登山を続けていくと、「クッカーの容量」って実はすごく大事だと気づきます。大きすぎるとお湯が余るし、燃料ももったいない。逆に小さすぎると、スープ一杯すら作りにくい…。
そんな絶妙な“容量の悩み”をスッと解決してくれたのが、エバニュー Ti 400FD Cup(ECA530)です。
400mlというサイズは、コーヒー・スープ・アルファ米、どれにもちょうどよくて、使い道も意外と幅広い。しかも、重さはたったの約50g。チタン製でタフだから、長く付き合えるのもポイントです。
この記事では、実際に登山で使ってわかったTi 400FD Cupの魅力や注意点、口コミ評判など、レビューしていきます。
Ti 400FD Cupのスペックと基本情報|登山用チタンカップの定番

エバニューのTi 400FD Cup(ECA530)は、軽くてコンパクトなチタンカップを探している登山者にぴったりのアイテム。無駄のない作りで、荷物を軽くしたいULハイカーやソロキャンパーに支持されています。
以下にスペックを簡単にまとめました。
コンパクトなのにしっかり400ml入るちょうどよさと、日本製チタンの安心感が魅力です。
400mlがちょうどいい理由|ULハイカーにもおすすめ

400mlという容量、一見中途半端に感じるかもしれません。けれど実際に使ってみると、この絶妙なサイズ感に感動すら覚えました。
【使用レビュー】登山で実際に試してわかった活用例
- 縦型カップラーメン:330ml → ちょうど一杯分が沸かせる
- フリーズドライ(アルファ米):160ml → 2食分の湯を一度で沸かせる
- スティックコーヒー:100~150ml → 2杯分でも余裕あり
- インスタントスープ:150ml → スープ+主食を一緒に準備可能
ソロ山行で「一度にすべて済ませたい」派には、このサイズ感が完璧。
重量はわずか50g!チタン製カップの軽さがもたらすメリット

Ti 400FD Cupの魅力は、ただ軽いだけではありません。0.3mmという極薄のチタン板を日本国内で加工し、たった50gのクッカーに仕上げられています。
手に取るとあまりの軽さに「え?ただの缶じゃないの?」と思ってしまうほど。けれど、火にかけても変形せず、熱伝導も早く、湯沸かし性能はかなり高いです。
特にアルコールストーブとの相性が抜群。着火からわずか2〜3分で300mlがしっかり沸騰します。
驚異のスタッキング性能|コンパクト装備に欠かせない理由

エバニュー製品をすでにお持ちの方にとって、このカップは“ハマり役”になります。
Ti 400FD Cupと相性のいいスタッキング対応ギア一覧

- Ti U.L. Deep Pot 640(ECA442)
- Ti Solo Pot NH(ECA521)
- 110缶(OD缶)
- アルスト+風防+五徳(コンパクトセット)

湯沸かし用のすべてがこの中に収まります。しかも、それらを収納しても軽量。ミニマリストにとって、これ以上無駄のないシステムはそうありません。
チタン製カップの特徴と味の変化|ステンレスとどう違う?

素材にこだわるエバニューは、医療機器レベルのチタンを採用。無塗装・無コーティングだからこそ、飲み物や料理に金属臭が移りにくいという大きなメリットがあります。
これは、アルミ製やステンレス製のカップと飲み比べて初めて分かるレベル。特にコーヒーや緑茶の風味に敏感な人は、「あ、こっちのほうが美味しい」とすぐに実感できます。
注意点もチェック!実用面で気になったポイント

もちろん、完璧な道具は存在しません。Ti 400FD Cupにも注意しておきたい点があります。
- 持ち手のシリコンが解ける可能性:火が近かったり、直接当たってしまうと持ち手のシリコン(赤い部分)が簡単に溶けてしまいます。特に焚き火などは注意しましょう。
- 蓋が付属しない:別売りまたは他社製のフタ(muiTidishなど)を活用するのがおすすめ。
- 炒め物や焼き物には不向き:底面が狭く、直接火で強火調理するには不安定。
“これひとつで調理完結”というよりも、湯沸かし+ドリンク+スープ専用カップと割り切った使い方がベストです。
【おすすめ活用法】Ti 400FD Cupの便利な使い方3選

