登山ウェアと言えば、どうしても「パンツ一択」って思われがち。でも、ちょっと待った！
実は「スカート（ラップスカート）」という選択肢があるんです。特に雨の日や蒸し暑い日には意外にもパンツより快適かもしれません。
そこで今回はウルトラライトギアで有名な「ENLIGHTENED EQUIPMENT」のRain Wrapを実際に使ってみたので、そのメリットとデメリットをレビュー。
果たして、スカートで登山ってどうなのか？気になるところを紹介できればと思います！
ENLIGHTENED EQUIPMENTとは？
登山ギアの世界で「軽さ」と「機能性」を両立するのは至難の業。でも、それを本気で追求したブランドがあります。それがENLIGHTENED EQUIPMENT（EE）。
このブランド、超軽量なキルト（掛け布団タイプの寝袋）で有名で「とにかく軽く、でも暖かい」という夢のような装備を作り続けています。
✅ めちゃくちゃ軽い：一般的な寝袋より圧倒的に軽量！
✅ カスタム可能：自分好みにオーダーメイドできる
✅ コンパクト：パッキング時の圧縮率が高く、荷物を最小限に
つまり「軽さを極めつつ、寒さをしのぎたい」というウルトラライト登山者には最適なブランド。ULガチ勢なら一度はチェックしておきたいメーカーです。
ENLIGHTENED EQUIPMENT Rain Wrapとは？
そんなENLIGHTENED EQUIPMENTが販売する超軽量な防水スカートがRain Wrapです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ブランド | Enlightened Equipment |
| 商品名 | Rain Wrap |
| 重量 | 実測50g（Mサイズ） |
| 素材 | 15Dシルナイロン（防水・防風） |
| サイズ | S（45-71cm）、M（71-96cm）、L（96-122cm） |
| 用途 | レインスカート、ウインドスカート、防寒対策 |
名前の通り、主にレインウェア（レインスカート）として使われますが、ウインドスカートや防寒対策としても活躍します。
登山でスカートって実際どう？Rain Wrapのメリット
- 1. 通気性が良く、蒸れにくい！
レインパンツは蒸れやすく、履いた瞬間からサウナ状態になることも。でもRain Wrapはスカート型なので通気性抜群！特に蒸し暑い雨の日はレインパンツよりも快適に歩けました。 - さっと巻くだけで簡単装着！
通常のレインパンツは靴を脱がないと履けないことが多いですが、Rain Wrapは巻くだけなので一瞬で装着可能。突然の雨でもすぐに対応できます。 - トイレが楽！
登山でのトイレ問題、特に女性にとっては大きな課題。レインパンツは着脱が面倒ですが、Rain WrapならパッとめくるだけでOK。スカートが目隠しの役割に。 - 超軽量＆コンパクトで持ち運びラクラク！
Mサイズで実測たったの50gしかなく、畳めばポケットにも入るサイズ。バックパックのサイドポケットやショルダーポケットにも収納可能で、ULハイカーにはピッタリ。 - 防風性もあり、防寒対策にも◎
シルナイロン素材なので風よけとしても優秀。特に寒い稜線やテント泊のときにレイヤリングの一部として使えるのもポイント。
レインスカートの気になる点・デメリットと対策
❌ 強風時はめくれる可能性あり
レインスカートは足さばきが良く、風通しも抜群ですが、強風が吹くとめくれやすいという弱点があります。特に稜線や開けた場所では風を受けやすく、スカートがバタついたり、脚が露出することも。
✅ 対策
・ ウエストのバックルをしっかり締める（ゆるいと風でめくれやすい）
・ ゲイターと併用する（足元の隙間を減らすことで防風効果UP）
・ 風が強い日はレインパンツを選ぶ（臨機応変に使い分けるのがベスト！）
❌ 岩場や藪漕ぎには不向き
レインスカートは裾が広がるデザインなので、岩や枝に引っかかりやすいです。特に岩場の登り降りや、藪漕ぎルートでは、スカートの裾が障害物に引っかかり動きづらくなったり、破損するリスクも。
✅ 対策
・ 丈の短いモデルを選ぶ（ロング丈よりも膝丈の方が動きやすい）
・ 耐久性の高いレインパンツと使い分ける（岩場・藪ルートではパンツ推奨）
❌ 完全防水ではない（縫い目のシーム処理なし）
レインスカートは防水素材で作られているものの、縫い目にはシーム処理が施されていないことが多く、強い雨に長時間さらされると水が染み込む可能性があります。また、スカートの構造上、風雨が横から入り込むことも。
✅ 対策
・ 防水スプレーをしっかりかける（撥水効果を強化）
・ レインパンツと併用する（特に冷たい雨の日はパンツが安心）
・ 長時間の豪雨では使用を避ける（小雨や短時間の雨には◎）
レインスカートは使い方次第！
