夏の足元、どうしていますか?
ビーチサンダルはラフだけど長時間歩くにはちょっと頼りないし、スポーツサンダルは履き心地はいいけど、街歩きやキャンプにはちょっとゴツすぎる…。
そんな“ちょうどいい”を探している人に、自信を持っておすすめしたいのが Xero Shoes(ゼロシューズ)の原点とも言えるサンダル「ジェネシス」です。

「えっ、こんなにシンプルで大丈夫?」と思うかもしれませんが、実際に履いてみると、その軽さとフィット感にびっくりします!
足裏から地面の温度や質感がダイレクトに伝わってきて、“歩いている”というより、“地球を感じている”ような感覚。
僕自身、普段からベアフット系のシューズを愛用していますが、このジェネシスを初めて履いたときの「これ、裸足より気持ちいいかも…」という衝撃はいまでも忘れられません。
今回はそんなジェネシスを実際に使って感じたことを、詳しくレビューしていきます。
Xero Shoes(ゼロシューズ)ってどんなブランド?
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Xero Shoes(ゼロシューズ)は、「裸足で歩くような自由な感覚を、シューズでも」というコンセプトから生まれたアメリカ発のフットウェアブランドです。特徴はなんといっても“ナチュラル・ムーブメント”にこだわった設計。足の自然な動きを妨げず、地面の感触をダイレクトに感じられる薄くて柔軟なソールが魅力です。
創業者は、ベアフットランニングに魅了されたスティーヴン・サシェン氏。自らの怪我をきっかけに、現代のクッション性に頼りすぎた靴文化に疑問を持ち、「もっとシンプルで人間本来の動きを大切にしたシューズを」と、手作りのサンダルからスタートしました。
現在ではランニング、ハイキング、日常履きまで幅広いモデルを展開し、世界中のベアフット愛好家や自然志向のユーザーに支持されています。まさに“原点に帰る”ような履き心地を提供してくれるブランドです。
圧倒的な軽さ、たったの130g(27cm片足)
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最初に驚くのが、とにかく軽いこと。27cmで片足わずか130g。まるで“足に薄いシートを貼った”ような感覚で、履いているのを忘れてしまうほどの軽やかさです。
薄くてかさばらないので、旅行用や登山テン場のサブシューズにもぴったり。バックパックのポケットやすき間にサッと入れられて、持ち運びも楽々。無駄のないシンプルなデザインだからこそ、軽さと使いやすさがしっかり両立しています。
薄いソールで感じる地面の感覚

ジェネシスのソールは、わずか4.8mm(ベース2.8mm + ラグ2.0mm)という超薄型。
クッション性でごまかさず、地面からの情報をしっかりと足裏に届けてくれる構造です。この薄さが、足の感覚を研ぎ澄まし、“地面と会話しているような感覚”を味わわせてくれます。
アスファルトの硬さ、芝生の柔らかさ、土の湿り気、岩のゴツゴツ感――あらゆる路面の違いがクリアに伝わってきて、歩くたびに新しい発見があります。結果として、足運びが自然と丁寧になり、身体の使い方にも意識が向くように。
ただの“薄いサンダル”ではなく、「自分の足を信じて歩く」感覚を育ててくれる一足です。
素足みたいな自由さ、でもちゃんと頼れる足元を

Xero Shoes ジェネシスは、まるで素足で歩いているかのような軽やかさと自由さが魅力。
足にしっかりフィットするトラブルレスなストラップ設計と、滑りにくいアウトソールで、砂利道や草地、岩場でも安心感があります。
素足のような解放感を味わいながらも、アウトドアで必要な“頼れる一足”として、しっかり機能してくれるバランスの良さが光ります。
テン場で実際に使ってみた感想

テント場では「脱ぎ履きしやすいサンダル」が大前提。でも、ジェネシスはそれだけじゃありません。
- 超軽量だからザックの隅にスッと入る
- テント設営中も足元が蒸れずに快適
- 水に濡れてもすぐ乾くので、沢での水遊びにも便利
テント場は意外と小石や段差が多いので、薄いソールでも地面をしっかり掴めるジェネシスは“歩きやすい”と実感しました。裸足よりも安全、だけど素足のような自由さ。
他のXero Shoesサンダルと比べてどう?

