登山中、天気の急変や災害の情報をいち早くキャッチしたいとき、電波の届かないスマホより頼りになるのが「ラジオ」。特にAM/FMが受信できる軽量な携帯ラジオは、ソロ登山や縦走時の安心アイテムとして1台あると心強い存在です。
ここでは、登山者の視点で選んだおすすめラジオを5機種ご紹介します!
画像 | モデル名 | 重量 | 特徴・おすすめポイント | サイズ | 電源 | 防災用途 | 商品ページ |
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![]() | ソニー SRF-R356 | 約80g | 名刺サイズの超軽量モデル。高感度でザックに忍ばせやすい | 約5.5×1.4×9.4 cm | 単4形乾電池×1 | ○(携帯性◎) | Amazonで見る / 楽天でみる |
![]() | ソニー ICF-P26 | 約180g | 縦置きできるベーシックモデル。操作もシンプルで扱いやすい | 約7×3.8×11.9cm | 単3形乾電池×2 | ○(操作簡単) | Amazonで見る / 楽天でみる |
![]() | ソニー ICF-R354M | 約72g | “山専”と呼ばれる名機。名刺サイズに高機能を詰め込んだ登山向けの定番 | 約58.3×91.7×15.1mm | 単4形乾電池×1 | ◎(信頼性◎) | Amazonで見る / 楽天でみる |
![]() | パナソニック RF-P55-S | 約111g | 大きめダイヤルで操作しやすく、夜間でも使いやすい安心設計 | 約7×3×12cm | 単3形乾電池×2 | ○(夜間◎) | Amazonで見る / 楽天でみる |
![]() | ELPA ER-P80F | 約72g | コスパ重視の長寿命モデル。防災ラジオとしても活躍 | 約23×60×99mm | 単3形乾電池×2 | ◎(長寿命) | Amazonで見る / 楽天でみる |
登山用ラジオの選び方!軽量性・感度・電源の持ちをチェック

登山に持っていくラジオを選ぶ際は、「軽さ・受信感度・電源の持ち」の3点がとくに重要です。荷物を極力減らしたい登山では、100g前後の軽量モデルがおすすめ。ザックのサイドポケットにも入るような小型タイプなら、行動中も邪魔になりません。
また、山では電波状況が不安定になりやすいため、AM/FM両対応かつ受信感度の高いモデルを選ぶと安心。とくにソニーやパナソニックの山向けモデルは、感度に定評があります。
さらに忘れてはいけないのが「電源の持ち」です。電池式で20時間以上使えるものや、省電力設計のモデルなら、1泊2日の登山でも安心。なかには防災用としても活用できる長寿命モデルもあるので、万が一の備えとしても心強い存在になります。
使いやすさやボタン配置も含めて、手袋をしたままでも操作できるかどうかも意識して選ぶと、山での快適度がぐんと上がります。
登山ラジオならソニーがおすすめ!信頼性・感度・操作性抜群で山でも聞けるラジオ

登山中に使うラジオとして一番おすすめなのは、やはりソニー製のラジオです。
理由はシンプルで、「受信感度」「電池持ち」「操作性」すべてが高水準で安定しているから。特に山岳エリアでは電波が不安定になりがちですが、ソニーのモデルは山間部でもAM/FMをしっかりキャッチできる高感度設計のものが多く、心強い相棒になります。
たとえば「ICF-R354M」や「ICF-P26」などは軽量コンパクトで、ジョグレバーやプリセット選局などの直感的な操作が可能。さらに、「山エリアコール機能」や「ワイドFM対応」など、登山者に嬉しい機能がしっかり備わっているのもポイントです。
信頼の国内メーカーなので耐久性も問題なし。「非常時にも頼れる1台が欲しい」という人にもぴったりなラジオが揃っています。
【ソニー SRF-R356】名刺サイズの名品は登山でも頼れるラジオ

「山で情報はラジオに頼る。でも荷物は軽くしたい」——そんな登山者の悩みに応えてくれるのが、ソニーのSRF-R356。名刺サイズ&乾電池込みでわずか約80gという軽量ボディに、FM/AM/ワイドFM対応、そして最長100時間の連続使用というスタミナ性能を詰め込んだ1台です。
特徴的なのは、本体に巻き取り式の片耳イヤホンを内蔵している点。使わないときはスッキリ収納できるので、ザックの中でコードが絡まる心配もナシ。ポケットに入れたままでも邪魔にならない薄型設計で、ジョグレバーによる直感操作もスムーズです。
上部には都道府県選択式の選局ボタンを配置しており、地域の放送局を簡単にプリセット可能。電波が届きにくい山の中でも感度が安定していて、非常時の情報源としても安心感があります。
シンプルさの中に機能性が光る。ラジオを“道具”として選ぶ人にこそ試してほしい、登山向けの隠れた名品です。
【ソニー ICF-P26】軽量&縦置き型。山でも頼れるシンプルラジオ

