登山中のマメ、地味だけど確実に行動不能レベルのダメージを与えてきます。ナメてると本気で大変。最初はちょっとした違和感だけど数時間後には地獄みたいな痛みになり、最終的には歩行不能→行動終了。
靴擦れ、摩擦、湿気…これらのせいで痛みが増し、最悪の場合「もう歩けない…」ってなることも。そんなトラブルできれば避けたい。

そこで試してほしいのがワセリンです。そう、あのスキンケアとかリップケアに使われるやつ。「え、ワセリン?」って思うかもしれないですけど、これが登山の足元トラブルに驚くほど効きます。
結論、僕の場合は50km以上歩いてもワセリン塗っとけば大丈夫だった。いやマジでワセリンがヤバい!
登山でできる「マメ」とは?原因と仕組みを解説

「マメ」は、登山初心者からベテランまで誰にでも起こり得る“歩きすぎのサイン”です。
マメの正体は、皮膚の表面と靴・靴下がこすれ続けることで生じる摩擦によって、皮膚の層がずれて水分がたまり、水ぶくれになる状態。
■ マメができやすい状況と原因
原因 | 内容 |
---|---|
靴のサイズが合っていない | 大きすぎる・小さすぎる靴で足が動いたり圧迫されたりする |
靴下のズレや素材 | 薄すぎる靴下や滑りやすい素材で摩擦が増える |
足の汗や湿気 | ふやけた皮膚は摩擦に弱くなる |
長時間の歩行や下り坂 | 特定部位に負担が集中し、摩擦が持続する |
初めて履く登山靴 | 慣れていない靴はフィットせず、マメの原因に |
特に、足裏・かかと・足の指まわりは動きやすく、汗や湿気でふやけやすいため、マメができやすいポイントです。靴のサイズが合っていない、靴下がズレる、長時間の下りが続くといった状況でも発生リスクが上がります。
マメは小さなトラブルに見えて、放置すると歩けなくなるほど痛みを引き起こすため、早めの予防が何より大切です。
ワセリンのココがすごい。【マメ対策】
ワセリンを使ったマメ対策はシンプル。少し前にマメが痛い話をしたら視聴者様からコメントで教えてもらいました。浜名湖を徒歩で一周(52km)した時は、
- 出発前に足裏全体にワセリンを塗る
- 10〜15km歩くごとに気になる部分を中心に塗る
- 終わった後も足のケアとして、軽く塗っておくと肌が回復しやすい。
これだけで摩擦が減り、マメの発生を抑えられます。最初は半信半疑ながらも試した結果、若干のマメはできましたが最後まで問題なく歩けました。
摩擦を軽減して靴擦れをブロック。

ワセリンを塗ると皮膚と靴の間の摩擦が劇的に減ります。マメができるメカニズムは「繰り返しの摩擦による皮膚のダメージ」なので、それを未然に防ぐのが目的。
特に効果がある場所
- かかと(靴の縁が当たりやすい)
- 足の指(特に親指&小指)
- 土踏まずのあたり(インソールと擦れる)
ポイントは薄く塗ること。ベタベタに塗りすぎると靴の中がヌルつくし逆に滑りやすくなります。少量をサッと伸ばすくらいでOK。最初は色々試しながら塗るのがおすすめです。
とりあえず登山前にワセリンを塗っておけば「なんか痛くなりそう…」って不安を抱えながら歩かなくて済みます。
保湿効果で皮膚が柔らかくなり、マメができにくくなる。

乾燥した皮膚はマメができやすいです。ヒビ割れしやすく、ダメージを受けると回復も遅い。でもワセリンを塗ることで肌が適度に潤い、柔らかくなって摩擦ダメージを軽減してくれます。
特に長時間歩くロングトレイルとかで効果絶大。
防水&耐久性があるから登山向き。
登山中って汗をかくし、天候も変わりやすい。でもワセリンは水や汗に強い。効果は長時間持つのでロングコースやロードメインじゃなければ朝に塗っておけばOK。
テーピングや絆創膏みたいに「汗で剥がれた…」みたいなことが少ないのもポイント高いです。
登山用の専用クリーム vs ワセリン

「え、マメ対策なら専用のクリームとかあるよね?」と思うかもしれません。確かにあります。でもワセリンのコスパと手軽さが圧勝しました。
アイテム | 価格 | 特徴 |
---|---|---|
ワセリン(100g) | 300円〜 | 汎用性最強、どこでも買える |
スポーツ用防止クリーム | 1000円〜 | 速乾性があって便利だが高価 |
テーピング・バンドエイド | 300円〜 | すぐ剥がれる可能性あり |


