登山、トレイルランニング、サイクリング…アウトドアを愛する人なら誰もが気にするのが「水分補給の効率化」。そんな中、アメリカ発のハイドレーション専門ブランド「HydraPak(ハイドラパック)」は、20年以上にわたって“水関係のアイテム”を追求し続けています。
今回は、そんなHydraPakの中から登山やトレラン、バイクパッキングにおすすめのモデルを厳選して紹介。使いやすさ、洗いやすさ、収納性まで、実際に使って分かるポイントも含めて深掘りします。
HydraPakとは?革新的なハイドレーションのパイオニア

HydraPakは2001年にアメリカ・カリフォルニアで誕生したハイドレーションブランドです。
「良い」だけでは満足しない。
「完璧」を追い求める開発姿勢。
この哲学のもと、HydraPakは20年以上にわたってリザーバー(ハイドレーション用水袋)を専門に改良・開発し続けてきました。その実力は、米軍やウルトラアスリートにも支持されるほど。
全製品がBPA・PVCフリーであり、FDAおよびEUの安全基準もクリアしているので、安全性・耐久性ともに折り紙付きです。
登山では「HydraPak ベロシティ IT 1.5L」を愛用中!保冷力と取り回しの良さが魅力

登山中の水分補給には、HydraPakの《ベロシティ IT 1.5L」を使っています。
理由はシンプルで、「軽くて・冷たくて・扱いやすい」から。登山では荷物をできるだけ軽くしたいですが、水の確保は命に関わる大切な要素。そのバランスを取るのにちょうどいいのが、このリザーバーなんです。
容量は1.5リットルと日帰り登山にちょうどよく、重量もたったの169gと超軽量。さらに特筆すべきは、「IsoBoundインサレーションテクノロジー」による高い保冷力。普通のリザーバーよりも約38%も冷たさをキープできるので、真夏の登山でも最初のひと口がぬるくなりません。しかも、ボトル本体が結露しにくい構造で、パッキングの中身が濡れないのも安心ポイント。
ベロシティ-IT-1.5L-176x300.jpg)
チューブ部分には「ハイドロフュージョンチューブ」を採用していて、こちらも断熱構造。炎天下でもチューブ内の水がアツアツにならず、いつでも快適に飲めるのがありがたいです。また、HydraPakならではの「PLUG-N-PLAY機構」で、チューブの着脱がワンタッチで可能。給水や洗浄の際に手間取らないのも、地味に助かるポイントですね。
見た目もスリムでスタイリッシュなので、パック内の収納もしやすく、ハイドレーションとして完成度の高い一本だと感じています。
ハイドラパック製品の特長まとめ

HydraPak(ハイドラパック)が多くの登山者やトレイルランナー、サイクリストに支持されている理由は、ただ軽いとか丈夫というだけでなく、「本当に使いやすくて手入れがしやすい」こと。
以下では、HydraPak製品に共通する特長をもう少し詳しくご紹介します。
すべてがリバーシブル設計(裏返して洗える)
-243x300.png)
HydraPak最大の魅力のひとつが「全製品がリバーシブル構造」になっている点。飲み口を外せば、リザーバーやソフトフラスク本体を手で簡単に裏返せるので、洗いやすさが段違いです。
特に、内部に水の揺れを抑える「バッフル(仕切り)」が付いていても、驚くほど簡単に裏返せます。毎回の洗浄や乾燥が面倒だと感じていた人にこそ、一度使ってみてほしいポイント。使用後のカビやニオイも防ぎやすく、清潔さをキープできます。
PLUG-N-PLAY™システムでホースの脱着がワンタッチ

ハイドレーションを使っていて、補給のたびに「ホースが邪魔!」と思ったことはありませんか?HydraPakのPLUG-N-PLAY™なら、ワンタッチでホースを取り外せるので、水を入れた状態のままでもスマートに作業できます。
リザーバーをザックから取り出して水を補充する際、ホースが引っかかって煩わしい思いをすることもありませんし、洗浄時もチューブだけ分離してしっかり洗えるので衛生的です。
新型「コメットバイトバルブ」で快適な飲み心地

HydraPakの飲み口には、「コメットバイトバルブ」という新型のバルブが採用されています。これは「噛んで吸う」タイプの飲み口で、水がスムーズに出るのに不意の水漏れはほとんどなしという安心設計。