「情報はシンプルに受け取る。でも聞き取りやすさには妥協しない」——そんな登山者にこそマッチするのが、ソニーのハンディーポータブルラジオ ICF-P26。
FM/AM/ワイドFMの3バンドに対応し、赤い同調ランプでベストなチューニングを視覚的にサポート。分かりやすいアナログ式ダイヤルで操作できるので、寒い中グローブをしたままでも扱いやすいのが嬉しいポイントです。
約180gと軽量ながら、5.7cmスピーカー搭載で音がしっかり聞き取れるのも特長。縦置きタイプなのでテーブルに立てたままでも倒れにくく、テント内や休憩中に情報収集したいときにも安定感があります。
乾電池(単3×2本)式で、電池が手に入りやすいのも山旅には重要な要素。イヤホン端子もあるので、深夜のテント内でも静かに聞くことができます。無駄をそぎ落としながら、必要な機能を確実に備えた1台。「とりあえず持っておく」ではなく、「ちゃんと使える」ラジオとしておすすめです。
【ソニー ICF-R354M】“山専”ラジオの真骨頂。名刺サイズに詰め込んだ安心感

「登山中でもラジオをしっかり受信したい」「けど、荷物は増やしたくない」——そんな悩みを解決してくれるのが、ソニーのPLLシンセサイザーラジオ ICF-R354M。
わずか約70gという軽さながら、日本百名山に対応した“山エリアコール”機能を搭載。登る山名から放送局を選べるユニークな仕様は、AMラジオが頼りになる山域でとくにありがたい存在です。
電源は単4電池1本。最大72時間の連続使用が可能で、山中でも安心して使えるスタミナ設計。選局はジョグレバー式で直感的、夜間や早朝でも使いやすいバックライト表示つき。暗がりのテント内でも操作に迷いません。
片耳巻取りイヤホンが内蔵されているため、コードが絡まらず、収納もスマート。ノイズカット機能やアラーム、タイマー付きと、多機能ながら操作性はシンプル。ソロ縦走や山小屋泊の頼れる情報ツールとして、安心感をもたらしてくれます。
【パナソニック RF-P55-S】夜も安心、直感操作の“らくらく”ラジオ

「軽さも大事。でも見やすさ、使いやすさも妥協したくない」——そんな登山者のリアルなニーズに寄り添ってくれるのが、パナソニック RF-P55-Sです。
このラジオの特徴は、アナログ感覚で直感的に操作できる“らくらくチューニング”機能。AFC(自動周波数制御)によって、少しズレたチューニングでも自動でベストな放送にピタッと合う、初心者にも扱いやすい設計が光ります。
見やすい蛍光色ポインターと光るダイヤルパネルは、夜明け前のテント内やヘッドライトをつけたくないシーンでも活躍。ワイドFM対応で、山間部でも雑音の少ないクリアな音質が得られることも多く、情報収集におけるストレスがぐっと減ります。
約160gと軽量ながら、安心の国内メーカー品質と高い受信安定性。乾電池で駆動し、すぐに使えるエボルタ電池も付属。ストラップ付きで持ち運びやすく、装備にさりげなく馴染む実用性重視の1台です。
【ELPA ER-P80F】コスパで選ぶならこれ!登山&防災にも頼れる長寿命ラジオ

「とにかく軽くて、長く使えて、安いラジオが欲しい」——そんな声にしっかり応えてくれるのが、ELPA(エルパ)のER-P80F。
わずか72gという軽量ボディに、最大400時間もの連続使用を可能にした驚異的なスタミナ性能を備えた1台。イヤホン使用時はAMで約400時間・FMで約280時間という長寿命っぷりで、乾電池2本だけで何日もの山旅や災害時にも耐えてくれる、まさに“省エネ番長”。
アナログチューニング×同調ランプ搭載で選局もスムーズ。受信エリアでの微調整も、赤いランプが教えてくれるので迷いません。FM/AM対応に加え、シンプルな3.5mmイヤホンジャック・防滴仕様と、必要十分な機能がしっかり揃っています。
安価ながら登山・防災ラジオに欲しい「軽量・長寿命・信頼性」の三拍子が揃ったバランスのよさ。“コスパで選ぶならこれ一択”という人も多い、隠れたロングセラーモデルです。
登山にラジオは必要?登山でラジオがおすすめな理由は?