Xero Shoesには「Zシリーズ」や「ジェネシス」など、用途や履き心地の異なる複数のサンダルがラインナップされています。それぞれの特徴を比べてみると、自分に合った一足が見えてきます。
▶ Z-Trail EV
Xeroサンダルの中でももっとも“履き心地重視”のモデル。ソール厚は約11mmで、クッション性がしっかりあり、地面からの突き上げもマイルド。ザックを背負っての長距離歩行や、日帰り登山、旅行などにも向いています。足裏に伝わる情報は少なめですが、そのぶん安心感と疲れにくさがあります。
こんな人におすすめ:
- 長時間歩くことが多い
- 少しクッションが欲しい
- 荷物を持つシーンが多い
▶ Z-Trek
Zストラップ式でホールド感と安定性が高めのモデル。足全体をしっかり包み込む設計で、動きの多いアクティビティにも対応。デザイン的にもシンプルで、タウンユースや普段履きにもマッチします。
こんな人におすすめ:
- 街履きにも使いたい
- 安定感を重視したい
- カジュアルなルックスが好み
▶ Genesis(今回紹介のモデル)
ゼロシューズの原点にして、最軽量・最シンプルな構造。片足130gという驚異的な軽さで、素足に限りなく近い感覚を味わえます。足裏で地面の起伏を感じ取りながら歩く感覚は、Zシリーズでは味わえないもの。ソールは薄いぶん保護性は低めですが、その分開放感と“自由度”は段違い。
こんな人におすすめ:
- とにかく軽くて自由なサンダルが欲しい
- 裸足感覚で自然と向き合いたい
- 登山のテン場、旅のサブシューズ、ビーチなど多用途に使いたい
Zシリーズと比べて“保護感”は劣るけど、そのぶん自由さが際立つのがジェネシス。
ジェネシスは自分の身体感覚を研ぎ澄ませたい人や、UL(ウルトラライト)思考の人には刺さるサンダル。自然との距離を縮めたい人に向いています。
ジェネシスのサイズ感は?いつものサイズでOK?僕は28cmを選びました


Xero Shoesのジェネシスは裸足感覚を重視した設計なので、「大きめを選んで脱げやすい」よりも、「ジャストサイズでフィット感を得る」方がしっくりきます。
僕自身は普段からEUサイズ44(日本サイズで28.0cm前後)の靴を履いていて、ジェネシスもそのまま28cmを選びましたが、ぴったりでした。
ヒモで細かく調整できるので、多少のサイズ誤差があってもフィットさせやすいのがこのサンダルのいいところ。
ただし、つま先やかかとが極端にはみ出すのは避けたいので、「足の実寸+0.5〜1cm程度」を目安に選ぶと安心です。
まとめ:足元から自然を楽しむサンダルXero Shoesのジェネシス

Xero Shoes(ゼロシューズ)の「ジェネシス」は、まさに“足元から自然を楽しめる”ベアフット系サンダル。地面の起伏や温度がダイレクトに伝わってくる感覚は、一度味わうとクセになります。
登山テン場のリラックス用、キャンプや旅行のサブシューズ、街歩きまで、いろんなシーンで活躍してくれるのに、たった130gという超軽量。バックパックに忍ばせても荷物にならず、「あって良かった」と思える一足です。
見た目はとことんシンプル。でもそのぶん、自分の身体の感覚を信じて歩ける楽しさがあります。「もっと早く買えばよかった」と感じたくらい、僕にとっては今やスポルティバの「JANDAL(ジャンダル)」と同じぐらい夏の定番サンダル。
気になる方は、ぜひ一度試してみてくださいね!この夏、ジェネシスと一緒に“素足で歩く自由さ”を体感してみませんか?