✅ 動きやすく、蒸れにくいけど「風・障害物・大雨」に弱い
✅ 使い分け＆カスタムすれば快適度UP！
✅ パンツと併用すれば最強のレイン対策に！
レインスカートは軽量＆通気性抜群なので、小雨や低山には最高の選択肢。ただし強風・岩場・大雨のときは、しっかりと対策を考えましょう！
実際に登山で使ってみた感想！
実際に低山の日帰り登山で使ってみました。
- 日帰り登山（曇り＋小雨） → レインパンツよりも蒸れずに快適！登りでも下りでも足が動かしやすいです。風よけとしても優秀で夕方の寒さ対策にも活躍。
- 雨天時（本降りの雨） → 小雨なら問題なし。ただし土砂降りだとレインパンツの方が安心。
結論として、「低山や夏場のレインウェアとしては最高！」という印象。特に日帰り登山やUL装備のハイカーにはおすすめです！
こんな人におすすめ！
✅ レインパンツの蒸れが嫌いな人
レインパンツは確かに防水性はバッチリだけど、その分通気性がイマイチで、汗だくになって動いていると中が蒸れてきて不快になることってありますよね。特に湿気が多い夏山では、パンツの中がべたついて気持ち悪さMAX。そんな悩みを解消するのがレインスカート。通気性抜群で蒸れをしっかり防いでくれるから、湿気に悩まされることなく快適に過ごせます。登山中に「蒸れ」が嫌な人にはまさに救世主。
✅ トイレのしやすさを重視する人
特に山の中でのトイレって意外と手間がかかります。パンツタイプのレインウェアだとトイレに行くたびにわざわざ脱ぎ履きしなきゃならなくて時間もかかるしちょっと面倒。そこで登場するのがレインスカート。腰の部分をサッと解放すれば、トイレもスムーズにこなせちゃう。長時間の登山や何度もトイレ休憩が必要な時にこれがあると格段に便利で快適さが段違い！
✅ とにかく軽量・コンパクトな装備を求める人
UL（ウルトラライト）ギアを好む登山者にとってほんの少しでも重さを減らすことは必須。そんな中で登山スカートはまさに神アイテム。驚くほど軽くてバッグに入れてもほとんど場所を取らない。雨の予報があっても「持っていくかどうか」で迷うことなく、さっとパッキングしてすぐに持っていける。軽さとコンパクトさ、両方を兼ね備えています！
✅ 防寒用のウインドスカートが欲しい人
登山では雨だけじゃなく、強風や冷たい風から身を守ることも大切な防寒対策。レインスカートは本来、雨をしっかり防ぐために設計されていますが、実はその風をシャットアウトする能力も侮れません。特に寒い季節の登山では、その軽さを活かして、風をしっかりブロックしてくれるウインドスカートとして大活躍。まるでウインドブレーカーのように寒さを感じる前にガードしてくれるから、レインスカートは防寒対策としても頼りになる存在。
✅ 簡単に脱ぎ履きできる雨対策アイテムを探している人
登山中に突然の雨に降られること、ありますよね。そんな時にレインスカートは救世主です。腰にサッと巻くだけで、足元をしっかりガード。急な天候の変化にもすぐに脱ぎ履きできるシンプルさが絶妙なんです。レインパンツのように両足を通す手間もなく、パッと装着できるから、雨が降り出したときのストレスがグッと減ります。
Amazonでも買えるおすすめレインスカート
ENLIGHTENED EQUIPMENTのRain Wrapは軽量派向けの究極の選択肢ですが、入手が困難な場合があります。
その場合はザ・ノース・フェイスのレインラップもおすすめ。Amaonや楽天からでも簡単に手に入ります！
ザ・ノース・フェイス レインラップ
ザ・ノース・フェイスは、アウトドア用品でお馴染みのブランドで、そのレインラップは非常に人気です。
- 軽量＆コンパクト：わずか約200gの重量で、雨天時でもバックパックに忍ばせておけます。
- 優れた通気性：通気性に優れた素材を使用しており、蒸れにくく快適な着心地が続きます。
- 防水性能：高い防水性能を誇るナイロン素材を使用。しっかりとした防水性で、急な雨にも対応できます。
- デザイン性：シンプルでスタイリッシュなデザインが特徴。男女問わず使えるデザインです。
おすすめポイント:
軽量でバックパックにも収納しやすく、機能性も抜群です。
登山にスカートは「アリ」な選択肢！
僕も最初は登山でスカート？と思いましたが、実際に使ってみると「むしろパンツより快適！」と感じる場面が多かったです。特に通気性・軽さ・トイレのしやすさという点でレインパンツよりも優秀。
ただし、強風時のめくれ対策や藪漕ぎには注意が必要なので、状況に応じて使い分けるのがベスト。
「登山でスカートなんて…」と思っている人こそ、一度試してみる価値あり！特に軽量化を考えている人や蒸れにくいレインウェアを探している人は選択肢に入れてみてはいかがでしょうか？
以上、ENLIGHTENED EQUIPMENT Rain Wrap、ULハイカーなら持っていて損なしのギアでした！
