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深田久弥の本『日本百名山』は登山好きにおすすめの一冊【山に登れない日に読むべき名著】

深田久弥の本『日本百名山』は登山好きにおすすめの一冊【山に登れない日に読むべき名著】

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登山といえば、靴・ザック・地図……でも、山をもっと深く楽しむなら「本」も装備に入れてほしい。

今回紹介するのは、深田久弥の名著『日本百名山(新潮文庫)』。

北は北海道・利尻岳から南は屋久島・宮之浦岳まで――100座の名峰を、作家ならではの感性と文章で綴った、まさに「山を読む」ための一冊です。

▶︎ 日本百名山の詳細はこちら

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HiKER H

どうもこんにちは!このブログではUL寄りなハイカーが山で実際に使っている道具をご紹介!ギア選びの参考になれば嬉しいです!

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日本百名山とは?──“山の品格”を見極めた名著の核心

日本百名山とは?──“山の品格”を見極めた名著の核心
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『日本百名山』とは、作家・登山家である深田久弥が、全国の山々を自らの足で歩き、その中から「品格・歴史・個性」を兼ね備えた100座を選び抜き、1959年から執筆、1964年に発表した名著です。

北海道の利尻岳から九州・屋久島の宮之浦岳まで、北から南まで日本列島を縦断するように構成された百の山々は、それぞれに自然の美しさだけでなく、文化・伝承・地質的個性を持つ存在として描かれています。

単なるランキングやガイドではなく、「人格ならぬ“山格”」をもって選ばれた名峰たちは、今なお多くの登山者にとって目標であり、憧れの存在です。

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『日本百名山』の著者は深田久弥

『日本百名山』の著者は深田久弥

深田久弥(ふかだ きゅうや)は1903年、石川県に生まれた作家・登山家です。

東京帝国大学で哲学を学ぶ傍ら、文芸雑誌「新思潮」や「文学界」で文学活動に励み、やがて小説家・随筆家として活躍しました。しかし戦後は小説から距離を置き、次第に山岳紀行へと傾倒していきます。

彼が山に注いだ情熱と、言葉を通して山の魅力を語る筆致は、多くの登山者に影響を与えました。代表作である『日本百名山』は、単なる山のガイドではなく、“山の人格”を見抜いた深田ならではの視点で綴られた一冊。

読めば読むほど、山への敬意と愛情が感じられる名著です。

▶︎ 日本百名山の詳細はこちら

百名山の選定基準とその背景──なぜこの山が選ばれたのか?

『日本百名山』の選定において、著者・深田久弥は明確に数値的な基準やランキングではなく、「品格」「歴史」「個性」という3つの要素を重視しました。

  • 品格:山としての風格・存在感。登った人の心に何かを残すような「気高さ」や「荘厳さ」。
  • 歴史:文学や伝承に登場するなど、日本人の精神文化と深く関わっているか。
  • 個性:形や地質、植生、周囲の風景などが他と明確に異なるかどうか。

つまり、「高ければ良い」「有名だから」という単純なものではなく、山そのものが語りかけてくるような魅力を持っているかどうかがポイントでした。

深田自身は「選んだというより、選ばされた」とも述べており、あくまで個人的な価値観に基づいた選定であることを認めています。それゆえに、読者によって「なぜあの山が入っていないのか?」という議論も多く、登山界における対話のきっかけにもなっています。

この選定が現在に至るまで語り継がれ、多くの登山者が「自分なりの百名山」を思い描くようになった背景でもあります。

本の内容をざっくり紹介!──読めば“登山脳”にスイッチが入る一冊

本の内容をざっくり紹介!──読めば“登山脳”にスイッチが入る一冊

文庫版『日本百名山』は、全体で100の山々を地域ごとに分類して紹介しており、読みやすさと登山への想像力をかき立てる魅力が詰まった構成になっています。

各山ごとの記述は2〜3ページ程度で、エッセイ風にまとめられているため、通勤時間や休憩中にもサクッと読める手軽さがあります。しかしその中に、山の姿、歴史、地元の文化や情景、そして深田久弥自身の体験が凝縮されており、どのページを開いてもただのガイドブックにはない「語りかけ」が感じられます。

文庫版『日本百名山』は、以下のような構成になっています。

内容詳細
収録数日本各地の山 100座(地域ごとに分類)
1山ごとの記述約2〜3ページで読み切りやすいエッセイ風
地図簡易ながら特徴が分かる登山ルート図付き
写真山の威厳を伝えるモノクロ写真

簡易ながら登山ルートが載った地図や、威厳を感じさせるモノクロ写真も掲載されており、視覚的な補助も抜群。山名を知っているだけだった場所が、たちまち「行ってみたい山」へと変わります。

本を読み進めるうちに、自然と山旅の計画が頭に浮かび始め、読書がそのまま次の登山のモチベーションにつながる――。そんな一冊です。

日本百名山の本はこんなときに読みたい!

日本百名山の本はこんなときに読みたい!