特に登山やバイクライド中など、片手でさっと飲みたいシーンで便利さを実感します。吸い込みやすさと防漏性のバランスが絶妙で、ストレスフリーな使用感です。
HydraPakはこうした細かい使い勝手まで徹底して設計されているからこそ、「結局これに落ち着く」という人が多いのも納得。自分の登山スタイルに合うサイズやモデルを選ぶ楽しさもあります。
おすすめモデル①:CONTOUR™(コンツアー)シリーズ
シリーズ-193x300.jpg)
登山・トレイルラン・ハイキング全般に最適な万能タイプ
HydraPakのフラッグシップモデルとも言えるのがこの「CONTOUR」。3Dボトム構造と内部バッフルで水の揺れを最小限に抑え、体にしっかりフィットするデザインです。水を入れても膨らみすぎず、リュックの中で安定するのが魅力。
容量 | 価格(税込) | 重さ | 特長 |
---|---|---|---|
2L | ¥7,260 | 142g | トレラン~日帰り登山に最適 |
3L | ¥7,590 | 155g | 縦走や泊まり装備でも安心の大容量 |
特筆ポイント:
- 横向きのチューブ取付口=パック内でも取り回しやすい
- バッフル構造=コンパクトかつ安定した水流
- 裏返せる+内底にループあり=洗いやすい
おすすめモデル②:CONTOUR™ LUMBAR(コンツアー ランバー)
-300x283.jpg)
ウエストバッグやバイクパッキング派にぴったり
従来の縦長リザーバーとは違い、「横型」に特化した1.5Lモデル。ウエストバッグやハンドルバーバッグとの相性が抜群で、重心が下がるため走行中の安定性も向上します。
容量 | 価格(税込) | 重さ | 特長 |
---|---|---|---|
1.5L | ¥6,930 | 128g | 自転車、バイク、ランに最適な横型設計 |
特筆ポイント:
- 横広のデザイン=腰のラインにフィット
- 約85cmのロングホース=自分好みに調整可
- 他モデル同様、裏返し洗い対応
おすすめモデル③:FORCE™(フォース)
-216x300.jpg)
耐久性最重視。ミリタリー&ハンティング対応
ミリタリースペックの過酷な環境でも対応できるように設計された「FORCE」。厚手の840Dナイロン製ハンドル、断熱チューブ、ダストカバー付きの飲み口…と、あらゆるシチュエーションでの安心感が段違いです。
容量 | 価格(税込) | 重さ | 特長 |
---|---|---|---|
2L | ¥7,700 | 165g | 堅牢性と携行性のバランスモデル |
3L | ¥8,140 | 178g | 長時間行動にも対応する大容量 |
特筆ポイント:
- ハイドロフュージョンチューブ=断熱でぬるくなりにくい
- ダストカバー付き=飲み口が常に清潔
- on/offバーで完全に水漏れ防止
おすすめモデル④:VELOCITY™(ベロシティ)
-190x300.jpg)
超軽量設計でスピード重視のアスリート向け
ベロシティはHydraPakの中でも最軽量クラス。レースやスピードハイクに向けて無駄を極限まで削ぎ落とした設計です。トップの開口部はワイドで、補給も素早く行えます。
容量 | 価格(税込) | 重さ | 特長 |
---|---|---|---|
2L | ¥未定(販売店による) | 約120g | トレラン・レースに最適な軽量設計 |
特筆ポイント:
- スライド式シールで片手で簡単開閉
- タブ付きで出し入れしやすい
- 薄型でトレランパックにピッタリ
おすすめモデル⑤:Velocity™ IT(ベロシティ IT)シリーズ
シリーズ-176x300.jpg)
真夏の登山や長時間のアクティビティに最適な「保冷仕様」モデル
HydraPakの「Velocity IT(ベロシティIT)」は、保冷機能に特化したハイドレーションリザーバー。特許技術のIsoBound™インサレーション構造により、一般的なリザーバーに比べ38%も高い保冷性能を誇ります。冷たい水を長時間キープできるため、夏の登山や炎天下のトレイルランにピッタリ。
内部の水だけでなく、リザーバー本体の結露もしにくいため、ザックやギアが濡れる心配も減少。
モデル | 容量 | 価格(税込) | 重さ | 特長 |
---|---|---|---|---|
ベロシティ IT 1.5L | 1.5L | ¥7,370 | 169g | 日帰り登山やトレランに最適。軽量で持ち運びやすい。 |
ベロシティ IT 2.0L | 2.0L | ¥7,700 | 187g | 長時間の縦走や炎天下での活動に。保冷力&容量バランス◎ |
特筆ポイント:
- IsoBound™断熱構造=保冷力が段違い
- 結露しにくい=他のギアを濡らさない
- チューブも断熱=夏場でも口元が熱くならない
どれを選べばいい?シーン別おすすめ早見表
HydraPakのハイドレーションリザーバーは、どれも高機能。でも「種類が多くて迷う…」という方のために、使用シーンごとのおすすめモデルを簡単にまとめました。あなたのアクティビティに最適な1本を見つけてみましょう。
使用目的 | おすすめモデル |
---|---|
登山全般 | CONTOUR™ 2L / 3L |
トレイルランニング | VELOCITY™ 2L |
夏の登山・暑さ対策 | VELOCITY™ IT 1.5L / 2L |
自転車・バイク | CONTOUR™ LUMBAR |
ハードユース | FORCE™ 2L / 3L |
軽さ重視 | VELOCITY™ |
これから夏場の登山や猛暑日のアクティビティには、冷たさが長持ちする「VELOCITY IT」が特におすすめです。保冷性を重視するか、軽さや汎用性を優先するかで選ぶと、自分にぴったりのモデルが見えてきます。
気になる「臭い」もスッキリ解決!HydraPakのお手入れポイント
新品のHydraPakリザーバーを使い始めると、「ちょっとゴムっぽい匂いが気になる…」という声もあります。でもご安心を。これはTPU(熱可塑性ポリウレタン)素材特有のもので、人体には無害。
使用前にぬるま湯と重曹(またはクエン酸)でしっかり洗浄すれば、ほとんどのニオイは軽減されます。さらにHydraPakはすべて裏返して乾かせる構造なので、細菌やカビによるニオイの発生も防ぎやすいのが大きなポイントです。
新品開封後・臭いが気になるときの洗浄方法
- ぬるま湯(40℃以下)を用意
- リザーバーに半分ほど入れます。
- 重曹またはクエン酸を大さじ1杯入れる
- ※どちらか1つでOK。食品グレードのものを使うと安心。
- 全体を振ってチューブにも流す
- 飲み口を開けてチューブ内にも液を通します。
- そのまま30分〜1時間放置
- 中身を捨てて、ぬるま湯でしっかりすすぐ
- 裏返してしっかり乾燥
- 底のループを引っ張って裏返し、風通しのよい場所に吊るすのがベスト。
まとめ:HydraPakのハイドレーションは「信頼して持ち運べる水」

