登山では、想像以上に多くのエネルギーを消費します。特に標高差の大きい山や長時間の縦走では、平地を歩く何倍もの負荷がかかり、糖質・タンパク質・ミネラルの消耗が激しくなります。
そんなときに頼れるのが軽量・コンパクト・そのまま食べられる行動食。
中でも「カロリーメイト」は、数ある行動食の中でもバランスの良さと手軽さで群を抜いています。
カロリーメイトとは?どこのメーカー?

カロリーメイトは大塚製薬が展開する“バランス栄養食”で、「不足しがちな栄養を、手間なく、どこでも」をコンセプトに設計された携帯食です。形状はサクッとした食感のブロック(ビスケット)、飲み切りのゼリー、ごくごく飲めるリキッドの3タイプ。フレーバーもチョコレート、メープル、フルーツ、チーズなど幅広く、シーンや好みに合わせて選べます。
栄養設計の要は、エネルギー(糖質・脂質・たんぱく質)にビタミン・ミネラルをバランス良く組み合わせていること。ブロックタイプなら1本=約100kcal、1箱(4本)=約400kcalで計算がしやすく、行動前・行動中・非常時の小分け補給に最適です。エネルギー密度は約5kcal/1gと高く、限られた容量のザックでも効率よくカロリーを持ち運べます。
携帯性にも配慮され、ブロックは2本×2袋の個包装。パッキング時に潰れにくく、ポケットやヒップベルトのポーチにも収まりやすいスリムな箱形状です。常温保存ができ、賞味期限もおおむね約1年前後と長め。日常の間食からアウトドア、災害時の備蓄まで、「普段使いしながらローリングストック」がしやすいのも強みです。
登山シーンでは、短時間の小休止で2本=200kcalをサッと補給したり、早朝の出発前に1箱で朝食代わりにしたりと運用が簡単。乾いた口当たりが気になる寒冷時は温かい飲み物やスープと一緒に摂ると食べやすく、吸収もスムーズです。総合的に、軽量性・計算のしやすさ・保存性・栄養バランスが揃った、山行の“基本セット”に入れておきたい定番フードと言えます。
カロリーメイト(チョコレート味)の詳細
の詳細-1024x683.jpg)
登山や長時間の行動中でも、11種類のビタミン、5種類のミネラル、タンパク質・脂質・糖質を手軽に補給できるバランス栄養食。ビタミンは1日に必要な量の約半分を含み、効率的な栄養補給が可能です。
項目 | 内容 |
---|---|
商品名 | カロリーメイト・ブロック(チョコレート味) |
特徴 | 11種類のビタミン、5種類のミネラル、タンパク質・脂質・糖質を手軽に補給できるバランス栄養食。ビタミンは1日に必要な量の約半分を含む。 |
内容量 | 4本(80g) |
栄養成分の特徴 | 高エネルギーかつ栄養バランス良好、登山や非常時のエネルギー補給に最適 |
味 | チョコレート味 |
原材料 | 小麦粉(国内製造)、チョコレートスプレッド、砂糖、卵、アーモンドパウダー、脱脂粉乳、大豆タンパク、小麦タンパク、食塩、でん粉/カゼインナトリウム、加工でん粉、香料 |
使用上の注意 | 高温を避けて保管、開封後は早めに食べる |
用途 | 登山、キャンプ、行動食、防災用非常食 |
商品ページ | Amazonで見る / 楽天で見る |
1パック4本入り(80g)で、軽量かつコンパクト。チョコレートスプレッドを使った優しい甘さと、サクッとした食感が特徴で、休憩時のエネルギーチャージにも最適です。
開封後は早めに食べ切り、高温は避けて保管しましょう。
登山でエネルギー補給が重要な理由

山道を歩くと、標高が上がるにつれて酸素が薄くなり、体はより多くのエネルギーを必要とします。
さらに、背負っているザックの重さや気温・天候の影響も加わり、体力の消耗は加速度的に増加。もしエネルギー切れ(ハンガーノック)を起こすと、足が重くなるだけでなく、集中力や判断力が低下し、下山の安全にも影響します。
そのため、登山ではこまめなエネルギー補給が鉄則です。カロリーメイトはその役割をシンプルに、そして確実に果たしてくれます。
カロリーメイトが登山におすすめな5つの理由

登山は長時間の運動と標高差による体力消耗が大きく、エネルギー補給のタイミングと効率がパフォーマンスを左右します。行動中に立ち止まって調理する余裕がない場合や、急な天候変化で行動食が頼りになる場面では、手軽に食べられて確実にカロリーを摂取できる食品が心強い存在です。
そんな中で、カロリーメイトは軽量・高カロリー・栄養バランスの3拍子がそろった万能行動食。ここでは、その魅力を5つのポイントに分けて紹介します。
軽量&コンパクトで持ち運びやすい

1箱(4本入り)で約80gと軽量。形状は長方形で、パッキング時に隙間に入れやすく、バックパックのポケットにもスッと収まります。複数個を持っても重さが負担にならず、行動中も邪魔になりません。
栄養バランスが優れている

