山での夜は、ただ暗いだけではなく「寒さ」「不安」「孤独」と隣り合わせです。特にソロ登山では、一つの光源が“安心”そのものになることがあります。
今回レビューするのは、そんな夜にそっと寄り添ってくれる軽量LEDランタン、Goal Zero「LIGHTHOUSE MICRO」。
「持ってることを忘れる軽さ」と「想像以上の実用性」を兼ね備えた、ソロ登山者にこそおすすめしたいギアです。
Goal Zero(ゴールゼロ)とは?どんなブランド?
とは?どんなブランド?.jpg)
Goal Zero(ゴールゼロ)は、アメリカ生まれのポータブル電源ブランド。
もともとは電気の届かない地域に「持ち運べる電力」を届けるためにスタートした会社なんです。今では登山やキャンプ、災害時の備えとして、ソーラーパネルやLEDランタンなどのギアがアウトドア好きに人気。
どれも無駄のないシンプルなデザインで、使い方もわかりやすいのが特徴です。軽さと実用性のバランスがよくて、僕もつい手に取ってしまうブランドのひとつです。
Goal Zero LIGHTHOUSE MICROの特徴

LIGHTHOUSE MICROがなぜキャンパーや登山者に選ばれるのか?
軽さ・使いやすさ・安心感、すべてが絶妙なバランスで詰まっています。その魅力を、以下で詳しく紹介していきます。
1. 圧倒的な軽量コンパクト性

まず驚くのはそのサイズと軽さ。
- 本体サイズ:93×37.75mm
- 重量:たった68g
このサイズ感は、ヘッドライトより軽くて小さいレベル。
手のひらにすっぽり収まるだけでなく、胸ポケットやウエストベルトのポーチにも余裕で入ります。
わずか68g。
登山装備を軽量化していくと、100g単位の削減にも神経を使うようになりますが、このライトはそれすら下回る軽さで頼れる明るさを提供してくれます。
2. 点灯モードと明るさ調節:用途に応じて最適な光を

LIGHTHOUSE MICROには2種類の点灯モードがあり、上部のスイッチで切り替えることができます。
- 片面点灯:片側のLEDのみ点灯。手元作業や読書など、狭い範囲を照らしたいときに。
- 両面点灯:全周のLEDが点灯し、テント内をふんわりと照らしてくれます。
さらに、無段階の輝度調整が可能。ボタンを長押しすることで、明るさを自由に変えられます。

最大で150ルーメンと必要十分な明るさ。
ただ、ソロ登山の場合、最大光量を常時使うことはあまりありません。光量を少し落として使えば、バッテリー消費を抑えながら、十分な視認性を確保できます。
3. 驚異の点灯時間。最大170時間という安心感

登山中にバッテリーが切れるのは、命に関わることもあるリスクです。
LIGHTHOUSE MICROは、輝度を絞った状態であれば、最大170時間の点灯が可能。これは、約7日間以上の連続使用に相当します。
実際の使用イメージ:
明るさ | 点灯時間(目安) |
---|---|
最大輝度 | 約7時間 |
中程度 | 約20〜40時間 |
低輝度 | 最大170時間 |
たとえば、夜間に2〜3時間使ったとしても、1回の充電で2泊3日程度の行程は余裕です。
4. 充電方式:USB直挿しでケーブル不要


LIGHTHOUSE MICRO最大の便利ポイントは、USBポートが本体に内蔵されている点。
底部のカバーを外すとUSB Type-Aプラグが現れ、モバイルバッテリーや充電器にそのまま挿せます。
ケーブルが不要な充電方式は、荷物の削減とトラブル回避に直結。「あれ、ケーブルどこ行った?」という事態を防げます。
充電時間は以下のとおり:
- USB経由:約3.5時間
- Goal Zero Nomad 7ソーラーパネル:約3.5時間(天候次第)
Goal Zero製のソーラーパネル(別売)を使えば、日中の休憩中やテン場で太陽光充電が可能。縦走やロングトレイルにも向いています。
5. 防水設計と使用温度域で、山でも安心

アウトドアで使う以上、耐候性の高さは必須条件。
LIGHTHOUSE MICROは、防水性を持ち、霧や小雨、テント内の結露程度では問題なく使えます。
また、使用可能な温度範囲は**0℃〜40℃**とされており、春・夏・秋の三季節の登山に最適。
寒冷地での冬季登山ではやや注意が必要ですが、3シーズン山行では安心して使える性能です。
6. 実際の使用シーン

実際のテン泊登山での使用例:
- 夜、テント内での食事や装備整理
- 日の出前のパッキングや撤収時
- ヘッドライトを使うほどではない、ちょっとした明かりが欲しい場面
また、意外と便利だったのがトイレに行くときの手持ちライトとしての使用。
軽くて手にフィットしやすく、暗闇でも落とさず使いやすいサイズ感でした。
7. 気になる点はある?