スポーツ用の「プロテクトJ1」も試しましたが、確かにワセリンよりも効能は高く感じました。TJAR(トランスジャパンアルプスレース)などのガチレースでよく使われているそうです。
ただ僕の使用用途としては結局普段の一般的な登山で使うだけなので、安くてどこでも手に入るワセリンを使い続けています。
ワセリンのメリット
- 摩擦を軽減し、マメを予防
- 汗や湿気をブロックし、蒸れを抑える
- コスパ最強(60gで数百円)
ワセリンのデメリット
- 靴下にワセリンがつく(気になる場合は薄手のライナーソックスを併用)
- ベタつきが苦手な人には向かない
ワセリンの種類と選び方|チューブ・缶・小分けボトルなど
登山向けに持ち運びやすいタイプや、使いやすいパッケージを紹介。
登山で「マメ対策」にワセリンを使うなら、どのタイプを持っていくかが実はとても大事です。というのも、登山中は汗・汚れ・手袋など、意外と手を使うシーンが多く、「サッと取り出して、手早く塗れる」ことが想像以上にありがたいからです。
ここでは、登山におすすめのワセリンのパッケージと、それぞれの特徴・おすすめ商品をご紹介します!
チューブタイプ:手が汚れにくく衛生的!登山中でも使いやすい
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チューブ式のワセリンは、直接手に取らずにピンポイントで塗れるのが魅力。キャップ付きで密閉性も高く、パッキング中に漏れる心配も少ないです。
おすすめ:大洋製薬 ワセリンHGチューブ(60g)
- 酸処理を行わない独自の精製法で不純物を除去
- 刺激が少なく、敏感肌でも安心して使える保湿クリーム
- 無香料・無着色・無添加で肌に優しい
- 内容量もたっぷり60gで長期山行にも対応
👉 登山で「肌荒れしやすい」「口元や鼻周りの乾燥が気になる」という人にもおすすめです。
缶タイプ:たっぷり使いたい人向け。コスパ重視ならコレ!
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自宅で使っている人も多い定番タイプ。量が多く、価格が安めなのでコスパは最強クラス。ただし、指ですくう必要があるため、手が汚れているシーンではやや使いにくいのが難点です。
おすすめ:ヴァセリン オリジナル ピュアスキンジェリー(80g)
- ドラッグストアでも買える安心感
- フタ付きでパッキングもしやすい
- 約300円前後とリーズナブル
👉 グループ登山や家族での登山など、みんなで使いたい場合にぴったりです。
小分けボトル:UL派やソロ登山に◎!軽くて必要最低限
「ちょっとだけでいい」「とにかく軽量が命!」というUL系ハイカーにおすすめなのが、小分け容器に詰め替えたワセリン。最近は100均でもミニケースが手に入るので、自分で移し替えて使う人も多いです。
おすすめ:セリアのクリームケース(3個セット)+自前のワセリン
- 1個5g前後の容量で、短期登山に最適
- 中身が少ないぶん、パッキングも超軽量
- 自分で入れ替える手間はあるが、経済的!
👉「ソロで1泊」「1日ハイクで足の指にだけ塗りたい」なんてときに、めちゃくちゃ便利です。
▼どのタイプが合う?ざっくり比較表
登山スタイルに合わせてワセリンを選ぼう!
ワセリンは、登山中のマメや擦れ対策に本当に頼れるアイテム。チューブ・缶・小分け、どのタイプを選ぶかで、使い勝手がガラリと変わります。
荷物の軽さ、使用頻度、使う場所などを考えて、自分の登山スタイルに合った一本を持っていきましょう!
ワセリンを塗るときの注意点。塗りすぎ・場所選び・頻度に気をつけて!
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登山中の摩擦対策や乾燥防止に役立つワセリンですが、使い方を間違えるとかえって不快になることも。
特に注意したいのが「塗りすぎ」。ワセリンは油分が多く、厚く塗りすぎると通気性が悪くなり、熱がこもって蒸れてしまいます。

また、足や股など動きの多い場所に多量に塗ると、ベタつきが気になったり、ホコリや砂がくっついてかえって不快に。塗る場所を絞って、薄くなじませるように塗るのがポイントです。
さらに、塗る頻度にも注意が必要です。基本的には出発前に一度塗るだけで十分。気になる部分があれば休憩時にごく少量を重ねる程度でOK。何度も塗り直すと逆にべたつきやムレの原因になってしまいます。
特に夏場は、暑さや汗と重なることで違和感が強く出るので、使用量と部位の見極めが大切です。
マメが気になる人は登山前にワセリン塗っとけ!

マメができると登山や歩くことの楽しさが一気に「痛みとの戦い」になっちゃいます。それを防ぐのがワセリン。
浜名湖一周50kmを歩いてもワセリンのおかげでほぼマメ知らず。足裏の世界が変わりました。
- 摩擦を減らす → 靴擦れ予防
- 保湿して皮膚を守る → マメができにくくなる
- 汗や水に強い → 長時間持続
登山ギアにこだわるなら、足のケアにもこだわるべき。
以上、次の山行ではワセリン一本をパッキングに忍ばせてみてほしいです。多分「もうこれ手放せないわ」ってなるはず。特にロングコースやロード歩きが多い人はその恩恵を受けられます!