これまで登山ではwildoのフォールダーカップ（約250ml）を使っていたんですが、微妙にサイズが大きくて収納に少し悩むことも。それでも他にあまりいい選択肢がなく、長くずっと使い続けていました。
そんなとき街ブラで見つけたのが、100円ショップ・キャンドゥで販売されている折りたためるシリコンコップ。最初は「お酒でもちょっと飲めたらいいかな」くらいの軽い気持ちで購入したんですが、これが意外にも実用性バッチリの万能アイテムだったんです。
今回は、そんな100円アイテムの可能性を徹底レビューします！
どうもこんにちは！このブログでは愛知県のハイカーが登山で実際に使っている道具をご紹介！ギア選びの参考になれば嬉しいです！
YouTubeをチェック！100均キャンドゥの折りたためるシリコンコップの基本スペックと商品情報まとめ
まずはスペックを見てみましょう。価格はもちろん税込110円。100均のアイテムとは思えないほどしっかりと作られています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 折りたためるコップ シリコーン |
| 販売元 | キャンドゥ |
| サイズ（使用時） | 約 直径6.9cm × 高さ6.4cm |
| サイズ（収納時） | 高さ 約1cmまで折りたたみ可能 |
| 容量 | 約100ml |
| 素材 | シリコーンゴム |
| 耐熱温度 | 220℃ |
| 耐冷温度 | -20℃ |
| カラー | 白、ライトグレー |
| 生産国 | 中国 |
| 重さ | 25g |
見た目はまるで「シートゥーサミット Xカップ」
キャンドゥで見つけたこの折りたためるシリコンコップ、パッと見た瞬間に「これ、Xカップじゃん！」と感じたほど、形状がそっくり。
蛇腹状に折りたためるデザインや、上部が広がる形状、シリコン素材の質感まで、あの有名なSea to Summit Xカップを思わせる作りです。
もちろん実際には細かい違いはあるものの、見た目や使用感は価格差を考えればかなり健闘している印象。100円でこの再現度はちょっと驚きです。
購入理由は登山用のお酒が飲める小さくて折りたためるシリコンコップが欲しかった
登山をしていると、テント場などでちょっとだけお酒を飲みたくなることってありませんか？
僕は特に夜のテン場で、ちょっとだけレモンサワー（水割り）を飲んでホッと一息つく時間が好きなんです。
でも普通のマグカップを持っていくのはかさばるし、割れるのも心配。ステンレスカップも軽いけど嵩張る…。
wildoのフォールダーカップ（約250ml）でも十分なんですが、「何かもっと軽くてコンパクトなカップはないかな」と思っていた時に、このシリコンコップを発見しました。しかも100円！
実際の使用感：思ったよりもぐにゃぐにゃでバランスも決して良くはない
いざ使ってみると、思ったよりもぐにゃぐにゃ…が第一印象。特に中に飲み物を入れた状態で持ち上げた時にぐにゃぐにゃ感を感じると思います。ただ軽く持てば問題ないのですが、満杯の状態で強く握ると中身が溢れてくるかも。
底はやや狭めなので石や地面の上に置くと倒れる可能性はあります。
ただし普通にコップとしては成立しているので、僕は全然山に持っていけるレベル。ちょっとした水割りを作ったり、取り皿としても問題なし。（容量はだいぶ小さいですが…）
軽さと薄さがいい。収納時は高さ1cm以下に
このコップ、何よりスゴイのが折りたたんだときの薄さです。高さ1cm以下になるので、小さい収納袋にすら入るんですよね。重さも軽すぎて、ザックに入れているのを忘れるレベル。しかもペタッと平らになるので、バックパックの隙間にもスッと収納可能。
まさに登山・ハイキング・旅行・非常用にピッタリのアイテムです。
ちなみにいつも使っているエバニューのチタンマグ300（Ti FH Mug 300）には微妙にフィットしなかったので上に置くように収納しています。