「登山にラジオって必要?」と思う方もいるかもしれませんが、実はラジオは軽くて頼れる“縁の下の力持ち”的存在。天気が変わりやすい山の中では、リアルタイムで気象情報や緊急放送を受信できる手段として、スマホ圏外でも役立ちます。
特にAM・ワイドFM対応の携帯ラジオなら、山の中継局の放送を拾えることも多く、悪天候や遭難リスクが高まる前に情報をキャッチできるのがポイント。また、イヤホンやスピーカーで音を出しておけば熊よけの効果も期待できるため、登山初心者にもおすすめです。
登山中のラジオは、ただの“暇つぶし”以上に、安全を守る重要なアイテム。電池式の軽量モデルをザックのポケットに入れておくだけで、安心感がぐっと増します。
登山中にラジオが活躍するシーンとは?避難小屋・テント泊・緊急時に

ラジオが役立つシーンは意外と多くあります。スマホが圏外になることも多い山の中では、アナログな情報源であるラジオの存在が、思わぬ安心感をもたらしてくれます。
● 避難小屋での夜の過ごし方に
風や雨の音が響く避難小屋の夜は、思っている以上に静か。そんなとき、小さな音量でラジオを流すだけで、不思議と心が落ち着きます。音楽やトーク番組は、孤独感や不安を和らげてくれる“山の癒し”にも。
● テント泊中の“ながら情報収集”に
天気の急変が怖い登山。最新の天気予報を聞けるラジオがあれば、次の日の行動判断にも役立ちます。ニュースもチェックできるので、山の中にいても社会とのつながりを感じられるのもメリット。
● 緊急時の情報源として
登山中にスマホの電波が届かない・バッテリー切れといったトラブルはよくある話。そんなとき、電池式のポータブルラジオが1台あれば、地震・災害・気象警報などの情報を得られる貴重な手段になります。防災面でも活躍するアイテムとして、ザックに1つ忍ばせておくのがおすすめです。
登山の熊対策にラジオは有効?
![[ZAFIELD] 熊鈴 消音機能付き 熊よけ鈴](https://hiker-h.com/wp-content/uploads/2025/07/ZAFIELD-熊鈴-消音機能付き-熊よけ鈴-274x300.jpg)
人の声や人工的な音を出し続けることは、熊に「人間がいる」と知らせる有効な手段のひとつ。ラジオをザックの外ポケットに入れて小さめの音量で流しておけば、静かな登山道でも音による存在アピールができます。
熊は薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)と呼ばれる行動パターンを持つ動物で、特に朝夕の薄暗い時間帯や、人の少ない山域では、熊鈴とラジオの併用でリスクを減らすことができるかもしれません。
もちろん、音を出すだけで安心せず、熊の生息域や出没情報も事前にチェックするのが鉄則です。
防災にも使える!登山ラジオは非常時にも頼れるギア
登山ラジオは、山だけでなく防災アイテムとしても非常に優秀です。停電や通信障害が起きたときでも、電池式や手回し式のラジオなら最新の気象情報や避難情報を受信できるため、安心感が大きく違います。
特にソニーのICF-R354Mのような高感度・軽量モデルは、非常持ち出し袋に常備しておくのにもぴったり。名刺サイズのコンパクト設計ながら、AM/FMの受信性能が高く、ボタン配置も直感的で使いやすいのが特長です。
登山中の「もしも」はもちろん、自宅の防災対策としても“持っていて損なし”の一台です。
登山中のラジオの音量、ちょっとうるさいかも?熊対策と登山マナーのバランス

