軽くてシンプル、それでいて使いやすいウエストバッグが欲しくて、LITEWAYのFANNY PACK ULTRAを購入しました。
もともと同じブランドのPOKKIE PACK ULTRAを日帰り登山や一泊のテント泊で使っていたんですが、収納力に少し物足りなさを感じていて、もう少し大きめのウエストバッグを探していたんです。

FANNY PACK ULTRAはコンパクトさは保ちつつも、ポケットが多くて整理しやすく、普段使いから登山、旅行まで幅広いシーンで使えそうなデザインと機能性が魅力。生地は軽いのにとても丈夫で、安心して長く使える印象です。
今回は、手元に届いた新品の状態でレビューします。どんな人におすすめかも合わせて書いていくので、ウエストバッグ選びの参考になれば嬉しいです。
LITEWAYとは?評判と人気の理由を紹介

LITEWAY(ライトウェイ)は、ウクライナ生まれの軽量バックパックとタープシェルターを中心に展開するアウトドアブランドです。創業者のイエヴゲン氏がバックパッカーとして世界を旅する中、自分が本当に満足できるギアを求めて立ち上げました。
LITEWAYの特徴は、すべてハンドメイドで丁寧に作られていること。軽量でありながらシンプルで機能的、さらに見た目の美しさにもこだわっています。素材の選定から縫製に至るまで細部に気を配り、長く愛用できる品質を実現しています。
ブランドの理念は「LIGHTNESS IS WHERE YOU ARE.」つまり、「軽さはあなたのいる場所にある」というもので、身軽で自由なアウトドアライフをサポートする製品づくりを目指しています。
ラインナップには、ELEMENTUM PACKやBIGGIE PACK、GRAMLESS PACK、URBAN PRO PACKなどのバックパックに加え、タープシェルターもあり、さまざまなアウトドアシーンに対応しています。
軽量ギアにこだわりつつ、デザイン性も重視したい人には特におすすめのブランドです。
購入理由はサイズ容量!POKKIE PACK ULTRAとの違いとは?

もともと持っていたLITEWAYのPOKKIE PACK ULTRAは、ミニマルでありながらも機能性の高いウエストポーチ。登山中も邪魔にならず、最低限の荷物がスマートに収納できるのが魅力です。

ただ、一泊二日以上のテント泊登山や距離が長い山行では、「もう少し収納力がほしい…」と思う場面が増えてきました。
・財布
・鍵
・行動食
これらを一泊二日以上のものすべて収納しようとすると、POKKIE PACK ULTRAではやや手狭。そこで見つけたのが、FANNY PACK ULTRA。
同じLITEWAY製、素材はULTRA200Xで共通。でも容量・ポケット数・整理しやすさは大幅にアップ。すぐに「これは間違いなくアリだ」と確信し、購入に踏み切りました。
項目 | FANNY PACK ULTRA | POKKIE PACK ULTRA |
---|---|---|
サイズ(上辺×高さ×マチ) | 24cm × 15cm × 4.5cm | 19cm × 12cm × 3.5cm |
重量 | 約120g | 約70g |
素材 | ULTRA200X(ダイニーマ強化素材) | ULTRA200X(同素材) |
ポケット数 | 5(外側1、メイン内ジッパー1、メッシュ2、他1) | 2(メイン内ジッパー1、メッシュ1) |
収納力 | 容量大きめ。スマホ、財布、行動食、鍵、ヘッドライト等が余裕で入る | コンパクトで最低限。スマホや財布、鍵など小物収納に最適 |
使用シーン | 一泊二日以上のテント泊や旅行、長時間行動向き | 日帰りハイキング、軽装登山に最適 |
防水性 | YKKアクアガードジッパーで小雨に強い | 同じくYKKアクアガードジッパー使用 |
デザイン | シンプルでミニマル。白色などカラーバリエーションあり | シンプル・ミニマル、よりコンパクト |
価格帯 | 多少高め(収納力・素材の良さに比例) | よりリーズナブル |
商品ページ | 楽天 | 楽天 |
ULTRA200X素材の特徴とメリットを徹底解説

このFANNY PACK ULTRA、最大の魅力のひとつが使用されているULTRA200X素材。
この素材は、超高分子量ポリエチレン(いわゆるダイニーマ)を使用した、UL(ウルトラライト)系素材の最先端。DCF(Dyneema Composite Fabric)よりさらに進化しており、以下のようなスペックを誇ります。
- ダイニーマ含有量:DCFの約3倍
- 引裂き・引張り強度:3倍以上
- 耐摩耗性:なんと7倍!
そして、ULTRA200Xはさらに「X」が付いてバージョンアップ。CrossPlyと呼ばれる格子状の強化構造が追加され、裏地の防水フィルムも0.75 milに強化されています。