登山前のモチベーションアップに
次にどの山へ行こうかと地図を眺めているとき、この本を開けば妄想が一気に現実味を帯びます。文章の中には、山の成り立ちや自然の表情だけでなく、登山者としての心構えや楽しみ方のヒントも詰まっているので、ただのガイドブックとは一線を画します。「あ、この山いいな」「次の休みに行けそうかも」――ページをめくるたびにワクワクが高まります。

登った後の“答え合わせ”に
登山を終えたあとの読書タイムにも、この本は大活躍。自分が登った山の項を読めば、「あの岩稜、やっぱり印象的だったんだな」「この言葉、あの景色にぴったりだ」と、深田久弥の視点を通して自分の山行を再体験できます。まるで旅の振り返りを、達人のガイドと一緒にしているような感覚です。

山に行けない日の“心の山行”に
天気が悪かったり、忙しかったり、体調がイマイチだったり。そんな“山欠”の日でも、この一冊があれば大丈夫。読みながら自然と深呼吸したくなるような描写、そこに吹いている風まで感じられるような文章に浸れば、ソファの上でも「心だけは登っている」気分になれます。1座だけを丁寧に読む――そんな楽しみ方ができるのも、エッセイ風の本書ならではの贅沢です。

『日本百名山』の本が初心者にもおすすめな理由

『日本百名山』は、登山初心者にこそ読んでほしい一冊です。なぜなら、この本は単なる登山ガイドではなく、山を見る目、山と向き合う姿勢を教えてくれる本だからです。

たとえば、標高や難易度だけにとらわれがちな最初の山選び。でもこの本を読むと、「この山は文学に多く登場する」「この山は独立峰としての威厳がある」といった、“山格”とも言える価値観が自然と身についていきます。
それによって、山を「登るための対象」ではなく、「感じるもの、味わうもの」として見るようになるのです。

  • 有名な山だけでなく、ちょっとマイナーだけど魅力的な山が多数紹介されている
  • 登山の歴史や背景も自然に学べる
  • 文章が簡潔でわかりやすく、難しい専門用語もほぼなし

エッセイ調の文章で読みやすく、1座ずつ完結しているので、自分のペースで気軽に読めるのも初心者向き。地図やルートの概略も付いているため、「次の休みにこの山、行けるかも」とリアルな計画にもつながります。

山登りの“入り口”として、最初の1冊にぴったり。まずは読み、心の中でその山に登ってみることから始めてみてはいかがでしょうか?

読書好きにも響く「文章力」──山を描いて、人を想わせる美しい文体

読書好きにも響く「文章力」──山を描いて、人を想わせる美しい文体

『日本百名山』の魅力は、ただの山岳記ではないという点にあります。深田久弥はもともと純文学の世界で活躍した作家であり、その筆致はどこまでも繊細で、余白に情緒を感じさせる日本語に満ちています。

彼の描く山は、単に標高や形を紹介するのではなく、その山がもつ“人格”や“品格”を物語として立ち上げていくような感覚。まるで短編小説のように、1座ごとに異なるドラマがあり、読み終えたときにはまるでその山と対話したような余韻が残ります。

たとえば有名な一節、

「山は風景である以上に人格である。したがって、山にも品格というものがある」

この一文にこそ、彼の山へのリスペクト、そして読者の想像力を引き出す筆力が凝縮されています。

山を“登る対象”としてではなく、“語るに値する存在”として描く──そこに文学の香りと、人間らしいまなざしを感じることができるのです。

読書好きの方がこの本を手に取ったなら、おそらく登山に興味がなかったとしても、「山に会いたい」と思わせる力があるはずです。

まとめ|日本百名山の本は、地図には載らない「山の魅力」を教えてくれる

まとめ|日本百名山の本は、地図には載らない「山の魅力」を教えてくれる

『日本百名山』は、単なるガイドブックではありません。地図や標高、ルートといった登山に必要な情報以上に、その山がなぜ名山とされるのか、その山にしかない風格とは何かを、言葉によって感じさせてくれる稀有な一冊です。

深田久弥が実際に足で登り、目で見て、心で感じたことを丁寧に綴ったこの本は、まるでその山に向かって一歩ずつ進むような読書体験を与えてくれます。読む人の心の状態によって、あるいは登山経験の積み重ねによって、同じ一座の文章から受け取る印象が変わるのもまた、この本の奥深さ。

日本百名山はこんな人におすすめ

  • 初めて百名山に挑戦してみたい人:登る前に読むことで、その山の背景や意味を知り、旅がもっと特別なものになります。
  • 次に登る山を迷っている人:本をパラパラとめくるだけで、次に目指したくなる山に自然と出会えるかもしれません。
  • 登山をもっと深く味わいたい人:ルートや難易度だけでなく、山が持つ「人格」にふれることで、登山体験が何倍にも豊かになります。
  • 自然に癒されたい人:日常に疲れたとき、静かにこの本を開けば、心の中で深呼吸するような時間が持てます。

実体験に基づく「日本百名山のおすすめの読み方」

  • 登山の前夜に読む
     「この山にはこういう歴史があったんだ」と知ってから登ると、当日の山行にワクワク感がプラスされます。
  • 山小屋の夜に読む
     静まり返った山中の夜、ヘッドランプの灯りの中で読む『日本百名山』は格別。次の山旅への想像も広がります。
  • 電車での移動中に読む
     1座あたり約2〜3ページと短く、集中して読めるボリューム。登山口へ向かう電車の中で気軽に楽しめます。
  • Kindle版をスマホに入れておく
     紙の本がかさばるときは、デジタル版が便利。登山中や旅先でも気になる山をすぐに開けます。

この一冊が手元にあるだけで、あなたの登山がもっと味わい深く、そして意味のあるものになります。山を「登る」から「感じる」へ──その一歩をこの本と共に。

▶︎ 日本百名山の詳細はこちら

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