音で熊対策をする一方で、周囲への配慮も大切です。山は静けさを楽しむ場所でもあるため、ラジオの音が大きすぎると他の登山者の迷惑になることも。
おすすめは、自分の周囲数mにだけ聞こえる程度の音量で流すこと。熊は視覚よりも嗅覚や聴覚が非常に発達しており、遠くの小さな音でもしっかり感知できます。そのため、ラジオの音量は自分の周囲1〜2mに届くくらいの控えめな音でも効果は十分。加えて、熊鈴や話し声と組み合わせれば、さらに安心です。
人の少ない朝夕などは大きめの音量でも大丈夫ですが、登山者が多い時間帯にはいったん音を絞るなど、状況に応じた調整が◎。自然も安全も、ちょっとの気遣いでうまく両立できます。
まとめ:静かな山でも、ラジオがあれば心強い

登山に携帯ラジオを持っていくことで、気象情報や緊急放送をチェックできるだけでなく、熊よけやちょっとした気分転換にもつながります。
今回ご紹介した5機種は、どれも登山にぴったりな軽量・コンパクト設計。電波の届きにくい場所でもしっかり活躍してくれるモデルばかりです。
万が一のときに備えて、そして静かな山時間をより安心して楽しむためにも、ラジオは一つ持っておいて損はありません。
登山ラジオ関連のよくある質問(FAQ)
登山用ラジオに関して、初心者の方からベテラン登山者まで、多くの方が疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。
スマホとどう使い分けるのか?どんなモデルを選べばいいのか?など、購入前にチェックしておきたいポイントを解説します。
Q1. 登山にスマホがあればラジオはいらないのでは?
A. 山ではスマホの電波が届かないエリアが多く、緊急時の情報収集や天気の確認ができない場合もあります。
また、スマホのバッテリー節約にもつながるため、ラジオは「保険」としても非常に有効です。
Q2. 登山用ラジオにおすすめの電源タイプは?
A. 一般的には「乾電池式」がおすすめです。モバイルバッテリーに頼らず、電池を交換するだけで使い続けられるのが登山向き。
※予備の単3・単4電池を携帯しておくとさらに安心です。
Q3. 登山中でもラジオはちゃんと受信できるの?
A. 場所によりますが、標高の高い開けた場所や稜線では受信しやすい傾向にあります。
逆に谷間や樹林帯では受信しにくいこともあるので、高感度モデルやアンテナ付きラジオが役立ちます。
Q4. 防水・防塵性能は必要ですか?
A. 必須ではありませんが、突然の雨や結露などを考えると、防滴仕様や簡易防水カバーがあると安心です。
ラジオ専用の防水ケースに入れておくのもひとつの手です。
Q5. 登山と防災、両方で使えるラジオはありますか?
A. はい。例えば【ELPA ER-P80F】のように、長寿命&高感度で、登山と防災どちらでも活躍するモデルもあります。
コンパクトで電池長持ちタイプを選ぶと汎用性が高くおすすめです。
Q6. AMとFM、どちらが登山に向いていますか?
A. 一般的にはAMの方が遠距離まで届くため、山中ではAM放送の方が受信できる可能性が高いです。
ただし、FMでも地元の天気情報を細かく伝えている局も多いので、AM/FM両対応のラジオがベストです。
画像 | モデル名 | 重量 | 特徴・おすすめポイント | サイズ | 電源 | 防災用途 | 商品ページ |
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![]() | ソニー SRF-R356 | 約80g | 名刺サイズの超軽量モデル。高感度でザックに忍ばせやすい | 約5.5×1.4×9.4 cm | 単4形乾電池×1 | ○(携帯性◎) | Amazonで見る / 楽天でみる |
![]() | ソニー ICF-P26 | 約180g | 縦置きできるベーシックモデル。操作もシンプルで扱いやすい | 約7×3.8×11.9cm | 単3形乾電池×2 | ○(操作簡単) | Amazonで見る / 楽天でみる |
![]() | ソニー ICF-R354M | 約72g | “山専”と呼ばれる名機。名刺サイズに高機能を詰め込んだ登山向けの定番 | 約58.3×91.7×15.1mm | 単4形乾電池×1 | ◎(信頼性◎) | Amazonで見る / 楽天でみる |
![]() | パナソニック RF-P55-S | 約111g | 大きめダイヤルで操作しやすく、夜間でも使いやすい安心設計 | 約7×3×12cm | 単3形乾電池×2 | ○(夜間◎) | Amazonで見る / 楽天でみる |
![]() | ELPA ER-P80F | 約72g | コスパ重視の長寿命モデル。防災ラジオとしても活躍 | 約23×60×99mm | 単3形乾電池×2 | ◎(長寿命) | Amazonで見る / 楽天でみる |