登山やキャンプほど本格的ではないけれど、「自然の中でのんびりしたい」「外で過ごす気持ちよさを味わいたい」──そんな人の間で人気が広がっているのが“チェアリング”です。
チェアリングとは、お気に入りの椅子を屋外に持ち出し、自然の中でくつろぐシンプルなアウトドアスタイルのこと。重い装備も大がかりな準備もいらず、椅子ひとつで誰でも気軽に始められるのが魅力です。
たとえば、近所の河川敷でコーヒーを飲みながら空を眺めたり、公園で読書をしたり。ほんの1〜2時間でも、外の空気を感じるだけで心がスッと軽くなり、リフレッシュ効果は抜群です。
登山が「動のアウトドア」だとしたら、チェアリングはまさに“静のアウトドア”。自然の中で“何もしない”という贅沢を味わえる、新しいリラクゼーションの形です。
▶︎ おてがる 座るだけアウトドア チェアリングはじめます (コミックエッセイ)
どうもこんにちは！とあるハイカーが持ってる登山道具を紹介するブログです！ギア選びの参考に少しでもなれば嬉しいです！
▶︎ 日帰り装備一覧はこちら！話題の“チェアリング”とはどんな楽しみ方？
チェアリングの基本スタイルはとてもシンプルです。たった一脚の椅子を持って出かけるだけで、そこがもう“自分だけのリビング”になります。
以下のような楽しみ方が人気です。
| シーン | 楽しみ方の例 |
|---|---|
| 河川敷 | コーヒーを淹れて、風を感じながらのんびり |
| 公園 | 読書や音楽を楽しみながらリラックス |
| 山頂・登山道 | 絶景を見ながらの一杯のコーヒー |
| 海辺 | 夕焼けを眺めて一日の疲れをリセット |
| 自宅ベランダ | ちょっとした“プチ外出気分”に |
ポイントは、「外で過ごすこと」自体を楽しむというシンプルな考え方。特別なイベントや目的がなくても、ただ自然の音を聞いて過ごす時間に癒しがあります。
また、最近はSNSでも「#チェアリング」「#外時間」といったハッシュタグで投稿する人が増えており、“手軽に非日常を楽しむアウトドア”として注目を集めています。
都会の喧騒を離れて、椅子ひとつで“ちょっとした旅気分”を味わえるのが、チェアリングの最大の魅力です。
なぜ今、チェアリングが人気なのか
チェアリング人気の背景には、現代人のライフスタイルの変化があります。キャンプブームやソロアウトドアの流行で「自然を身近に感じたい」という人が増える一方、忙しさや装備のハードルから「もっと気軽にできる方法がいい」と感じる人も多くなりました。
そんな中で生まれたのが、“ミニマルアウトドア”＝チェアリングです。必要なのは椅子ひとつ。準備も後片付けもわずか数分。仕事帰りや週末の空き時間でも、ふらっと自然の中に出かけられます。
さらに人気を後押ししているのが、軽量アウトドアチェアの進化。
登山メーカーやキャンプブランドから、わずか数百グラムの折りたたみ椅子が次々登場しています。登山リュックにも収まり、景色の良い山頂で広げれば、そこはまさに“絶景カフェ”。
また、チェアリングは「孤独ではなく、静かな充実」を楽しむスタイルとしても支持されています。自然の音を聞き、風を感じ、ただ座る──そんな時間が、デジタル疲れの心を癒してくれるのです。
登山好きにもおすすめ！チェアリングと登山の意外な相性
一見まったく別のアクティビティに思える「登山」と「チェアリング」。しかし、実際に組み合わせてみると、これほど相性の良いアウトドアは他にありません。
自然の中を歩いて身体を動かし、疲れたら椅子を広げてひと息つく──。その瞬間、ただの登山が“癒しの時間”へと変わります。
チェアリングは登山の達成感をさらに深め、山を「登る」から「楽しむ」時間へと進化させる魔法のツールなのです。
山頂で味わう極上のリラックスタイム
登山の魅力といえば、山頂から眺める絶景と達成感。その絶景を、自分の椅子に座ってゆっくり堪能できたら──それはまさに極上のリラックスタイムです。
立ったまま景色を眺めたり、岩の上で休憩したりするのも悪くありませんが、背もたれのあるチェアに腰を下ろして深呼吸すると、体の力がスッと抜け、心から「登ってよかった」と思える瞬間が訪れます。