歯みがきやうがいにも便利。防災グッズとしても◎
僕はお酒用として買いましたが、実際には歯みがき時のうがい用として使っている人も多いと思います。洗面台にカップを置いておくと場所を取るけど、このコップなら使うときだけ広げて、使い終わったらぺたんと畳んでOK。清潔に保ちやすいのもポイントです。
また、防災グッズとしてもかなり有能です。非常用持ち出し袋って限られた容量の中にあれこれ詰め込む必要がありますよね。この薄さ・軽さならスペースの邪魔をせずに忍ばせておけます。
気になる点・注意したい点
便利なこのコップにも、いくつか気になる点はあります。
- においが気になる人もいるかも？
僕の場合はほとんど気にならなかったですが、シリコン特有のにおいがするという声も。最初に食器用洗剤でしっかり洗うと気にならなくなるかも。 - 形を保つのにちょっとコツがいる
慣れればすぐできますが、最初はコップの形状に整えるとき「どこをどう引っ張ればいいのか」ちょっと戸惑いました。底をしっかり押し出して、側面をきれいに立てるようにするときれいに使えます。
【比較】キャンドゥvsフォールダーカップ：100均シリコンコップは本家の代わりになる？
僕が今までずっと愛用してきたのはWILDO（ウィルドゥ）のフォールダーカップ。
フォールダーカップといえば、登山・キャンプ・トレッキング好きなら一度は見たことがある北欧発の名作カップ。実際にスウェーデン軍でも採用され、40年以上愛され続けている逸品です。
一方で、キャンドゥの折りたためるシリコンコップはわずか110円で買える超お手軽ギア。価格差はざっくり10倍以上あるこの2つ、実際に使ってみるとどう違うのか、いくつかのポイントに絞って比較してみました。
使用感と機能性：容量・耐熱性・収納性の違いは？
| 比較項目 | キャンドゥ シリコンコップ | wildo フォールダーカップ |
|---|---|---|
| 価格 | 110円（税込） | 約1,200円前後 |
| 容量 | 約100ml | 約250ml |
| 素材 | シリコン | TPE（植物由来50％）or PP（BPAフリー） |
| 耐熱温度 | 約220℃ | 約120℃ |
| 重量 | 約20g以下（体感） | 約25g |
| サイズ（収納時） | 高さ約1cm | 高さ約2.9cm |
| スタッキング | 不可 | ビッグサイズと可 |
| 食洗機対応 | 記載なし | 対応OK |
| カラーバリエーション | 2色程度（白・グレー） | 7色（北欧カラー） |
容量は明らかにフォールダーカップの方が大きく、実用性はフォールダーカップに軍配が上がります。コーヒーやスープ、軽食用にも対応できる万能サイズ。
対してキャンドゥコップは特に折り畳んだ時にサイズがとにかく平べったいです。また、「ちょい飲み」や「うがい用」にちょうどいいミニサイズ。お酒をちょこっと飲みたい場面や、ミニマルな用途に絞れば逆にジャストな選択肢。
どちらのコップも重量は変わらないですが、収納袋はだいぶゆとりができました。
また、耐熱性ではキャンドゥのシリコンコップが220℃まで対応しており、熱湯の使用にも多少の安心感あり。フォールダーカップは耐熱120℃ですが、「空のまま加熱NG」という注意もあり、火の近くではやや注意が必要です。
結論：軽量＆省スペースな“ちょい使い”最強カップ！
この100円のシリコンコップ、まさに「あると便利」な代表格です。登山やアウトドアではもちろん、旅行・職場・車内・防災リュック…とあらゆるシーンで使えます。
そしてなにより、「ちょっとだけ何か飲みたい」っていうときのちょうどいいサイズ感がたまらない。僕みたいに登山中に山頂でお酒を楽しみたい人や、ちょっと潔癖で自販機の紙コップ使いたくない人にもおすすめです。
110円でこの安心感が手に入るなら、買っておいて絶対に損はなし！
見かけたらぜひ一つ、お試しください！
