登山中、天気の急変や災害の情報をいち早くキャッチしたいとき、電波の届かないスマホより頼りになるのが「ラジオ」。特にAM/FMが受信できる軽量な携帯ラジオは、ソロ登山や縦走時の安心アイテムとして1台あると心強い存在です。
ここでは、登山者の視点で選んだおすすめラジオを5機種ご紹介します!
登山ラジオならソニーがおすすめ!信頼性・感度・操作性で選ぶなら間違いなし

登山中に使うラジオとして一番おすすめなのは、やはりソニー製のラジオです。
理由はシンプルで、「受信感度」「電池持ち」「操作性」すべてが高水準で安定しているから。特に山岳エリアでは電波が不安定になりがちですが、ソニーのモデルは山間部でもAM/FMをしっかりキャッチできる高感度設計のものが多く、心強い相棒になります。
たとえば「ICF-R354M」や「ICF-P26」などは軽量コンパクトで、ジョグレバーやプリセット選局などの直感的な操作が可能。さらに、「山エリアコール機能」や「ワイドFM対応」など、登山者に嬉しい機能がしっかり備わっているのもポイントです。
信頼の国内メーカーなので耐久性も問題なし。「非常時にも頼れる1台が欲しい」という人にもぴったりなラジオが揃っています。
【ソニー SRF-R356】名刺サイズの名品は登山でも頼れるラジオ

「山で情報はラジオに頼る。でも荷物は軽くしたい」——そんな登山者の悩みに応えてくれるのが、ソニーのSRF-R356。名刺サイズ&乾電池込みでわずか約80gという軽量ボディに、FM/AM/ワイドFM対応、そして最長100時間の連続使用というスタミナ性能を詰め込んだ1台です。
特徴的なのは、本体に巻き取り式の片耳イヤホンを内蔵している点。使わないときはスッキリ収納できるので、ザックの中でコードが絡まる心配もナシ。ポケットに入れたままでも邪魔にならない薄型設計で、ジョグレバーによる直感操作もスムーズです。
上部には都道府県選択式の選局ボタンを配置しており、地域の放送局を簡単にプリセット可能。電波が届きにくい山の中でも感度が安定していて、非常時の情報源としても安心感があります。
シンプルさの中に機能性が光る。ラジオを“道具”として選ぶ人にこそ試してほしい、登山向けの隠れた名品です。
【ソニー ICF-P26】軽量&縦置き型。山でも頼れるシンプルラジオ

「情報はシンプルに受け取る。でも聞き取りやすさには妥協しない」——そんな登山者にこそマッチするのが、ソニーのハンディーポータブルラジオ ICF-P26。
FM/AM/ワイドFMの3バンドに対応し、赤い同調ランプでベストなチューニングを視覚的にサポート。分かりやすいアナログ式ダイヤルで操作できるので、寒い中グローブをしたままでも扱いやすいのが嬉しいポイントです。
約180gと軽量ながら、5.7cmスピーカー搭載で音がしっかり聞き取れるのも特長。縦置きタイプなのでテーブルに立てたままでも倒れにくく、テント内や休憩中に情報収集したいときにも安定感があります。
乾電池(単3×2本)式で、電池が手に入りやすいのも山旅には重要な要素。イヤホン端子もあるので、深夜のテント内でも静かに聞くことができます。無駄をそぎ落としながら、必要な機能を確実に備えた1台。「とりあえず持っておく」ではなく、「ちゃんと使える」ラジオとしておすすめです。
【ソニー ICF-R354M】“山専”ラジオの真骨頂。名刺サイズに詰め込んだ安心感