風の音、鳥の声、雲の流れ、木々の揺れ。自然の中の音がBGMになり、ただそこに“座るだけ”で特別な時間になります。
特におすすめなのは、
- コーヒーを淹れて“山頂カフェ”気分を味わう
- 景色を見ながら日記を書く・写真を撮る
- 仲間と静かにおしゃべりを楽しむ
といった過ごし方。
チェアリングを取り入れることで、登山は「頂上に着いたら終わり」ではなく、“そこからが本番”になります。体を動かした後のリラックス効果は大きく、心拍も自然に落ち着き、疲労回復にもつながります。
そして何より、椅子に座って味わう景色は、立って見るよりもずっと“深く感じる”のです。その穏やかな時間が、登山の思い出をより濃いものにしてくれます。
軽量チェアが登山スタイルを変える理由
「登山に椅子を持っていくなんて重そう」と思うかもしれません。しかし、最近の軽量アウトドアチェアは驚くほど進化しています。
現在の主流モデルは、
- 重量500g以下（ペットボトル1本分程度）
- 収納サイズ：A4ノートほどのコンパクトさ
- 耐荷重100kg以上で安定感抜群
と、まさに“登山用に最適化されたチェア”が増えています。
例えば、僕も実際に使っているヘリノックス（Helinox）チェアゼロはわずか490g。バックパックのサイドポケットにも入るサイズで、休憩ポイントでの設営も1分ほど。これなら「ちょっと腰を下ろしたい」と思った時にすぐ使えます。
また、最近では地面に沈みにくい脚構造や風に強いローチェアタイプなど、山の環境を想定したモデルも多く登場。岩場や砂利の多い場所でも安定して座れるため、標高差のある登山にも安心して持って行けます。
軽量チェアを使うメリットまとめ
- 疲労軽減：岩や地面に直接座るよりも快適で、脚の疲れが取れやすい
- 集中力アップ：腰を落ち着けて景色や読書を楽しめる
- 防寒・衛生面でも◎：冷たい地面や湿気を避けられる
- 心の余裕が生まれる：自然と向き合う時間が増え、登山そのものを楽しめる
つまり、軽量チェアは“単なる休憩道具”ではなく、登山スタイルをアップデートするアイテムなのです。
チェアリングを取り入れる登山は、「登るための登山」から「楽しむための登山」へ。軽量チェアをひとつ持っていくだけで、景色・時間・空気の感じ方が変わります。山頂での一杯のコーヒーが、人生で忘れられない味になるかもしれません。
初心者でも簡単！チェアリングの始め方ガイド
チェアリングは、誰でも・どこでも・すぐに始められるアウトドア活動です。登山やキャンプのように道具をたくさん揃える必要もなく、思い立ったその日から実践できます。
ここでは、初心者が無理なく楽しむためのステップを詳しく紹介します。
まずは河川敷や公園など身近な場所から
チェアリングは「自然の中に行かなきゃ」と身構える必要はありません。むしろ、最初の一歩は自宅近くの河川敷や公園、湖畔など、アクセスしやすい場所がおすすめです。
たとえば──
- 家から15分ほどの河川敷で、夕方の風にあたりながらコーヒーを飲む
- 公園の木陰で本を読みながらリラックスする
- 湖畔で音楽を聴きながら、静かな時間を過ごす
たったこれだけでも、驚くほど心が軽くなります。自然の音を聞きながら深呼吸するだけで、日常のストレスや疲れがふっと抜けていく感覚に出会えるでしょう。
また、チェアリングは“短時間でも楽しめる”のが魅力です。仕事帰りに30分だけ寄ってみる、週末の朝に1時間だけ過ごす──そんな隙間時間の外遊びとしてもピッタリです。
登山好きの方なら、ハイキングコースの入り口や展望台など、「山に登らなくても自然を感じられる場所」を選ぶのもおすすめです。
必要な道具はたった3つ！椅子・飲み物・景色
チェアリングを始めるのに必要なものは、たったの3つ。それだけで十分に「外で過ごす幸せな時間」が味わえます。
| 道具 | ポイント |
|---|---|
| 椅子（チェア） | コンパクトで持ち運びやすい折りたたみタイプが最適。背もたれのあるものがおすすめ。 |
| 飲み物 | コーヒーや紅茶、ボトルの水でもOK。外で飲むだけで味が変わる不思議な感覚を楽しもう。 |