Ti 400FD Cupはただ軽いだけじゃありません。実際に使ってみると、「あれ、これ一つで全部済む?」と思えるほど汎用性が高く、ソロ登山やミニマルキャンプにぴったり。
ここでは、実際に試してみて便利だった使い方を3つご紹介します。
朝のコーヒーに最適な軽量マグとして
前夜の残り湯で、Ti 400FD Cupにコーヒースティック1本。雑味がなく、軽い口当たりのまま山の景色とマッチします。
アルファ米+スープでシンプルな山ごはん
一度に300mlちょっとのお湯を沸かして、スープ用と主食用に振り分ける。わざわざ複数回火を使わなくても済むのが嬉しい。
軽量クッカーシステムへの組み込み例
Ti 400FD Cupの内側に110缶(OD缶)を重ねて収納。それだけで、スペースが圧倒的に節約できます。アルストも小さいものであれば風防、五徳も収納可能。
マルチディッシュがフタになる!Ti 400FD Cupとの相性が抜群

エバニューの「マルチディッシュ(EVERNEW Multi Dish)」は、Ti 400FD Cupのフタ代わりとしてジャストフィットするアイテム。
外径10.4cmの設計が絶妙で、カップ上部にカチッとフィットする感じが気持ちいいんです。もともとツマミや蒸気孔を“あえて設けない”ことで、フタとしてだけでなくアルストのプレヒート皿や燃料受け、おつまみ用小皿としてもマルチに活躍。
もちろんこれもチタン製・新潟県燕市製で、信頼感と耐久性は折り紙付き。Ti 400FD Cupとマルチディッシュ、この2つが揃えば湯沸かしからちょい飲み、おつまみタイムまでを軽量・スマートにこなせます。
エバニュー Ti 400FD Cupの口コミ評判

エバニュー Ti 400FD Cupは、登山・キャンプ愛好家の間で非常に評価が高く、「最軽量クラスの400mlカップ」として多くのユーザーに支持されています。
以下で、実際の使用者から寄せられた声をもとに、リアルな口コミ評判をまとめてみました。
登山用に購入。ザックの中でかさばらないし、50gという軽さは正直感動モノ。疲れているときでもさっと出してお湯を沸かせるし、“軽さは正義”を実感できるアイテムです。
アルファ米とスープの両方を一度にまかなえるサイズ感。以前は600mlクッカーでお湯が余っていたけど、これは“ちょうど”が本当に使いやすい。1人用のUL装備にベストマッチ!
Ti U.L. Deep Pot 640にぴったり入るので、ソロ用のアルストセットを全部中に収納できました。パッキングがスッキリしてモチベも上がる!キャンプでも山でも活躍中です。
ステンレス製のマグから乗り換えたら、なぜかコーヒーが美味しく感じる(笑)。チタンは金属臭がないって聞いてたけど、ここまで差が出るとは。飲み物用マグとしても優秀です。
アルコールストーブ+五徳+風防をまとめて収納可能。しかも蓋にマルチディッシュが使えるのが神すぎる…。軽量ギア好きにはたまらない“ギミック感”がある名作だと思います。
エバニュー Ti 400FD Cupは「軽さ・容量・実用性・スタッキング・素材感」と、どの角度から見てもソロ登山者・ミニマリストキャンパーにぴったりな1品。
口コミからも、その完成度の高さがはっきり伝わってきます。
【まとめ】チタンカップの中でも最軽量で万能。Ti 400FD Cupは登山用カップにおすすめ

とにかく汎用性が高く、「これ、持ってて正解だったな」と感じるカップ。それがTi 400FD Cupです。
たとえば――
- コーヒーを淹れる朝の時間
- スープをすするひと休み
- 荷物を1gでも軽くしたい時
派手さはないけれど、「必要な場面でちゃんと応えてくれる」、そんな安心感があります。しかも、チタン製で実測わずか48g。軽さ・サイズ・実用性のバランスが絶妙なんです。
頻繁に使わなくても、バックパックの片隅にいつも忍ばせておける。それだけで安心感が違います。登山道具に“長く付き合える1品”を加えたいなら、Ti 400FD Cupはきっといい選択になると思います。