登山では「水を飲んでいれば大丈夫」と思いがちですが、実はそれだけでは不十分。特に夏場は水分と一緒に塩分やミネラルも大量に失われるため、水だけを飲み続けると“低ナトリウム血症”になるリスクすらあります。
血液中のナトリウム濃度が正常値(136mEq/Lまたは136mmol/L)よりも低い状態を指します。具体的には、水分の過剰摂取や、ナトリウムの過剰な排出、または体液の水分量とナトリウム量のバランスが崩れることで起こります。症状として、全身倦怠感、頭痛、吐き気、食欲不振、意識障害などが現れることがあります。
そこで活躍するのが、医療発想の補水アイテム――クラシエの経口補水液パウダータイプです。
経口補水液パウダーとは?

この製品は、医療現場でも使われる「経口補水液(ORS:Oral Rehydration Solution)」を手軽に作れる粉末タイプ。1袋あたり10gで、500mlの水に溶かせば、理想的な水分・電解質バランスの飲料が完成します。
一般的なスポーツドリンクと違い、
- 糖分が控えめで吸収が早い
- ナトリウム濃度が高めで電解質の補給に優れる
つまり、脱水時に「体にちゃんと効く」ドリンクが手元で作れるんです。
ちなみにクラシエ(Kracie)とはどんな会社?
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「夢中になれる明日」でお馴染みクラシエ(Kracie)は、もともとは製薬会社の「カネボウ薬品」をルーツに持つ日本の企業。現在は「クラシエホールディングス株式会社」として、医薬品・漢方・スキンケア・ヘアケア・食品(ガムや入浴剤など)など幅広い分野で製品を展開しています。
中でも医薬品分野では、漢方薬や経口補水液といった「体にやさしいセルフケア商品」を多く扱っており、ドラッグストアでもよく見かける存在。登山やアウトドアで役立つ経口補水パウダーも、そんなヘルスケアへのこだわりから生まれた製品です。
クラシエのような信頼できるメーカー製だからこそ、山での“いざという時”にも安心して使えるんです。
登山者目線で見た経口補水液パウダーのメリット

経口補水液といえば病院やスポーツ現場のイメージが強いですが、じつは登山とも相性抜群。軽さ・携帯性・必要性のどれをとっても、「備えておいて損なし」の一本です。
● 驚くほど軽い!持ち運びに困らない
10袋(101g)でも手のひらサイズ。ザックの小ポケットにスッと入ります。水場のある山なら、ペットボトルに溶かしてすぐ飲めるので水分補給の“武器化”が可能。
● 暑さでやられる前に“予防飲み”ができる
「喉が乾く前に飲め」とよく言われますが、補水液なら登る前・寝る前・発汗後など、タイミングを選ばず対応可能。しかもシトラス風味でクセが少ないので、夏の食欲減退時にも飲みやすい!
● 小分けパッケージでシェアも可能
同行者や初心者にも1袋ずつ分けられるのも地味に嬉しい。僕はテント泊で「ちょっと頭が痛い」と言ってた仲間に分けて感謝された経験もあります。
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登山時に効く!経口補水液の成分の意味

1袋あたりの成分は以下の通り:
ぶどう糖 6.5g、食塩相当量 1.4g、カリウム 387mg、マグネシウム 12mg、塩素 902mgなど。汗で失われやすいミネラルをバランスよく補えるのが特徴です。
ぶどう糖(6.5g)
水分やミネラルの吸収をサポート。体にすばやくエネルギーを届ける役割もあり、バテ防止に◎。
食塩相当量(1.4g)&塩素(902mg)
汗と一緒に失われるナトリウムや塩素を補うことで、筋肉のけいれん予防や水分保持に効果的です。
カリウム(387mg)
ナトリウムとセットで働き、筋肉や心臓の働きを安定させるのに役立ちます。足がつりやすい人にはとくに大事!
マグネシウム(12mg)
筋肉や神経の調整に関わるミネラル。不足すると疲労感が出やすくなるので、長時間の行動後に重宝します。
リン(32mg)
エネルギー代謝に関与し、疲労回復や持久力のサポートに。
登山では発汗量が多いため、これらの成分を一度に摂れる経口補水液はとても効率的です。
経口補水液を「登山で使う」際の注意点

登山で経口補水液を使うのは非常に効果的ですが、使い方を間違えると逆効果になることも。以下の点に注意して、正しく活用しましょう。
● 溶かしたら早めに飲む
経口補水液は糖分と塩分を含むため、常温で放置すると雑菌が繁殖しやすくなります。作り置きせず、必要なときにその場で溶かして飲むのが基本です。
● 味が苦手な人もいる
経口補水液はスポーツドリンクと違って塩分濃度が高く、しょっぱく感じることも。登山本番で使う前に、一度自宅などで試しておくと安心です。
● 糖分が少ないため、行動食との併用がベター
補水液は「水分と電解質の補給」が目的で、エネルギー補給には向きません。行動中はジェルやナッツなど、糖分・脂質を含んだ行動食と一緒にとるのがおすすめです。
● 飲み過ぎにも注意
脱水を恐れて経口補水液ばかり飲んでいると、ナトリウムなどの塩分過剰になることも。汗を大量にかいたときや、体調不良時に限定し、基本は水を中心に、必要に応じて補水液をプラスする使い方がベストです。
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まとめ|「水だけじゃ足りない」夏登山の相棒にクラシエの経口補水液パウダー

クラシエの経口補水液パウダー(500mL用)は、夏の登山における“保険”のような存在。水分と塩分を効率よく補えるため、脱水症状や熱中症のリスクを最小限に抑えることができます。
特に夏の低山や長時間の縦走では、汗の量が増え、「水は飲んでるのに頭がぼーっとする」「脚がつりそう」なんてことも。そんなとき、経口補水液が“効く水分補給”に変えてくれる頼れる存在になります。

さらに、パウダータイプは軽量・コンパクトで持ち運びやすく、必要なときにさっと作れるのも登山向き。常備薬のようにザックの中に1〜2袋忍ばせておけば、いざというとき安心です。
「山では、使わずに済んだらラッキー。使って助かったら大正解」経口補水液はまさに、そんな登山者の鉄則にぴったりなアイテムです。