| 景色 | 公園、川辺、海、山、どこでもOK。自分が心地よいと思える“お気に入りの場所”を見つけよう。 |
特に椅子選びはチェアリングの快適さを左右する大事なポイント。
最初はホームセンターやアウトドアショップで、軽くて座り心地の良い折りたたみチェアを選ぶといいでしょう。もし登山と併用する予定があるなら、軽量で収納性の高いモデル（例：ヘリノックス チェアゼロ、mont-bell トレールチェア）がおすすめです。
飲み物にこだわると、チェアリングがぐっと楽しくなります。コーヒーをドリップしてみたり、保温ボトルで温かい紅茶を持って行ったり。季節や気分に合わせて変えるだけで、毎回違う体験ができます。
そして最後の「景色」は、最も大切な要素です。自然の中で過ごす時間は、スマホやパソコンの世界から離れ、“自分を取り戻す時間”になります。静かな場所を選んで、思いきり深呼吸してみてください。
チェアリングをより快適にする小物アイデア
「椅子と飲み物だけでも十分楽しいけど、もう少し快適にしたい」──そんな人におすすめのアイテムをいくつか紹介します。
これらを取り入れるだけで、チェアリングの満足度がぐっと上がります。
快適度をアップするおすすめアイテム
- ミニテーブル：飲み物や本、スマホを置ける小さなテーブル。地面が uneven な場所でも便利。
- レジャーシート：靴を脱いでリラックスしたり、荷物置きとしても使える。
- ブランケット：秋冬や夜間の冷え対策に。軽くても温かいフリース素材がおすすめ。
- クッション：長時間座っても疲れにくく、腰への負担を軽減。
- ポータブルコーヒーセット：アウトドア用のドリッパーやミニケトルがあると“外カフェ気分”を満喫できる。
さらに、スマホをオフにして自然の音に耳を傾けたり、手帳やノートを持って“考えごとタイム”に使うのもおすすめです。チェアリングはただの休憩ではなく、心を整えるアクティビティ。自分だけの過ごし方を見つけることで、毎回違った楽しみが広がります。
登山や釣りでも活躍！おすすめの軽量アウトドアチェア
軽量アウトドアチェアは「持ち運びやすさ」と「座り心地」を両立しており、登山好きや初心者にも人気。ここでは、登山でも活躍するチェア選びのポイントとおすすめブランドを紹介します。
持ち運びやすさ重視のモデルを選ぼう
登山で使う椅子は、何より軽さとコンパクトさが命です。数百グラムの差が体への負担に直結するため、選ぶ際は収納時のサイズと重量をしっかり確認しましょう。特におすすめなのが、500g以下で収納袋に入るタイプ。最近ではペットボトル1本分程度の軽さで、ザックの隙間に入れられるモデルも登場しています。
また、軽いだけでなく、組み立ての簡単さも重要です。登山の休憩時間にいちいち手間取っていてはリラックスできません。
以下のポイントをチェックしておくと失敗しにくいです。
| チェックポイント | 内容 |
|---|---|
| 重量 | 1kg以下（理想は500〜800g） |
| 収納サイズ | ペットボトル〜折りたたみ傘程度 |
| 耐荷重 | 80kg以上（安定性重視なら100kg） |
| 組み立て時間 | 1〜2分以内で完了する設計 |
軽量チェアの多くはアルミフレーム構造で、強度と軽さを両立。特にヘリノックス系の構造を採用したモデルは、軽量ながら安定感が高く、座った瞬間にしっかりした支えを感じられます。
山頂でコーヒーを淹れたり、風景を眺めながら休憩したりといった“登山×チェアリング”を快適にするには、こうした軽量モデルがぴったりです。
登山・キャンプ・チェアリング兼用に人気のブランド
アウトドアチェアは数多くありますが、登山にも持っていける軽量性と座り心地のバランスで選ぶなら、以下のブランドが特に人気です。
Helinox（ヘリノックス）
軽量アウトドアチェアの代名詞。特許取得済みのアルミポール技術で、超軽量かつ高耐久を実現。代表モデル「チェアワン」は約890gで収納もコンパクト。登山・キャンプ・フェスすべてに対応できる万能モデルです。
