこにプラスして、“ちょっと未来感あるギミック”があれば、もう最高じゃないですか?
そんなわがままを、片手で収まるサイズにギュッと詰め込んだのが「PHOTON FREEDOM PLUS(フォトン フリーダム プラス)」。たった8gのボディに、点灯/点滅/SOS/モールスの4モード。しかもディフューザーをかぶせれば、ミニマルランタンに早変わり。
これ一つあれば、ナイトハイクもテント内も案外いける。アメリカ生まれのこのマイクロライト、正直ちょっと感動しました。
というわけで今回は、機能もルックスも手を抜かない 本気の小型ライト「PHOTON FREEDOM PLUS」を、UL目線&リアルな使い心地でレビューしていきます。
PHOTON FREEDOM PLUSの詳細

項目 | 詳細 |
---|---|
商品名 | PHOTON FREEDOM PLUS(フォトン フリーダム プラス) |
重量 | 約8g(本体) |
サイズ | 約 53 × 24 × 7 mm |
明るさ | 約4.5ルーメン(最高輝度白色LED) |
点灯時間 | 約18時間(連続点灯) |
電源 | CR-2016 ×2個(交換可) |
操作方法 | スマートサーキット(押しボタン式) |
搭載モード | 点灯モード(明るさ調整) 点滅モード(速度3段階) SOSモード モールス信号モード |
拡散カバー | あり(取り付けで360°ランタン化可能) |
防水性能 | IPX7(防浸型) |
材質 | グラスファイバー強化ポリウレタン |
製造国 | アメリカ合衆国 |
小型LEDライト「PHOTON」ブランドの製造・販売をしているのはマイクロライト界の老舗、LRI(Laughing Rabbit Inc.)。1993年にアメリカ・オレゴン州で誕生。以来、ライトづくり一筋。
すべての製品をアメリカ国内で生産するというこだわりっぷりで、信頼性は折り紙付き。NASAのスペースシャトルや、米軍・シークレットサービス・K-9部隊(警察犬チーム)での採用実績もあり、“プロ仕様”の名にふさわしいバックグラウンドを持っています。
そんなLRIが放つ「PHOTON FREEDOM PLUS」は、まさに小さな巨人。片手に収まる超コンパクトサイズに、驚くほど多機能なギミックがぎゅっと凝縮。点灯・点滅・SOS・モールスと、シンプルながら抜け目ない4モード搭載。しかもディフューザーを装着すれば、まるでランタンのような柔らかい光も演出できちゃう。
「非常用に」と買ったつもりが、気づけば登山や夜の散歩、テント泊でも手放せない──そんな“推せる”ライトです。
片手サイズで驚きの明るさ!

このライト、正直に言ってかなり小さい。サイズは約53×24×7mmで、重さはたったの8g。でもひとたびスイッチを入れると、その小ささからは想像できない明るさで、手元から数メートル先までしっかり照らしてくれます。
秘密は、日本のLED大手・日亜化学工業が手がけた最高輝度の白色LED。夜間の行動時や、テント内での作業、ちょっとした読書まで、頼れる光源として活躍します。
拡散カバーでランタンにも変身


付属の拡散カバーを取り付ければ、なんと360度に柔らかく光が広がる“簡易ランタン”に。ソロのタープ泊や、テント内のちょっとした灯りとして使うには十分すぎるほど。
点灯・点滅・SOS・モールス信号と、4つのモードがワンボタンで切り替え可能なのも便利。しかも操作はグローブの上からでも押しやすい、絶妙な押し心地。
タフなボディで安心して使える

本体素材は、ガラス繊維を混ぜ込んだ強化ポリウレタン製。見た目は華奢でも、落としたくらいじゃビクともしないし、IPX7相当の防水性もあるので急な雨や湿気の多い朝晩でも安心して使えます。
電池はCR-2016を2個使用で、最長18時間の連続点灯が可能。交換も自分でできるので、繰り返し使えるのも◎。

サブライトとしての最適解

登山やキャンプでは、メインのヘッドライトやランタンの他にも、予備としてのサブライトが重要です。
PHOTON FREEDOM PLUSは軽量でコンパクトながら、必要な明るさをしっかりと確保してくれるので、メインライトのバックアップとして完璧です。
特に、テント内での作業やナイトハイク中の予備として活躍します。これひとつあれば、万が一の電池切れやライトの故障にも安心です。
PHOTON FREEDOM PLUS vs Goal Zero LIGHTHOUSE MICRO:使い勝手と用途で選ぶ2大ミニライト
僕が登山で使っているもう一個のLEDランタンはGoal Zero LIGHTHOUSE MICRO。
どちらも軽量・高性能なライトで今も現役で使っています。PHOTON FREEDOM PLUSはわずか8gと圧倒的な軽さで、サブライトやEDC向き。
対してGoal Zero LIGHTHOUSE MICROはUSB充電&バッテリー残量表示があり、光もオシャレなのでメインランタンとしても活躍。
完全UL重視やバックアップ用途なら前者、キャンプの灯りに頼るなら後者がおすすめです。
登山でも防災でもちょうどいいライト

「PHOTON FREEDOM PLUS」は、登山のナイトハイクやタープ泊で大活躍しています。
軽くてコンパクトなので、EDCライトとして普段使いにもぴったり。夜道を歩く際や、ヘッドライトのバックアップとしても頼りにしています。
防水機能や4つのモードがあれば、登山だけでなく、防災用にも最適です。軽さと機能性を兼ね備えた、ちょうどいいアイテムです。
僕は『PHOTON FREEDOM PLUS』と『PHOTON microlight II PRO』を愛用

僕は「PHOTON FREEDOM PLUS」と「PHOTON microlight II PRO」の2つを使っています。どちらも非常にコンパクトで軽量なのに、機能性も抜群で、それぞれのシーンで頼りにしています。
項目 | PHOTON FREEDOM PLUS | PHOTON microlight II PRO |
---|---|---|
サイズ | 53×24×7mm | 40×24×7mm |
重量 | 8g(本体) | 7g(本体) |
照射距離 | 約9〜10m | 約9〜10m |
明るさ | 4.5ルーメン | 18ルーメン |
連続点灯時間 | 約18時間 | 約18時間 |
防水性能 | IPX7 | IPX7 |
機能 | 4つのモード(点灯、点滅、SOS、モールス) | 1つのモード(点灯) |
ランタン機能 | あり(ディフューザー付き) | なし |
バッテリー交換 | CR-2016(2個) | CR-2016(2個) |
使い勝手 | モード切替が多機能でアウトドアや非常時に便利 | シンプルで操作が簡単、軽量で持ち歩きに最適 |
どちらを選ぶべきか?

「PHOTON FREEDOM PLUS」は、タープ泊やナイトハイクの時に便利で、特にランタンとしても使える点が気に入っています。光の広がり具合がちょうどよく、テント内でもしっかり明るくて作業しやすいです。
一方、「PHOTON microlight II PRO」は、EDCライトとして日常的にポケットに忍ばせていることが多いですね。シンプルに点灯するだけでなく、必要なときに明るさ調整もでき、軽さが際立ちます。
どちらも非常に信頼できるライトなので、登山やキャンプの必須アイテムとして欠かせません。