完璧に思えるLIGHTHOUSE MICROですが、あえて気になる点を挙げるなら、
充電時間がやや長め
USB経由での充電は約3.5時間かかりますが、これはやや長く感じることもあります。特に、長時間の登山や縦走中では、充電時間を短縮できるともっと便利に感じるかもしれません。ソーラーパネルを使った充電も同じくらいの時間がかかるため、充電待ちの時間が長くなる点は少しだけ気になるかもしれません。
光量の調整幅に改善の余地
無段階調光機能は便利ですが、最小輝度時の明るさがもう少し低く調整できると、特にテント内での使用時に目に優しく、より長時間の使用が可能になります。現在の最小輝度では、暗闇の中でも少し明るく感じる場面もあります。
連続使用時の安定性
高輝度モードを長時間使用すると、本体がわずかに熱を持ちやすいため、連続使用には少し注意が必要です。これにより、長時間の点灯で本体のパフォーマンスが若干低下する可能性もあります。とはいえ、通常は中〜低輝度での使用が推奨されており、実際の使用ではあまり問題にはならないかもしれません。
Goal Zero LIGHTHOUSE MICROの口コミ評判

LIGHTHOUSE MICROは、スペックだけでなく実際の使用感でも多くの登山者やキャンパーから高評価を得ています。
「小さいのに明るい」「使い勝手が良い」「見た目もいい」など、ポジティブな声が目立つ製品です。
ここでは、ネット上で見かけたリアルな口コミをいくつかご紹介します。
口コミ①:ソロキャンパー・30代男性
「軽くて小さいのに、想像以上に明るい!テントの天井に吊るすだけで十分な光量が確保できます。片面点灯にできるのも地味に便利で、隣の人の邪魔になりません。ボタンの反応は少しクセがあるけど、慣れれば問題なし。」
口コミ②:登山好き・40代女性
「USB直挿しで充電できるのがすごく便利!ケーブルを忘れる心配がないのが助かる。サイズもコンパクトで、ザックのポケットにスッと入る。夜間のテント内作業にぴったりです。」
口コミ③:防災グッズマニア・20代男性
「防災用に購入しましたが、普段のアウトドアにも大活躍。電池残量がLEDで分かるのもありがたい。しかもリチウムバッテリーなので熱くならず、安心して使えます。見た目も無骨すぎずスマートで好き。」
口コミ④:車中泊ユーザー・50代男性
「車中泊でも使っていますが、吊るしても置いても使えるのが便利。明るさを調整できるので、読書灯にもなるし、就寝前のやわらかい明かりとしても最適。非常用として常に車に入れています。」
口コミ⑤:ミニマリスト系ハイカー・30代女性
「軽さと機能性のバランスが素晴らしいです。ソーラーパネルでの充電にも対応しているので、長期の縦走登山でも不安がありません。持ち物を減らしたいけど安心感は欲しい、という人にぴったりだと思います。」
多くのユーザーが「LIGHTHOUSE MICRO」に対して感じているのは、コンパクトでも妥協のない性能という点。見た目以上にパワフルで実用的、そして何より使っていてストレスが少ない。
小さな安心が、登山やアウトドアの時間をより豊かにしてくれる──そんな声が多く寄せられています。
まとめ:軽量・安心・ちょうどいい。ソロ登山者のためのミニマムな光

Goal Zero「LIGHTHOUSE MICRO」は、ソロ登山におけるランタンの「完成形の一つ」と言っても過言ではない製品です。
- 登山における「光」の重要性をしっかりカバー
- 装備として邪魔にならないサイズ感と重量
- 実用的なモードと充電方式
そして何より、“あってよかった”と思える安心感が、この小さなボディには詰まっています。
▼ こんな人におすすめ

- 軽量・コンパクトな登山装備を目指している方
- テント泊・縦走登山で省電力なランタンを探している方
- モバイルバッテリー1つで完結する充電システムが欲しい方
- 山でも使える災害用ランタンを1つ備えておきたい方
✅ 68gの軽さでテント泊に十分な光量
✅ 無段階調光+片面/両面切り替えモード搭載
✅ 最大170時間の点灯で長期山行も安心
✅ USB直挿し充電。ケーブル不要のスマート設計
✅ ソーラーパネル充電にも対応。防水性も十分
LIGHTHOUSE MICROは「いざという時の光」ではなく、「常に頼れる光」として、あなたの登山装備の中に静かに、確実に居場所を作ってくれるはずです。