Naturehike（ネイチャーハイク）
コスパ重視派に人気のブランド。ヘリノックスに似た構造ながら価格は1/2以下。軽量タイプなら約700gで、耐荷重120kgのモデルもあり、初心者にもおすすめです。
DOD（ディーオーディー）
遊び心あるデザインが魅力。折りたたみ式の「スゴイッス」は座面高さを4段階で調整可能で、地面の高さや姿勢に合わせて使い分けができます。
CAPTAIN STAG（キャプテンスタッグ）
老舗の日本ブランドで、価格と性能のバランスが優秀。ホームセンターでも手に入りやすく、チェアリング初心者の入門モデルとしても◎。
Montbell（モンベル）
登山用品メーカーならではの軽量設計。「L.W.トレールチェア」シリーズは重量わずか約470gで、山頂ランチや休憩に最適です。
お気に入りのチェアが、登山をもっと楽しくする
登山と聞くと「体力勝負」「装備が重い」というイメージを持たれがちですが、そこに“椅子”が加わるだけで世界が変わります。軽量チェアをザックに忍ばせておくだけで、山頂や湖畔、林の中での時間が格別のリラックスタイムに。
今まで「座って休む場所がない」と感じていた人も、ぜひ一度“チェアリング登山”を体験してみてください。自然の中で座る、そのシンプルな行為が、驚くほど心を癒してくれます。
チェアリングで得られる癒しとリフレッシュ効果
椅子ひとつで自然を満喫できる「チェアリング」は、単なるアウトドアアクティビティではなく、心と体を整える“癒しの時間”としても注目されています。忙しい日常から少し離れて、自然の中でゆっくりと座る。その何気ない行為が、驚くほど大きなリフレッシュ効果をもたらしてくれるのです。
自然の中で“何もしない時間”の贅沢さ
チェアリングの魅力は、なんといっても「何もしないことを楽しめる」点にあります。普段はスマホやパソコン、SNSなど情報に追われる毎日ですが、自然の中に椅子を置いて座るだけで、時間の流れがゆっくりと変わっていく感覚を味わえます。
風の音、鳥のさえずり、木々のざわめき――。何かをしようと頑張らなくても、自然の音や景色が心を満たしてくれます。これは心理学的にも、「マインドフルネス（今この瞬間に意識を向ける）」と同じリラックス効果があるとされ、心拍数の安定やストレスホルモンの低下が期待できます。
また、登山やキャンプなど体を動かすアウトドアに比べて、チェアリングは体への負担が少なく、誰でも気軽に始められる“自然療法”のようなもの。河川敷、公園、湖畔など、少し自然を感じられる場所ならどこでも実践できるのも魅力です。
ストレス軽減・集中力アップなどのメンタル効果
自然の中で座るだけで得られる効果は、想像以上に大きいです。いくつかの研究では、森林や緑地にいる時間がストレス軽減、集中力向上、創造性アップに繋がることが報告されています。
特に、自然環境下で15〜30分過ごすだけで、
- ストレスホルモン（コルチゾール）が減少
- 自律神経のバランスが整う
- 集中力・記憶力の回復が促進される
といった結果が得られています。
つまり、チェアリングは「座る瞑想」や「思考のリセット」にも最適。登山やハイキングの途中でチェアを出して一休みするだけでも、次の行動に向けてのエネルギーが自然と湧いてくるのです。
現代人に不足しがちな“静けさ”を取り戻せるのが、チェアリングの真の魅力といえるでしょう。
注意点とマナー｜チェアリングを気持ちよく楽しむために
チェアリングは誰でも簡単に楽しめるアクティビティですが、自然や公共空間を使う以上、最低限のマナーやルールを守ることが大切です。自分が気持ちよく過ごすためだけでなく、周囲の人や自然環境への配慮が、より豊かな時間を生み出します。
公共スペースではルールを守って
河川敷や公園などの公共スペースでチェアリングを楽しむ場合、まずはその場所の利用ルールを確認しましょう。火気使用の禁止、駐車場の利用時間、立ち入り制限エリアなど、自治体によって規定が異なります。
また、周囲への配慮も忘れずに。
- 音楽はスピーカーではなくイヤホンで
- ゴミは必ず持ち帰る
- 混雑時は他の利用者の迷惑にならない場所を選ぶ