1箱で約400kcalを摂取でき、糖質・脂質・タンパク質をバランスよく含有。さらに11種類のビタミンと6種類のミネラルを配合しているため、山で不足しやすい栄養素をまとめて摂れます。特にビタミンB群は糖質を効率よくエネルギーに変える働きがあり、登山中の疲労軽減に役立ちます。
調理不要でいつでも食べられる

火や水を使わず、袋を開ければすぐに食べられるため、強風や雨などでバーナーが使いにくい状況でも安心です。寒い山頂で「湯を沸かす余裕がない」時や、行動中にサッと口に入れたい場面でも便利です。
気温や天候に左右されない保存性
常温保存でき、直射日光を避ければ暑さにも寒さにも比較的強いのが特徴。標高差による温度変化や湿度の影響を受けにくく、ロングトレイルや海外登山の行動食としても重宝します。
フレーバーの選択肢が豊富

定番のチョコレートやフルーツ、甘さ控えめのチーズやメープルまで、好みに合わせて選べます。味のバリエーションがあると、長期縦走や連日の山行でも飽きにくくなります。
登山でのカロリーメイト活用シーン

カロリーメイトは軽量・高カロリー・栄養バランスの3拍子がそろった万能行動食。以下では、その魅力を5つのポイントに分けて紹介します。
小休止でのクイック補給

稜線歩きや長い登りの途中、5分程度の休憩で1〜2本食べると素早くエネルギー補給できます。糖質で即効性、脂質で持続性を確保できるのがポイント。
朝食や行動前のエネルギー補充
早朝出発でバーナーを使う余裕がないとき、カロリーメイトは開けてすぐ食べられるため、スタート前のエネルギーチャージに最適です。
非常食としての常備

賞味期限は製造から約1年。ザックの奥や車の中に予備として忍ばせておくと、急な行動時間延長や天候悪化時にも安心です。
登山におすすめのカロリーメイト味ランキング

カロリーメイトには複数のフレーバーがありますが、登山では気温や体調、行動時間によって食べやすさが変わります。
以下では、山での行動食として特に人気のある味をランキング形式でご紹介します。どの味も栄養価は同じなので、好みやシーンに合わせて選ぶのがポイントです。
順位 | フレーバー | 特徴 |
---|---|---|
1位 | チョコレート | 疲労時でも食べやすく、糖質補給に最適 |
2位 | フルーツ | さっぱりとした後味で夏場や高温時向け |
3位 | メープル | 香ばしい甘さで登山後半でも飽きにくい |
4位 | チーズ | 塩気があり汗をかいた後に食べやすい |
登山中は甘さが欲しくなる場面と、塩気が欲しくなる場面の両方があります。
可能であれば2種類以上を持っていくと、気分や体調に合わせて食べ分けられ、最後まで美味しくエネルギー補給ができます。
登山にカロリーメイトはおすすめ?口コミ評判まとめ

登山での行動食は、軽量で栄養バランスが良く、すぐに食べられるものが理想です。そんな条件を満たす代表格がカロリーメイト。
日帰り登山から縦走まで幅広く使えるため、多くの登山者に選ばれています。ここでは、実際に登山でカロリーメイトを使った人たちの口コミ・評判をご紹介します。
日帰り登山でチョコレート味を持って行きました。とにかく軽いし、パッケージが丈夫で潰れないので、ザックの隙間にポンと入れられます。休憩中にすぐ食べられるので、行動食としてかなり優秀です。
標高差のある山で疲れがピークに達したとき、チーズ味を食べたら塩分も摂れて元気が復活。糖質とタンパク質が一度に摂れるのがありがたいですね。
真冬の雪山でも、真夏のアルプスでも、固さや味が変わらないのが魅力。他のチョコバーは暑いと溶けますが、カロリーメイトはそんな心配なし。
行動食だけでなく、もし行動が長引いた時の非常食としても持参。4本入りで400kcal前後あるので、一本食べればしばらく持ちます。
長期縦走ではフルーツ・メープル・チョコレートをローテーション。味の変化があるので、毎日食べても飽きません。
口コミからも分かるように、カロリーメイトは登山中のエネルギー補給だけでなく、非常食としての安心感も備えています。
軽量で持ち運びやすく、栄養バランスも優れているため、初心者から上級者まで幅広くおすすめできるアイテムです。登山用の行動食や防災用ストックとして、ぜひ一度試してみてください。
まとめ|カロリーメイトは登山の万能行動食

カロリーメイトは「軽い・栄養バランスが良い・いつでも食べられる」という3拍子が揃った、登山者の頼れる味方です。日帰りハイクから縦走登山まで、行動時間やルートに応じて持ち数を調整すれば、エネルギー切れを防ぎ、安全で快適な山行をサポートしてくれます。
次の登山では、ぜひカロリーメイトをザックに忍ばせて出かけてみてください。