突然のアクシデントやナイトハイク、災害時…
「ヘッドライト、持っててよかった」と実感する瞬間は意外と多いもの。特に登山では日帰りのつもりが下山が遅れ、想定外の“ナイトハイク”になることも。
この記事では、軽量コンパクトで、緊急時にも信頼できる「エマージェンシー用ヘッドライト」からおすすめの5モデルを厳選してご紹介。ソロ登山者やULハイカー、はたまた防災備蓄を見直したい方にも役立つ内容です!
エマージェンシーヘッドライトとは?

エマージェンシーヘッドライトとは、万が一のトラブルや予想外のビバーク(野営)に備えて携帯する、超軽量・コンパクトなヘッドライトのこと。
通常の登山装備とは別に、予備として常にザックに入れておくのが基本です。突然の悪天候や道迷いで日没を迎えてしまったとき、手元が照らせるだけで安心感が段違い。
最近はUSB充電式や防水仕様、数十グラムの軽量モデルも多く、荷物を増やさずに備えができます。登山の「最後の保険」として、持っておく価値は非常に高い装備です。
僕が選んだのは「Petzl e+LITE」|安心感と携帯性のバランスが抜群

僕が実際に非常用として愛用しているエマージェンシーヘッドライトが「Petzl e+LITE(イーライト)」。
わずか26gと超軽量なのに、最大50ルーメンの明るさと白・赤の点灯・点滅モードを搭載。収納ケース付きでバックパックのポケットやファーストエイドキットにすっぽり収まり、電池を入れたまま約10年保存できるという頼もしさも魅力。
防水性能(IPX7)やホイッスル付きバンドなど、緊急時に本当に必要な機能だけがしっかり詰まっています。
Black Diamond FLARE|40ルーメンの実力派、信頼のエマージェンシーヘッドランプ

重量:約27g(電池含む)
光量:最大40ルーメン
点灯モード:高照度/低照度/赤色/ストロボ/SOS
使用電池:コイン電池(CR2032 ×2)
防水性能:IP67(防塵・防水)
わずか27gながら、最大40ルーメンの光量とIP67の高い防塵・防水性能を備えた信頼のエマージェンシーヘッドランプ。アルミニウム製の頑丈なボディにCR2032電池2個を内蔵し、10年以上の長期保管にも対応。
ハイ・ローの2段階照度に加えて、赤色灯・ストロボ・SOSモードも搭載。グローブボックスやザックの隙間、チョークバッグにも収まるコンパクトさで、非常時の備えとしてぴったり。
ここがポイント:過酷な環境にも耐えるタフ設計。10年間入れっぱなしOKで、いざというときに頼れる1灯!
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NITECORE NU25 UL|ULハイカーの定番モデル

- 重量:約47g(バンド込み)
- 光量:最大400ルーメン
- 点灯モード:スポット・ワイド・赤色灯
- 内蔵バッテリー:USB-C充電
- 防水性能:IP66(防塵・強い噴流水)
本格的な山行でも通用する「UL(ウルトラライト)」仕様の本格派ヘッドライト。最大400ルーメンの出力がありながら、軽量で邪魔にならないナイロンコードタイプのヘッドバンド採用。低照度モードなら長時間稼働可能で、非常時だけでなく通常の登山ライトとしても◎。
ここがポイント:緊急用+本気山行どちらもこなせる。普段使いもできてコスパ抜群。
Petzl e+LITE|防災袋に最適なエマージェンシー仕様

- 重量:約26g(ケース込み)
- 光量:最大40ルーメン
- 点灯モード:白色・赤色(点滅あり)
- 使用電池:CR2032×2(約10年間保管可能)
- 防水性能:IPX7(水深1m防水)
災害対応を意識して設計されたPetzlのエマージェンシーモデル。収納ケース付きで、電池を入れたまま10年保管できるという安心感が魅力。赤色点灯モード付きで、夜間の視認性や緊急信号にも対応。
ここがポイント:防災・遭難・停電対策として最適。登山中のバックアップにも強い味方。
Ledlenser MH3|単三電池対応でいざという時も安心

- 重量:約92g(電池込み)
- 光量:最大200ルーメン
- 点灯モード:高・低、可動式フォーカス調整
- 使用電池:単三乾電池1本
- 防水性能:IP54(生活防水)
コンビニや自販機でも手に入りやすい「単三電池」で動くのが最大の強み。LEDの質も高く、フォーカス調整で広範囲にもピンポイントにも対応。90g台のヘッドライトとしてはやや重めだが、そのぶんバランスが良く、いざという時の信頼性が高い。
ここがポイント:電池調達が容易=防災や旅先にも強い。メイン機の予備にもぴったり。
GENTOS CP-095D|コスパ重視ならこれ!

- 重量:約65g(電池込み)
- 光量:最大95ルーメン
- 点灯モード:High / Eco / 点滅
- 使用電池:単四電池×2本
- 防水性能:IPX4(防まつ形)
安価ながらも明るさ十分、基本性能がしっかりしていてコスパ良好。操作もシンプルで、登山初心者にも扱いやすいモデル。登山ザックに“お守り代わり”に1本忍ばせておくと安心。
ここがポイント:とにかく安くて無難。ヘッドライトをまだ持っていない人の「最初の一本」に。
まとめ|“使わないで済む”のがベスト。でも、必ず持っていこう。

エマージェンシーヘッドライトは、出番がないに越したことがないアイテムです。
けれど山の天気は急変しやすく、行動が長引いたり、アクシデントで停滞したりすることは珍しくありません。そんな「もしも」の時、ポケットに1つライトがあるだけで、安心感も生存確率もグッと変わります。
今回紹介した5つはどれも、軽量でコンパクト。それでいて、実際の使用に耐える性能と信頼性を兼ね備えています。バックパックの片隅やファーストエイドキットの中に“入れっぱなしでOK”。そういう存在だからこそ、選び方はとても大切。
「ヘッドライトはすでに持ってるよ」という人も、メインとは別にサブとして1つ追加しておくのがおすすめ。“ライトが故障した”“どこかに落とした”なんて場面でも、予備があれば冷静でいられます。
ぜひ自分のスタイルに合った1台を選んで、備えを万全にしておきましょう。