「登山中でもラジオをしっかり受信したい」「けど、荷物は増やしたくない」——そんな悩みを解決してくれるのが、ソニーのPLLシンセサイザーラジオ ICF-R354M。
わずか約70gという軽さながら、日本百名山に対応した“山エリアコール”機能を搭載。登る山名から放送局を選べるユニークな仕様は、AMラジオが頼りになる山域でとくにありがたい存在です。
電源は単4電池1本。最大72時間の連続使用が可能で、山中でも安心して使えるスタミナ設計。選局はジョグレバー式で直感的、夜間や早朝でも使いやすいバックライト表示つき。暗がりのテント内でも操作に迷いません。
片耳巻取りイヤホンが内蔵されているため、コードが絡まらず、収納もスマート。ノイズカット機能やアラーム、タイマー付きと、多機能ながら操作性はシンプル。ソロ縦走や山小屋泊の頼れる情報ツールとして、安心感をもたらしてくれます。
【パナソニック RF-P55-S】夜も安心、直感操作の“らくらく”ラジオ

「軽さも大事。でも見やすさ、使いやすさも妥協したくない」——そんな登山者のリアルなニーズに寄り添ってくれるのが、パナソニック RF-P55-Sです。
このラジオの特徴は、アナログ感覚で直感的に操作できる“らくらくチューニング”機能。AFC(自動周波数制御)によって、少しズレたチューニングでも自動でベストな放送にピタッと合う、初心者にも扱いやすい設計が光ります。
見やすい蛍光色ポインターと光るダイヤルパネルは、夜明け前のテント内やヘッドライトをつけたくないシーンでも活躍。ワイドFM対応で、山間部でも雑音の少ないクリアな音質が得られることも多く、情報収集におけるストレスがぐっと減ります。
約160gと軽量ながら、安心の国内メーカー品質と高い受信安定性。乾電池で駆動し、すぐに使えるエボルタ電池も付属。ストラップ付きで持ち運びやすく、装備にさりげなく馴染む実用性重視の1台です。
【ELPA ER-P80F】コスパで選ぶならこれ!登山&防災にも頼れる長寿命ラジオ

「とにかく軽くて、長く使えて、安いラジオが欲しい」——そんな声にしっかり応えてくれるのが、ELPA(エルパ)のER-P80F。
わずか72gという軽量ボディに、最大400時間もの連続使用を可能にした驚異的なスタミナ性能を備えた1台。イヤホン使用時はAMで約400時間・FMで約280時間という長寿命っぷりで、乾電池2本だけで何日もの山旅や災害時にも耐えてくれる、まさに“省エネ番長”。
アナログチューニング×同調ランプ搭載で選局もスムーズ。受信エリアでの微調整も、赤いランプが教えてくれるので迷いません。FM/AM対応に加え、シンプルな3.5mmイヤホンジャック・防滴仕様と、必要十分な機能がしっかり揃っています。
安価ながら登山・防災ラジオに欲しい「軽量・長寿命・信頼性」の三拍子が揃ったバランスのよさ。“コスパで選ぶならこれ一択”という人も多い、隠れたロングセラーモデルです。
登山でラジオがおすすめな理由は?
「登山にラジオって必要?」と思う方もいるかもしれませんが、実はラジオは軽くて頼れる“縁の下の力持ち”的存在。天気が変わりやすい山の中では、リアルタイムで気象情報や緊急放送を受信できる手段として、スマホ圏外でも役立ちます。
特にAM・ワイドFM対応の携帯ラジオなら、山の中継局の放送を拾えることも多く、悪天候や遭難リスクが高まる前に情報をキャッチできるのがポイント。また、イヤホンやスピーカーで音を出しておけば熊よけの効果も期待できるため、登山初心者にもおすすめです。
登山中のラジオは、ただの“暇つぶし”以上に、安全を守る重要なアイテム。電池式の軽量モデルをザックのポケットに入れておくだけで、安心感がぐっと増します。
まとめ:静かな山でも、ラジオがあれば心強い

登山に携帯ラジオを持っていくことで、気象情報や緊急放送をチェックできるだけでなく、熊よけやちょっとした気分転換にもつながります。
今回ご紹介した5機種は、どれも登山にぴったりな軽量・コンパクト設計。電波の届きにくい場所でもしっかり活躍してくれるモデルばかりです。
万が一のときに備えて、そして静かな山時間をより安心して楽しむためにも、ラジオは一つ持っておいて損はありません。