こうしたちょっとした気遣いが、チェアリング文化全体の印象を良くし、誰もが安心して楽しめる環境づくりに繋がります。
特に登山や湖畔など自然保護区域では、許可された範囲内での利用を心がけましょう。
自然を汚さない「Leave No Trace」の考え方
アウトドア愛好家の間で広く知られているのが、「Leave No Trace（リーブ・ノー・トレース）＝“痕跡を残さない”」という考え方です。これは、自然環境をできるだけそのままに保つための国際的なマナーの基本。
チェアリングでも、この考え方を意識するだけで自然との関わり方がぐっと豊かになります。
Leave No Traceの7原則（要約）
- 計画と準備をしっかり行う
- 指定された場所で行動する
- ゴミはすべて持ち帰る
- 見たものはそのまま残す
- 焚き火や火気の扱いは最小限に
- 野生動物には近づかない・餌を与えない
- 他の利用者への配慮を忘れない
自然の中で椅子を広げて過ごす時間は、私たちに癒しを与えてくれます。その恩恵を次の世代にも残していくために、“来たときより美しく”を心がけましょう。
まとめ｜椅子ひとつで始まる“外時間”のススメ
チェアリングは、アウトドアのハードルをぐっと下げてくれる“新しい自然の楽しみ方”です。特別な準備も、重い装備もいりません。
お気に入りの椅子をひとつ持って出かけるだけで、そこはもうあなた専用のリラックス空間。忙しい現代人にこそ、この「椅子ひとつの外時間」を体験してほしい理由があります。
登山にも日常にも、癒しをくれるチェアリング
登山の休憩ポイントや山頂で、軽量チェアを広げて腰を下ろす。その瞬間、足の疲れがふっと抜け、体全体に穏やかな安堵感が広がります。山の風を感じながら淹れたコーヒーを飲むひとときは、登山の達成感とともに、心の奥から癒される時間になるでしょう。
また、チェアリングは登山だけでなく、日常の延長でも楽しめます。
例えば――
- 近所の公園で読書をする
- 河川敷で夕暮れを眺める
- 休日にお気に入りのドリンクを持ってのんびり過ごす
こうした“ちょっと自然のある場所”で過ごすだけでも、気分がリセットされ、仕事や生活へのモチベーションが自然と上がります。
さらに、チェアリングの最大の魅力は「継続しやすいこと」。キャンプのように大掛かりな準備がいらないので、思い立ったときにすぐできる。「外で座るだけ」というシンプルさが、忙しい人でも続けられる理由です。
登山にプラスしても、日常に取り入れても、チェアリングは“自然とのつながりを取り戻す時間”を与えてくれます。
まずは週末、近くの河川敷や公園から始めよう
チェアリングを始めるのに、遠出や高価な道具は必要ありません。むしろ最初は、自宅から行ける距離で手軽に始めるのがおすすめです。
最初の一歩としておすすめなのが以下のような場所です。
- 河川敷や湖畔などの自然を感じられるエリア
- 広めの公園（木陰や芝生があるとベスト）
- 山のふもとや展望台など、眺めの良いスポット
持ち物もシンプルでOK。お気に入りのチェア、飲み物、そして過ごしたい時間への余裕さえあれば十分です。
チェアリングは、「今ある環境の中でリラックスする力」を育ててくれるアウトドア。わざわざ遠出しなくても、身近な自然の豊かさに気づけるのが魅力です。
そして慣れてきたら、登山やキャンプと組み合わせてみるのもおすすめ。登山の途中で座って風景を楽しむ「山チェアリング」や、星空を眺めるナイトチェアリングなど、楽しみ方はどんどん広がります。
まとめ：椅子ひとつで、心も人生も軽くなる
チェアリングは、“アウトドア”という言葉の意味を広げてくれるライフスタイルです。
ただ自然の中に身を置き、風を感じ、空を見上げるだけで、心が整っていく。そんな小さな贅沢が、毎日の生活をより豊かにしてくれます。
「登山の合間に」「仕事帰りに」「週末の朝に」——。
どんなシーンにも寄り添えるのが、チェアリングの魅力。
ぜひあなたも、週末にお気に入りの椅子を持って外へ出てみてください。きっと、“何もしない時間”がこんなにも心地よいものだったのかと気づくはずです。