HydraPakは、単なる水の入れ物ではなく、アウトドアで命を預けられる“信頼の道具”です。登山、トレラン、サイクリングなど、あらゆるフィールドで「しっかり飲めて、しっかり使える」ことにこだわり抜いています。
特に注目すべきは、その「使いやすさ」。裏返して洗える独自構造や、ワンタッチで脱着できるPLUG-N-PLAY™機構、バルブやチューブに至るまで考え抜かれた設計…。手に取った瞬間から、ユーザー目線の工夫に気づくはずです。
さらに、毎年アップデートを重ね、製品は進化し続けています。「冷たさを保つ」「水の揺れを抑える」「手入れが簡単」──HydraPakは、アウトドア愛好者の「あったらいいな」を形にしてきたブランドです。
あなたの冒険を静かに、でも確実に支えてくれる一本。HydraPakは、まさに“信頼して持ち運べる水”です。
追記:登山でハイドレーションが不要と感じる理由とは?必要性を見極めるポイント
ハイドレーションは便利な反面、使いにくさや手入れの面倒さから「不要」と感じる登山者もいます。
自分のスタイルや山行時間、荷物の軽さを優先するなら、ボトルや水筒だけで十分という選択肢もアリです。実際にどう使うかで、ハイドレーションの必要性は変わってくるので、自分に合った方法を見極めましょう。
まずは手に入れやすくコスパ抜群のハイドレーションもチェック!

ハイドレーションは便利だけど、ちょっと試してみたい、コストを抑えたいという方には「TRIWONDER」の給水リザーバーが口コミ評判も高くておすすめです。食用グレードのTPU素材でBPA&PVCフリー、抗菌加工も施されているので安心して使えます。
運動中でも噛みバルブでサッと水分補給でき、水漏れ防止機能もバッチリ。大きな開口部で氷も簡単に入れられ、清潔に保ちやすいのも魅力。容量は1.5Lから3Lまで選べて、登山やハイキングの他、ランニングやサイクリングにも適しています。
ただし、熱湯は使えないので注意が必要です。手軽に使えてコスパ重視なら、まずはこうしたアイテムを試してみるのが良いでしょう。
ペットボトルを“ハイドレーション化”できる便利アイテムも!
-ハイドレーション-コンバーチューブ-171x300.jpg)
「ハイドレーションって便利そうだけど専用の水袋はちょっと…」という方には、手持ちのペットボトルをそのままハイドレーションに変えてしまう「SOURCE(ソース) コンバーチューブ」がぴったりです。
このアイテムは、28mmや24mmといった一般的なペットボトルの口径に対応したアダプターが付属しており、市販のボトルに取り付けるだけでハイドレーションシステムを再現できます。パックのサイドポケットにボトルを差しておけば、ザックを降ろすことなくチューブからそのまま水分補給が可能。
特に軽量化を意識したUL志向の登山者や、既存のボトル運用を無駄にしたくない人にとっては、コスパも利便性も高い一石二鳥のギアです。
最新号・バックナンバーが2ヶ月間無料で読み放題
【キャンペーン開催中!】