登山やハイキングを楽しむ中で、必ず持っておきたいのがファーストエイドキット。とはいえ、「何に入れて持ち運ぶか」でけっこう悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
これまで僕はジップロックや100均のポーチでごまかしてきました。でも、いざという時に取り出しにくかったり、壊れたり、中身がごちゃついたりと、何かとストレス…。そんな中、ようやく理想的な一品に出会いました。
それが、GRANITE GEAR(グラナイトギア)のファーストエイドエアポケットです。
のファーストエイドエアポケット-187x300.jpg)
UL(ウルトラライト)志向のハイカーからも人気の高いGRANITE GEAR。そのポーチは、軽さ・耐久性・実用性・携帯性すべてをバランスよく備えた”最適解”ともいえるアイテムでした。この記事では、実際の使用感や細かなスペックなどをレビューしていきます。
GRANITE GEARとは?

GRANITE GEAR(グラナイトギア)は、1986年にアメリカ・ミネソタ州でジェフ・ナイトとダン・クルークシャンクの2人によって創設されたアウトドアギアブランドです。
「革新的でタフなギアをつくること」を理念に掲げ、特にバックパックやパッキングアイテム、アクセサリー類で高い評価を得ています。特徴的なのは、軽量でありながら耐久性に優れ、機能性を徹底的に追求している点。
アメリカのスルーハイカー(ロングトレイルを歩く登山者)からも絶大な信頼を集めており、UL(ウルトラライト)志向の登山者にはおなじみのブランドです。
ファッション性よりも実用性重視で、使い込むほどに真価を発揮する、まさに「使う人本位」の道具を提供しています。
ファーストエイドエアポケットのスペック&概要|想像以上にしっかりした”軽量ポーチ”

見た目はシンプルなナイロン製ポーチですが、素材はただのナイロンではありません。30Dシルナイロンコーデュラという軽量かつ高耐久の生地を使っていて、多少の引き裂きや擦れにも強いのが特徴です。

ファスナーもスムーズで軽快。開け閉めがしやすく、急いで中身を取り出したい場面でもストレスを感じませんでした。
ファーストエイドエアポケットの容量感と収納力

サイズとしてはそこまで大きくないのに、意外としっかり入ります。実際に僕が詰めたのはこちら:
- 絆創膏(数枚)
- テーピング(1ロール)
- ガーゼ&包帯(個装タイプ)
- 消毒綿&使い捨て手袋
- 鎮痛剤、胃薬、酔い止め
- 小型ハサミ
- ポイズンリムーバー
- ダクトテープ
- エマージェンシーヘッドライト
- エマージェンシーブランケット
全部入れても膨らみすぎず、ファスナーがスムーズに閉まるレベル。
中が透けるわけではないですが、赤い本体に白い十字があるので、ザックの中でも識別しやすく、いざという時に素早く取り出せます。
GRANITE GEARファーストエイドエアポケットは軽量なのに丈夫|ULハイカーに最適な素材使い

GRANITE GEARの名を冠するだけあって、素材と作り込みはかなり本気です。
このエアポケットに使われている30Dシルナイロンコーデュラは、超軽量ながら高い耐久性を備えた素材で、登山用ギアの軽量化を狙う人にもぴったり。軽さは実測でわずか13g。
試しにザックの底で何度か潰してみたり、パッキングの中で他のギアと擦れる状態で数日使ってみましたが、傷も破れもまったくなし。タフで長持ちする印象を受けました。
アクセス性も抜群|ループ付きで外付けできる

このポーチの地味だけど嬉しいポイントが、裏面にループがついていること。これを使って、ザックのハーネスやベルト部分、チェストストラップなどに装着できます。
緊急時にファーストエイドを素早く使えるかどうかは、命にかかわる問題にもなりえます。ザックの奥深くではなく、外付けできる仕様は大きな安心ポイントです。
デザイン|必要十分な目立ち具合と無駄のなさ

赤地に白い十字。ファーストエイドであることが一目で分かるデザインで、視認性もバッチリ。とはいえ主張しすぎるわけでもなく、アウトドアスタイルにも自然に馴染むミニマルなビジュアルです。
無駄な装飾やポケットがないぶん、軽量で中も見やすく、整理しやすい構造。まさに「削ぎ落とされた機能美」といえるアイテムだと思います。
GRANITE GEAR ファーストエイドエアポケットの口コミ評判

軽量でタフ、そしてシンプル。ファーストエイドポーチに求められる要素をしっかり押さえたこのアイテム。実際の使用者たちはどう感じているのでしょうか?ここでは、SNSやレビューを参考にした口コミをまとめてみました。
軽量で丈夫なナイロン素材だから、ザックの外にぶら下げても気にならない。13×18cmというサイズ感もちょうどよく、絆創膏やテーピング、痛み止めなどの最低限の救急セットを入れて常に携帯しています。雨に濡れても中身が無事だったので、防水性もなかなかのもの。
透明じゃないから中身が丸見えにならず、パッキングもスマートに見える。派手な赤色なのでザックの中でも見つけやすいし、緊急時にパッと取り出せるのが◎。必要最小限を軽くまとめたいUL志向の人に向いてると思います。
登山だけじゃなく、家族とのピクニックや旅行にも使ってます。常備薬と数枚のガーゼ、簡易ハサミなどを入れておくだけでかなり安心。パッキングしやすいサイズと形状なので、小物整理用のポーチとしても優秀。
スリムで軽いのはいいけど、あと5mmでもマチがあれば、厚みのあるアイテムも入れやすいなと感じた。とはいえ、ミニマルな救急セットなら十分収納可能。ファスナーもスムーズで開け閉めしやすい。
シルナイロンの質感がとにかく軽くて薄い!似たようなファーストエイドポーチを他にも持ってるけど、この軽さは別格。重量をシビアに管理したい登山やトレランでは大きなアドバンテージになるはず。
ぴったりのギアです。口コミにもあるように、ファーストエイドエアポケットはその使い勝手のよさと工夫されたディテールは、登山者・ULハイカー問わず多くの支持を集めている理由のひとつ。
登山初心者からベテランまで、ファーストエイドキットの“入れ物”を見直したいなら、まずはこのポーチを試してみるのが正解かもしれません。
まとめ|これが“最後のファーストエイドポーチ”になるかもしれない

GRANITE GEAR ファーストエイドエアポケットは、ファーストエイド収納に求める条件――軽い、丈夫、取り出しやすい、そしてちょうどいい大きさ――をすべて満たす、まさに理想的なポーチでした。
ジップロックの卒業を考えている人。 もっと軽くて丈夫なケースを探している人。 ファーストエイドをきちんと管理したい人。
そんな登山者に心からおすすめできる一品です。
まさに“これでいい”じゃなく、“これがいい”。
ファーストエイドポーチを見直すなら、まずこのアイテムを手に取ってみてはいかがでしょうか?