登山に「爪切り」なんて必要ある?──そう思ったあなた、ちょっと待ってください。
長時間の歩行で足にかかる負担は想像以上。少し伸びた爪が靴の中で圧迫され、痛みや爪割れを引き起こすこともあります。さらに、指先のささくれや爪の欠けは、行動中のストレスや衛生面でもリスクに。
今回は、登山の荷物に1つは入れておきたい「超軽量&コンパクトなネイルクリッパー」と、山で爪切りが必要になるリアルな理由を解説します。備えあれば憂いなし。快適な山歩きのための必須小物、ぜひ爪切りもチェックしてみてください。
登山に爪切りが必要な理由とは?意外と知らない重要性
爪を切るという一見小さなことが登山をより快適で安全なものにしてくれます。登山初心者にも簡単にできる準備なのでぜひ意識してみてください!
爪が伸びすぎて痛い… なんて絶対イヤでしょ?
登山の時、長時間歩いているとどうしても爪が圧迫されがちです。
特に登山靴の中で伸びすぎた爪が靴の先に当たると痛くてたまらない…。気づいたときには「もう下山するしかない」なんてことになりかねません。
爪を切っておくことで、そうした痛みやトラブルを防げるんです。
つま先のケガを防ぐ
爪が長いと足元で爪同士がぶつかって炎症や血マメの原因に。特に岩場やガレ場でつまずいたり、つま先をぶつけてしまうこともあります。
だからこそ登山前に爪を整えておくのはパフォーマンス向上と安全のためにも重要です。
爪切り、持っていけばひとまず安心!

登山で爪切りが必ずしも必要というわけではありませんが、ロングトレイルや爪トラブルが気になる方には便利なアイテムです。
軽い登山では持っていかなくても問題ないこともありますが、トラブルを予防したい場合や長時間の登山に出かける時は爪切りを持って行くと安心です。
登山前に爪を整えておけば、安心してスタートできる
一番は登山へ行く前に爪を整えておけば歩いている最中に「痛い!」ということがなく、快適にスタートできます。
事前のケアで登山中のストレスを減らし、無駄なエネルギーを使わずに済みます。
もし爪が割れたら? すぐ対応できる準備を
登山前に爪を切り忘れて「登山中に爪が割れたらどうしよう?」って不安になるかもしれませんが、そういう時に爪切りがあれば即対応可能。緊急時にも役立つアイテムなんですよ。
また、爪を切る以外にも小さなハサミとしても活用できるため、緊急時にちょっとした作業(紙を切る、紐を切るなど)をするための道具としても有効です。爪切りは意外と多機能!
実際に登山に持っていってる爪切り

ここからは僕が実際に登山に持っていってる軽量な爪切り「TRANGOのネイルクリッパー」をご紹介しようと思います。
ただし、Amazonや楽天では売り切れ状態が続いています。なので軽量な爪切りをお探しの方は重量やデザインが似ている「ビクトリノックスのネイルクリッパー」がおすすめ!(どちらも重さは10〜12g程度)
トランゴのネイルクリッパー


クライミング用品を中心に扱っているトランゴの爪切り。登山の過酷な環境にも耐えられるしっかりとした作りで長期間使えるのがポイント。
ビクトリノックスのネイルクリッパー
「スイスの名門ブランド、ビクトリノックス」。こちらも登山にぴったりの爪切り。軽くて持ち運びもラクラク、精密なカットが可能で使いやすさが抜群です。
爪切りなんて使う機会が少ないかもしれませんが、ビクトリノックスなら「いざという時」にも頼れるアイテムです。
爪切り選び、比較表でサクッとチェック!

トランゴとビクトリノックスの違いをサクッと比較した表を作りました。大きな違いはないのでデザインに問題なければビクトリノックスにしましょう!
ビクトリノックスのClassic SDは爪切りがない!
僕が持っているビクトリノックスClassic SDは非常に便利なツールでナイフ、ハサミ、爪やすり、ピンセットなどがコンパクトに収められております。ただ残念ながら爪やすりはありますが、爪切り機能が搭載されていませんでした…。
爪やすりは爪の角を整えるのには便利ですが、長い爪を切るためには専用の爪切りが必要です。ビクトリノックスのClassic SDを使っている方は別途爪切りを持参することをおすすめします。爪切り搭載モデルを買い直すよりも費用は安く済むと思います。
爪を整えて安全に登山を楽しみましょう!

爪切りを準備しておくだけで登山中のトラブルを回避できるなんて思ってもみなかった人も多いはず。
でも爪のケアをしっかりしておけばより快適に、安全に登山を楽しめるはず。トランゴの爪切りが手に入らない場合はビクトリノックスのネイルクリッパーをぜひ試してみてください!
爪を整えて次の登山に出かけましょう!
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