つまり、軽さ・強さ・耐候性・耐水性のすべてがハイレベルで実現されているわけです。
実際、使用してみて感じるのは「しっかりしてるのに軽い」。120gしかないのに、頼もしさは倍以上。ちょっとやそっとじゃ破れそうにない安心感があります。
サイズ・容量・収納力を詳しくレビュー!使いやすさの秘密

気になるサイズ感はこちら。
- サイズ:24cm(上辺)/19cm(下辺)× 高さ15cm × マチ4.5cm
- 重量:120g
そして収納は以下の5ポケット構成。
- 外側ジッパーポケット(止水ファスナー)
→ スマホ・行動食など頻繁に取り出すものに最適 - メイン収納(大容量)
→ 財布・ヘッドライト・ミニタオル・サングラスなど - メイン内側のジッパー付きメッシュポケット
→ 鍵・小銭・コンタクトなどの貴重品を仕分け - メイン内部の小型メッシュポケット(×2)
→ 耳栓・リップクリーム・日焼け止め・小型の虫除けスプレーなど
この内部のメッシュポケットたちがとにかく優秀。ザックリ入れても中で物が暴れにくく、必要なときにすぐに取り出せる整理しやすさが魅力です。

夜行バスなどの移動時には、サッと取り出せる場所に耳栓やアイマスク、充電ケーブルなどを入れておくと便利。登山では小物類などを仕分けしておいて、ザックを降ろす回数がなるべく減るようにしています。
YKKアクアガード採用で防水性もあり|小雨なら安心して使える信頼感

ファスナーには、高い止水性を誇るYKK製のアクアガードジッパーが採用されています。アクアガードは、ジッパーのテープ部分がポリウレタンフィルムでラミネート加工されており、外からの水の侵入を大幅に軽減してくれるのが特徴です。
完全防水ではありませんが、たとえば山の中での小雨程度であれば、しっかり水をブロックしてくれます。実際に、霧雨が続く登山道を30分ほど歩いたときも、中に入れていた財布や鍵、薄手の紙類(バスチケットやメモ帳など)には一切水滴が付いていませんでした。

また、ファスナーの開閉もスムーズで、無理に引っ張らなくても片手でスッと操作できるのが地味に便利。荷物の出し入れが頻繁になる登山や旅先では、このストレスのなさが使い勝手に大きく影響します。
濡らしたくないアイテムを直接バッグに入れても安心感があり、レインカバーをわざわざ被せる必要もなくなるので、軽装派には特に嬉しい仕様です。
LITEWAY FANNY PACK ULTRAを使ってみた【シーン別レビュー】

実際にLITEWAY FANNY PACK ULTRAを使ってみて感じたのは、「どのシーンでも不満が出にくい、ちょうどよさ」。収納力や装着感、取り回しやすさなど、シンプルながら“使いやすい”が詰まっていて、使うたびにその完成度の高さを感じます。
ここからは、僕が実際に使ったシーンごとに、リアルな感想をお伝えしていきます。まずは本命とも言える登山シーンから!
登山(ハイキング・一泊テント泊)での使い心地
ザックからのアクセス頻度を減らせるのが最大のメリット。体の前で荷物を管理できるのは、精神的にもかなり楽。ポケットが多く、行動食や貴重品を仕分けしやすいので、ロングトレイルやUL装備の補助バッグとしても活躍。
旅行・夜行バス移動に最適な理由
小型だけど収納力があるので、耳栓・財布・スマホ・目薬・パスポートサイズの書類などもしっかり入る。
内部サイドのメッシュポケットには耳栓や小分け袋に入れたサプリ類などを入れて、ちょっとした補給もすぐ可能。旅中の「手ぶらで行動したい日」にベストな選択肢。
日常使いで便利なポイントとは?
サコッシュよりも容量があり、バックパックほど大げさでない。コンデジやスマホ、財布を入れて、ちょっと散歩したい休日にもぴったり。ホワイトカラーもコーデに合わせやすいです。黒の方ももちろんおすすめ。どちらの色にするかだいぶ悩みました。
【結論】FANNY PACK ULTRAはULハイカーにもおすすめ!

LITEWAY FANNY PACK ULTRAをこれからはガンガン使っていこうと思います。
- 最先端素材「ULTRA200X」で軽くて強い
- ポケット多数で収納力&整理力が抜群
- 登山・旅行・日常までシームレスに使える
- デザインも洗練されていて“所有感”もある
ULギアにハマっている方はもちろん、「ウエストポーチに迷っている」「POKKIE PACK ULTRAでは容量不足」と感じている方には、強くおすすめできるアイテムです。